俺は夢を見た
姉ちゃんと俺たちが仲良く暮らしている夢
今は離れ離れだけど
連絡も取り合って
一緒に住んで
いっぱい話して
ずっと笑って
そんな夢を見た
姉ちゃんの仕事がら
そんなことは不可能だとわかってる
叶えられないことだってわかってる
でもやっぱり
会えないのは寂しい
万次郎とエマは姉ちゃんに1回しか会っていないけど
寂しいことは分かる
でも
俺が生まれた頃からずっと世話をしてくれた
ずっと一緒にいてくれた
きっと俺の方がもっと寂しい
これを言ったらきっと姉ちゃんは
俺に謝るだろう
だから
この寂しさは
心に閉まっておこう
この夢が
現実になるまで
しかし
あんな事が言われるなど
俺はまだ知らなかった
2ヶ月後
真一郎
万次郎
エマ
場地
それは雨が降っている日
俺はブラブラと外を散歩していた
暇だったからだ
俺はバイク屋にバイクを見に行こうとしていた
バイクが好きだからだ
将来、大人になったら
絶対にバイク屋をやろうと決めていた
雨だから誰もいない
真っ直ぐ続く道を歩いていたら
電話が来た
そうそれは
俺の大好きな
姉ちゃんからだった
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