光崎史雪人
(深夜の時間帯は獣が多いから、誰も温泉には入ってこないと思ったのに...)

飯沢乱丸
そらにまぅーーチキュウニハーーホシガ散々トォオーー!!

光崎史雪人
(物凄い音痴な上にうるさい...。幸いこちらには気付いてないからこのままたちさ..)

飯沢乱丸
おーい光崎史ぃ!なんで入ろうとしないんだよー!こっちへ来いよ!

飯沢は光崎史の方へ振り返る。彼は機嫌の良い顔をしていた
光崎史雪人
(え。この距離で?さすがだな...。でも困るな。けど断れば面倒か...)

飯沢乱丸
なんだなんだ。俺様と一緒に入りたくない口かぁ?

光崎史雪人
そういうわけでは...。それよりどうしてこの時間帯に?

飯沢乱丸
二時間前に三百人切り殺してさぁ。俺様でもちょっと疲れたから森の中で寝ようかと思ったが、生臭くて寝れなかったから温泉に入ってる

光崎史雪人
飯沢さんでも、血の匂いは好きではないんですね

飯沢乱丸
あの変態と一緒にすんな〜

光崎史雪人
(権堂さんの事かな)

飯沢乱丸
いやーしかし、温泉は良いね。気持ちが穏やかになる

光崎史雪人
(はやく上がって欲しいな...)

飯沢乱丸
お前さ。その背中気にしてるだろ?

光崎史は驚愕する
彼の背中には大きく深い火傷跡があった
飯沢乱丸
だから深夜に入ってんだろ?

光崎史雪人
(...この中で一番馬鹿と呼ばれた方に指摘された...。嫌だな...何言われるんだろう)

飯沢乱丸
その傷。カッコいいぜ

光崎史雪人
へ?

飯沢乱丸
傷はなぁ生きた勲章なんだぜ?俺の失明は戦で負けたものだが、今はすげーカッコいいと思ってる

光崎史雪人
...

飯沢乱丸
なんつーかな。例えば片足が無くても強い奴居るじゃん?それって凄いかっこよくない?権堂は俺の片目を馬鹿にすんけどよー、これがあるから悔しくて強くなろうと思ったし

光崎史雪人
(ちょっと意味が分からない...)

飯沢乱丸
お前もそうだろ?それがあるから強くなりたいんだろ

光崎史雪人
...どうでしょうか。僕は生きているだけで精一杯なんで

飯沢乱丸
うっそー。白立田ラブのくせに。実は裏でヤリまくってんだろ?

光崎史雪人
それは無いです...。僕もですが白立田さんも行為を嫌ってますし...

飯沢乱丸
ふーん

白立田は幼少期に性的虐待を受けており、それがトラウマになっていた
光崎史雪人
(白立田さんの過去は、何があっても絶対に言わない)

飯沢乱丸
あんなにキレーでも色々あんだな...まぁそれよりも光崎史。お前は火傷よりももっと気にすることがある

光崎史雪人
...なんですか?

飯沢乱丸
お前は...チビのくせにち○こがデカすぎる

光崎史雪人
...は?

飯沢乱丸
俺様は...見ての通り逞しい体つきだ。だがお前にはそれで負けてる

光崎史雪人
(...どうゆう事?)

急に飯沢が光崎史のち○こを握ろうとしたので、光崎史は慌てて回避した
光崎史雪人
え。あ、えっと。普通に不快なんでやめてください...

飯沢乱丸
お前のブツが悪い!

光崎史雪人
(なんなのこの人...)

飯沢乱丸
俺はなぁ、この中で一番弱くてアホだ!だが体つきだけは誰にも負けねぇ!

光崎史雪人
(弱くてアホって思ってたんだ...)

飯沢乱丸
なのに光崎史!今日からお前は敵だ!!

光崎史雪人
えっ。それで何を...

飯沢乱丸
お前のち○こを切り落とす

光崎史雪人
(何考えてるの。出血死するよ...)

光崎史雪人
落ち着いてくださいア、いや飯沢さん。死んでしまいますから

飯沢乱丸
大丈夫!ちゃんと処置してやるよ!

光崎史雪人
処置....って危ないっ

飯沢乱丸
待てや曲者ー!!

光崎史雪人
曲者はそっちでしょ...

後に光崎史は白立田に温泉の件を報告したら、白立田は爆笑をしただけだった