…嫌な夢を見た。
大好きな人が女の人に絡まれてて、あまりの怒りに女の人を殴り殺してしまう。最後、トラックに轢かれるところで目が覚めた。
目覚めると汗だくで、呼吸は乱れている。
彼の隣りにいてはいけない、 思い出しちゃいけない。
…きっと私は呪われてるんだ。 今日は仮病を使って休んだ。
__2005年、初夏。
らしくない、なんて笑う彼はとても上司に似ていた。私が今、一番会いたくない彼に。 でも彼は本当に春千夜らしい。 やけに若い。髪型が違うしマスクもしてるけど確かに春千夜さんだ。透き通る翡翠色の瞳が真夏の太陽に反射されてキラキラ輝いている。
なんだか走馬灯を見ているみたい。 いや、違うな。これはきっと幸せな夢だ。 ぼんやりとハッキリしない頭で春千夜の後ろを追いかけた。
連れてこられたのは小洒落たカフェ。 …それにしても私(今の体の心晴)はなんで上司とカフェなんかに…?敬語も外れてるし名前呼びだし… こんなに親密だった記憶はない。 そもそも学生のときに春千夜さんと会った記憶が無い。…会った記憶が無いだけで実は会ってたりするのかも?
デ、デ…デート…? えっ私達付き合ってるの??
そうはっきり言われてなんだか顔が熱い。 この世界線の私上司と付き合ってるの…?しかも1年記念日だと…?
ちゅ、とマスク越しだけど重なる唇、じれったいキス。じわじわ顔が熱くなっていく。 なんでこんなに胸が締め付けられるんだろう。
私が春千夜さんを好きなんてない、そう心に決めたばかりだもの。
…でも、少しくらい。
夢見たっていいよね。
…だってこれは、 幸せな夢だから。
神崎心晴 これはただの幸せな夢。 ホントは好き。ずっと昔から大好き。 大事ななにかが欠けている。
三途春千夜 …心晴風邪か、珍し。 後で見舞い行ってやろうと思ってる。
さくしゃです!!!!!!!!!!(クソデカボイス)
更新サボりすぎ?スンマセン、心晴ちゃんの過去話の設定練ってました……ようやく完成したので執筆開始ー!!!!ほんとに遅くなりました… 待ってた子ゴメン…😭🙏🏻🙏🏻
さて、今回は闇投下。多分あと2チャプターくらい「追憶編」続きます。 みんな考察してみてちょ♡♡(考察するほどの要素はないです)
次回更新は明日か明後日。 遅くなったらそれ以降です。
閲覧ありがとー!!!
コメント
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らすくるさんの物語新鮮味があって大好きで応援してます!!((フォロー失礼します🙇♀️
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