俺が目覚めると、何も無い..いや、何が有るかすら分からない、といった方が良いだろう。ただただ真っ白な空間にいた
白兎(はくと)
ん...?ここは、、、?
零花(れいか)
あら、目覚めたのね
白兎(はくと)
あの、、此処はどこですか?
というか誰ですか?
というか誰ですか?
零花(れいか)
えっ、あー...
零花(れいか)
...ゴホン 初めまして...じゃない、
私は零花。あなたは、、、
私は零花。あなたは、、、
白兎(はくと)
あっ、えっと
零花(れいか)
工藤....はく...とさん..でしたっけ?
白兎(はくと)
!
何で俺の名前を...?
白兎(はくと)
あの、どこかで会った事ありました?
零花(れいか)
あなたではなく、
お父さんに会いました
お父さんに会いました
白兎(はくと)
俺の親父...!
白兎(はくと)
....ダ...ぃゃだ嫌だ嫌だ嫌だ!!
零花(れいか)
フフッ思い出した?
まぁ、いっぱいいるから思い出せないか♪
まぁ、いっぱいいるから思い出せないか♪
白兎(はくと)
あなたは親父の住んでいたアパートの、、、
白兎(はくと)
とな..り..のひ、と?(震
零花(れいか)
そう。1番救助しにくい場所で救助されなかったれ・い・か♡
そう、俺は...
放火犯の息子
それは10年前、俺が10歳だった頃だ
父さん
俺は...俺は...うわぁぁぁぁ!
白兎(はくと)
おとうさん!やめて!!!!
父さん
うるせー!
ゴツン!!
白兎(はくと)
あ...あ...((震
父さん
おらっ!
チリチリチリチリ、、、
バァン!ボー(←火の音
住民達
キャー!
住民達
助けてくれー!
零花(れいか)
誰かー!
白兎(はくと)
お..お父さん...
父さん
タッタッタッタッ
白兎(はくと)
うわーーーーーん!!
白兎(はくと)
俺..俺の気持ちなんて分からねぇだろ!
零花(れいか)
私もそう。
白兎(はくと)
...え?
零花(れいか)
私も、、母親に虐待されていた
零花(れいか)
お母さん!やめて!
お母さん
うるさいわね!
親の金で飯食ってるクセに文句言うんじゃない!
親の金で飯食ってるクセに文句言うんじゃない!
パチン!
零花(れいか)
...!泣
お母さん
5000円やるから出てけ!カス!
零花(れいか)
分かった...
白兎(はくと)
そんな事が....
零花(れいか)
...いいの。結局そのお金でアルバイトしておかね貯めてたから
白兎(はくと)
酷い事言ってスイマセン...
零花(れいか)
大丈夫。
白兎(はくと)
ってか、もう亡くなってるのに何で
零花(れいか)
今あなたは親父さんと住んでいる...親父さんに拘束されているでしょ?
白兎(はくと)
はい..
零花(れいか)
同じ悩みを持つ仲間だし、一緒に天国に行きましょう
白兎(はくと)
れいかさん...今までどこに?
零花(れいか)
あなたの様子を見て、どこにも行かなかったの
白兎(はくと)
...!れいがざん...!泣
零花(れいか)
ほら、手を繋いで?
白兎(はくと)
はい、、泣
零花(れいか)
さん、に、いち...
父さん
おい、ゴミ!
ガチャッ|
父さん
おい?..白兎?白兎!!