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16:45:00
客の男
客の男
客の男
客の男
豊かな自然に囲まれた露天風呂 そこに男がひとりぼっちなのであった
客の男
客の男
そろそろ妻が湯加減を尋ねにやってきそうだと男は思った。
客の男
客の男
客の男
その時、男の眼前に白い靄が立ち込めたが それが湯気であるか、霧であるか、 男には分からなかった
老人
客の男
老人
客の男
客の男
老人
客の男
客の男
老人
老人
客の男
老人
客の男
客の男
客の男
老人
老人
老人
客の男
客の男
客の男
老人
老人
老人
客の男
老人
客の男
老人
客の男
老人
客の男
老人
客の男
老人
客の男
老人
そう言って老人が指差す先には…
先客A
先客B
先客A
先客B
相棒たちはどこかへ消えた
客の男
老人
客の男
老人
客の男
老人
客の男
しばらくの沈黙があった後 老人は続けた
老人
客の男
老人
客の男
老人
客の男
客の男
老人
ザーーーッ
客の男
老人
見渡す限りの山肌は より一層険しさを増していた
客の男
老人
客の男
老人
客の男
客の男
老人
老人は闇に消えた
客の男
見えるようになった目で 看板の最後の一行を追った。
客の男
16:59:52
客の男
16:59:58
客の男
17:00:00
客の男
雨は激しく
山は険しく
世界に取り残されている
客の男