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まぜ犬
そう言うと、ぷりちゃんの仲間の守護霊さんは、ぷりちゃんの過去を話し始めた
ぷりちゃんには、仲のいい友達がいた
あっと
ぷり
あっと
その子の名前はあっと
どっちかと言うと大人しめの性格で、クラスの端っこにいるような子だった
ぷり
あっと
ずっと2人は楽しく過ごしていた
ぷり
あっと
でも、ある日から急に…
ぷり
あっと
ぷり
ぷり
あっと
ぷり
次の日も、、その次の日も、あっとは「用事がある」と言って断った
あっと
ぷり
あっと
ぷり
日に日にあっとの顔がやつれていってるような気がしたぷりちゃんは
その日初めてあっとについて行ってみた
するとそこには…
いじめっこ
あっと
あっと
クラスの奴らに殴られ蹴られ、アザだらけで苦しんでいるあっとの姿があった
ぷり
でも、、、ぷりちゃんは動けなかった
怖かったんだ
いじめが終わったら必ずあっとに謝ろう、先生にも相談しよう
そう思っていたら…
いじめっこ
いじめっこ
あっと
いじめっこ
クラスのやつはバットを精一杯振り上げた
そしてその瞬間…ぷりちゃんは衝動的に動いていた
ゴッ
鈍い音が屋上に響き渡る
あっと
ぷり
ぷりちゃんはほぼ何も考えずにあっとを守っていた
ぷりちゃんがバットで代わりに殴られたのだ
いじめっこ
いじめっこ
いじめっこ
あっと
その後、いじめてた奴らはそれ相応の罰を受け
ぷりちゃんは、 救急車に運ばれたが間に合わず
息を引き取った──────
罪悪感にかられたあっとは完全に病んでしまい
後に自殺をしたらしい…
まぜ犬
まぜ犬
俺はそこまでの話を一通り聞き終えると
自然と涙を流していた
あき
あき
まぜ犬
まぜ犬
まぜ犬
あき
まぜ犬
あき
まぜ犬
まぜ犬
あき
その後も俺はしばらく泣いていた
ねぇ、ぷりちゃん、、
さっき、本当は助けて欲しかった
心では助けを求めてた
そう、あの時、俺は気づけなかったんだ
今になってやっと気づいた
俺は、人に助けを求めたり頼ったりする方法を…
知らないんだ
たった一言が出てこなかったんだ
ぷりちゃん、言わなかったんじゃなくて
いえなかったんだよ…
「助けて」って────────