/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
長槍
なぁ、和也。
和也
何だ？
長槍
今から心霊スポット行こーぜ。
和也
は？
和也
お前馬鹿？
和也
今、夜中の1時だぞ？
和也
オカンにバレたら、面倒くさい説教の始まりだ。
長槍
コッソリ抜け出せば良いじゃん。
和也
いや、そういう問題じゃなくてな…！
長槍
よーし！決まりだ！
長槍
行くから準備しろ！
和也
お前、後で覚悟しとけよ。
和也
来たぞ。
長槍
真っ暗な道、怖かったでしょー！
和也
お前、顔面しわくちゃにすんぞ。
長槍
じゃー行こう！
和也
人の話聞けや。
車の中
和也
で？
和也
何処の心霊スポットに行くんだ？
長槍
花里山にある、超有名な心霊スポット。
和也
超有名！？
和也
それ、ヤバイやつなんじゃ…！
長槍
それは行ってみないと分かんない。
長槍
んで、話の続きだけど
長槍
花里山では昔、多くの子供達が遊びに来ていた。
長槍
でも、その子達がやっていたのはただの遊びじゃなかったんだ。
長槍
そして、その子供達は次々と原因不明の死を遂げた。
長槍
今もこの出来事は謎に包まれているんだって。
和也
原因不明って…
和也
怖すぎ…
和也
これ、ホントにやばくね…？
長槍
だから、それはまだ分からないって言ってるでしょ。
長槍
とにかく、和也は俺についてこれば良いだけ。
長槍
分かった？
和也
分かったよ…
長槍
さぁ、着いたよ。
長槍
行こう。
長槍
よし、ここら辺で良いかな…
和也
お前、何やってんの？
長槍
今日はここに泊まるよ。
和也
え………
長槍
大丈夫！
長槍
俺が一緒に寝てやるから！
和也
もう嫌だ…！
和也
誰か助けてーー！
長槍
さてと、そろそろ時間か…
長槍
おい和也、起きろ。
和也
ん…？
長槍
検証すんぞ。
和也
あー…
和也
あれね…
長槍
おう。
長槍
だから起きろ。
数分前
長槍
謎の死を遂げたその子供達の霊がまだいるらしいから、
長槍
色々と検証すんぞ。
長槍
検証の仕方は、地面をトントンと二回叩きながら
長槍
質問する。
長槍
少し経って、地面をトントンと二回叩く音が聞こえたら
長槍
はい、という返事。
長槍
トンと、一回だけの音が聞こえたらいいえ。
長槍
それで、色々と質問していく。
長槍
これだけ。
長槍
じゃあ、始めるか。
和也
貴方は、女ですか？
子供
トン。
長槍
男。
和也
貴方は大人ですか？
子供
トントン。
長槍
大人。
和也
貴方達は、何人いますか？
子供
トントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントントン！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
