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※irxs nmmn作品です。 白桃 水赤 吸血鬼 年齢 変更 血液表現があります。 桃 人間 高三 白 水 吸血鬼 高二 赤 人間 高一 地雷・苦手な方の閲覧はご注意ください 「nmmn」という言葉を知らない方は調べてからの閲覧をおすすめします。 コメントでのご本人様のお名前は出さないようにお願い致します
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吸われた箇所を手で押えてながら、どう吸血鬼を殺すか考える。
授業中に考えることではないが、脳裏に浮かぶ吸血鬼のせいで授業に集中できない
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上の空で授業を聞いても出題された問題に集中出来ない。
それでも出された問題に集中しろと自分に強く言い聞かせる
授業を終えた昼休み。昼休みになって直ぐに彼奴を探しに階段を下りる
階段を下り近くの教室に除くと、探していた人物はすぐに見つかった
目が合って直ぐに座っていた席から立ち、嬉しそうに近寄ってくる
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弁当が入った袋を押し付ける。聞かれた問いに答えず、屋上へ続く階段を上る
階段を上っていくと、騒がしい声が聞こえてくる
楽しそうな困惑したような声が屋上から聞こえてくる
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食べられる前にお弁当を取り返して、先輩の隣に腰掛ける。
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自分の作った料理を誰かに、振る舞うのにはまだ抵抗がある。
そもそも吸血鬼が捕食者が用意した食事を口にすること自体が珍しい
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頭を撫でると嬉しそうに頬を緩める。 手が離れると寂しそうに手を見つめる
目は口ほどに物を言うという言葉の通り有栖先輩は乾先輩を見る目には熱が籠っていた
呆れつつ再度頭を撫でる先輩を見ていると桃色の瞳が僕を捉える。
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静かに頷く先輩。乾先輩の膝に寝転び、髪に手を伸ばす
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口元にサンドイッチを差し出す。具を零さず器用にサンドイッチを頬張る
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必死に戻さないように咀嚼して、サンドイッチを飲み込む
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有栖先輩と居る先輩を見たくない。 目を逸らし、稲荷先輩に視線を向ける
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差し出された食事戸惑ったが、せっかくならと口を開ける
開ける口が小さかったのか食べさせるのに奮闘している
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気の抜ける笑いを浮かべる先輩。食事を掬って、先輩の小さな口に突っ込む
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苦しそうな先輩の顔に背筋が、ゾクゾクと震える。
加虐心を煽る表情にそそられ、構内に入れたスプーンを喉奥に押し当てる
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態とらしい笑みを浮かべ、口内からスプーンを取り出す
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口を開く先輩に容赦なく食事とスプーンを口に入れる。
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“恋する人間の血は格別“
巷で言われているただの戯言。 本当にそれが戯言だと信じたかった
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怯えている声、震える指は助けを求め、手を伸ばす
その手に触れられるのは僕じゃない
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殺気の籠った声。冷徹な肌に触れると、怯えているのが伝わる
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嬉しそうに十字架、ニンニクを手に持って僕に向ける
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赤くなる頬、熱を持っている瞳。頬に触れると安心する
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細くしなやかな指に歯を突き立てる。 浮き出た血液を零さないように舌で舐めとる
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何度も聞いた上擦った声。彼が嘘をつく時に出す時の声。
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蕩けた瞳を見れば嘘をついていると直ぐ分かる。分かるのに彼は嘘を付き続ける
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流れる血液から芳醇な香りが広がる。 腕から滴る血液を舐めとると、濃厚な甘みが口内に広がる。
口内に広がる血液の甘さに頬が自然と緩む
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首筋に回された腕。震える体に手を添え、牙を突き立てる
“恋する人間の血液は格別“
その噂の通り彼の血液は他の吸血鬼を惹き付ける芳醇で甘美な血液
他の吸血鬼を惹き付ける血液だからこそ
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この餌を誰にも取られたくない。子供じみた独占欲が彼を縛り付ける
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