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コメント
1件
おお、第5話お疲れさま!和文の“タイムリターン”、イメージが鍵ってのがめっちゃ渋い設定だな。過去の話で出てきた女性の“朧月夜”エピソード、不気味でぞわっとしたわ。食べちゃいたいくらい可愛いって…やばい、背筋冷えた。能力の謎がじわじわ解けていく感じ、すげえ好き。続き気になる!
#現代ダンジョン
夜鐘
1,159
#BL
左腕、
244
とば。
7,535
主
105
傑
和文
軽く伸びをした和文は、 花瓶から一輪のバラを取り出した。
和文
和文の手に持たれたバラがつぼみへと『戻る』。
和文
傑
過去の状態が分からないものに関しては、 イメージが出来ないために力が発動しないのだろう。
和文
傑
和文
京子さんの『記憶』はイメージうんぬんではないのか?
聞いたら詳しく話してくれるだろうか。
京子
なんやかんやで京子さんが店から出てきた。
和文
京子
これは、 学校の授業より面白い話が聞けそうだ。
京子
俺は数秒考えたのち、 一つの答えを導き出した。
傑
京子
生きている上で経験してきたもの全てが『記憶』なのだとしたら、 それを操る力を持つ京子さんは、 逆に何が出来ないというのだろう。
京子
イメージが必要ない、 いや、違う。
『記憶』自体がイメージなんだ。
京子
そう言って、 京子さんはまた店に戻っていった。
京子さんの『記憶』について、 少し近づけた気がした。
翌日以降、 夜の神社でまた和文と出会った時のことだった。
和文
傑
和文
傑
和文
和文は静かに語り出した。
十年ほど前、 和文がまだ小学生だった頃。
些細な喧嘩で、 和文は家から飛び出し、 田んぼが広がる一本道を走り抜け、 気が付けば、山の中にいた。
和文
迷いに迷った挙句、 完全に夜になり、 満月に『霧』が被さっていた。
和文
和文はその場に座り込んでしまった。
女性
和文が前を向くと、 一人の女性が立っていた。
和文
女性
女性は和文に手招きをする。
和文
女性
和文は女性の隣で、 袖をそっと掴みついていく。
女性の背中で何か揺れているように感じるが、 『霧』に包まれていて分からなかった。
女性
和文
女性は静かに答えた。
女性
背中がぞわっとして、 女性を見上げる。
その瞬間、 和文の意識は途切れた。
和文
普通に怪談話だった。
傑
和文
女性に助けてもらったと思ったら、 時間が『戻って』いたのか。
傑
和文
傑
和文
傑
今夜は満月、 月の光が神社を強く照らしている。
さすがに、 この話を聞いてから『朧』を発生させるのは、 気が引けた。