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コメント
1件
ああ、青春の一瞬を切り取ったような、いい話でしたね。夏帆と凪海、ふたりの距離感が絶妙で——特に「一緒だよ」という口癖が、エピローグの一文とリンクした瞬間にゾクッとしました。貝殻がぴったり重なる奇跡も、それ以上に、言いかけてやめた夏帆の言葉や、凪海が「逃げた」と自覚する内面の描き方が、この先の関係性を予感させて…。ラストの「また明日」が信じられなくなる感覚、すごく伝わってきました。続き、気になりますね。
⚠️百合小説となっております
苦手な方は次の作品でお会いしましょう
また同じ夏が来た
いつも通り暑い夏
いや、いつもとは違う夏
その少女は言った
『一緒だよ』
みーんみんと蝉が鳴く
正直耳障りだ
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
高校最初の夏休み
夏帆とは中学生の時から一緒の 幼なじみ
中学生の秋頃に都会からこの街 田舎に引っ越してきた子だった
近所で親同士がすぐに仲良くなり
私達はずっと仲良しだった
よく近所の人から『双子みたいだね』 と言われてきた
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
夏帆(かほ)
おばあちゃん
おばあちゃん
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
おばあちゃん
夏帆(かほ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆がラムネを開けると ぷしゅっと炭酸の音がした
夏帆(かほ)
そのまま止まらない炭酸
炭酸はだらだらと垂れ 夏帆の腕を伝っていく
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
そう言って私はハンカチを渡す
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
がたん、がたん
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
聞こえない
電車の音でよく聞こえない
ハンカチを差し出してきたので多分 『ありがとう』と言っているのだろう
電車が通り過ぎた
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
そうして私達は 海に向かって歩き始めた
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
お互いローファーを脱ぐ
ぴちゃん ひんやりしていて気持ちがいい
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
きゃー!と、夏帆がはしゃぐ
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
そう言ってまた海に視線を戻す
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
いたずらっ子のように笑う夏帆
本当に、ーー。
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
……すこし間が空いた?
凪海(なぎ)
これ以上責められると 危ない気がしたから逃げた
こんな自分が情けない
ー十数分後ー
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
凪海(なぎ)
じゃらじゃらと貝殻を出す
夏帆(かほ)
夏帆(かほ)
夏帆はひとつ私の貝殻から取り出した
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
そう言い夏帆は自分の貝殻を取り出す
凪海(なぎ)
私の貝殻と夏帆の貝殻を合わせると
ちょうどピッタリ重なった
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
夏帆(かほ)
ふたり
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
一緒だよ
口癖だ
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
夏帆(かほ)
スマホを見るともう6時40分をさしていた
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
夏帆(かほ)
凪海(なぎ)
家はすぐ近くなのに、 なんだか遠い存在に思える君
『また明日』という言葉が 信じられなくなる気がした
#オリジナルキャラクター
奇蹟あい
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