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故旧忘れ得べき

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故旧忘れ得べき

7 - こんなエピソードもあったかもね第1弾

♥

27

2024年05月26日

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太宰

おや

太宰

君こんなところで何してるの?

太宰

おーい?

太宰

ねぇ聞いてる?

太宰

一寸

高見

ぁ?俺?

太宰

君以外に人いないでしょ

高見

なに?

太宰

こんな夜遅くに子供が何してるのさ

高見

...あんたの方が子供だろ

太宰

はぁ?

高見

俺16

太宰

ゲッ

太宰

2歳も年上

高見

じゃあ14か

太宰

そんなことどうでもいいの!

太宰

で?何してんの?

高見

ん〜死ぬとこ?

太宰

へぇ

高見

というか、あんたも自殺願望者?

高見

首に跡ついてるし

太宰

隠せてなかったかぁ

高見

隠す気ないでしょう

太宰

ねぇ君!

高見

急にでかい声出さないで

太宰

ごめんごめん

太宰

君マフィアに興味無い?

高見

はぁ?

太宰

僕マフィアなんだけどさ

高見

そんなあっさり言っていいものなのか?それ

太宰

いーのいーの!

太宰

それで、興味ある?

高見

無いだろ普通

太宰

えぇ〜そっかぁ

高見

じゃあ俺もう死ぬから

太宰

どうやって?

太宰

見たところなんも道具もないし、川とかも近くにないよ?

高見

?異能力で

太宰

異能...??

高見

そう

高見

てことで

太宰

まぁ待ってよ

高見

触んないでもらっていい?

太宰

ほら一旦マフィア行こうよ

高見

だぁから

太宰

ほらいーからいーから

高見

ぁ、一寸!

太宰

森さぁん!

もう少し静かに入ってくれるかな?太宰君

高見

太宰?

太宰

そう、僕の名前

そちらの方は?

太宰

えぇと

高見

.........誘拐された

太宰

違うよ??

いけないよ太宰君

太宰

だから違うって!!

じゃあなんだい?

太宰

この子マフィアに入れよう!

へぇ、なんで?

太宰

...異能持ってるから

理由はそれだけかい?

太宰

あと訳ありっぽいし〜

太宰

そうだ!僕が面倒見るから!

まぁ、いいんじゃない?

太宰

ほんと!

高見

勝手に進めんな

君名前は?

高見

なんで知らねぇ人に言わなきゃならないんだよ

私はポートマフィア首領の森だよ

はい、これでもう知らない人では無いね?

高見

...高見

太宰

高見?

高見

高見順

高見君ね

ようこそポートマフィアへ

これからよろしくね

高見

.........

太宰

そんな嫌な顔しないでよ〜

太宰

ほら!こっちこっち!

高見

おいだから引っ張るなって!

高見

...ここは?

太宰

僕の部屋

高見

...質素

太宰

失礼な!

高見

本当に何も無い部屋だな

高見

面白みもない

太宰

人の部屋に面白さを求めないでよ

太宰

そんなことより!高見はこれから僕の部下として働いてもらうよ!

高見

...無理

太宰

まぁだろうね!!

高見

うるさ

太宰

じゃあ高見、訓練しよう

高見

はぁ?

太宰

先ずはそうだね...

太宰

銃の持ち方から

高見

ちょ、

太宰

ここに指を絡めて、それから左手はここを支える

高見

...あぁなるほど

太宰

楽しいでしょ?

高見

持ち方だけで楽しめる奴はいないと思う

太宰

それもそっか、

高見

というか、俺は本当にマフィアにならないといけないのか?

太宰

森さんに言っちゃったしね

高見

はぁ...

太宰

...ねぇ高見

高見

ん?

太宰

その、服はそれしか持ってないの?

高見

まぁ、金もないから買えないし

太宰

じゃあ僕のを何着かあげるよ

高見

要らない

太宰

そう言わずにー

太宰

マフィアになるんだから身だしなみもきちんとしないとね

高見

包帯だらけのやつがよく言うよ

太宰

なんか言った?

高見

包帯だらけのやつがよく言うよって

太宰

まぁね!

太宰

さて、之からいつぱいしごくよぉ!

高見

はぁ...

3年後

太宰

やぁ高見、調子はどうだい?

高見

最高だね

太宰

そう!それは良かった

高見

早く出してくれてもいいんだよ

太宰

それは出来ないねぇ

太宰

なんせ首領の命令だから

高見

俺なんもしてないんだけどなぁ

太宰

それは私も首領も分かってる

太宰

マフィア全体の為だよ高見

高見

...知ってる

太宰

じゃあまた来るから

高見

あぁ...

高見

『故旧忘れ得べき』

太宰

っ!

太宰

ははッやったねぇ

高見

触れなければ良いんだよ

太宰

穴を突いてくるなんて、やるようになったじゃないか

高見

まぁね

太宰

仕方ないな

太宰

首領には内緒だよ

高見

すぐバレるだろうけどね

太宰

あ、それとね高見

高見

なんだい?

太宰

...私マフィアを抜けようと思うんだ

高見

へぇ

高見

良いじゃない

高見

外を見てきた方がいいよ

太宰

そうするよ

太宰

所で、君もついてこないかい?

高見

俺が太宰にぃ?

太宰

そう

太宰

私たち二人でひとつじゃないか

高見

それは君と中也でしょう

太宰

あんなのと一緒にしないで欲しいね

高見

う〜ん、まぁそうだね行ってやってもいい

太宰

なんで

高見

太宰も俺も、元は同じ死にたがりだからね

太宰

...高見口調柔らかくなったねぇ?

高見

今言うことでは無いと思うよ

太宰

まぁまぁ

太宰

じゃ、行こうか

高見

この道を真っ直ぐ行けば出られる

太宰

だね

太宰

見つかっても高見がいれば大丈夫でしょう

高見

任せて呉給え

太宰

わぁ、森さんみたい

高見

ふふ、其れじゃ行こうか

太宰

あぁ、さよなら蛞蝓

高見

ちゃんと別れの挨拶できるじゃないか

太宰

今日限りだよ

高見

そうだね

太宰

ところで高見さぁ

高見

ん?

太宰

なんであんなことしたわけ?

高見

あんなこと?

太宰

惚けないでよ

太宰

首領を殺そうとしたじゃない

高見

あぁ

高見

俺が地下牢に入れられた原因ね

太宰

そう

高見

こうなるって知ってたから...かな

太宰

はぁ?

高見

...太宰の友達がどんな人かなんて、ずっと一緒にいた俺が分からないはずないでしょ

太宰

そういう奴だったね君は

高見

そうだよ

高見

君とずっと作戦立ててたんだから、ナメないでよね

太宰

はいはい

太宰

さぁ、まずは着替えようか!

高見

結局俺は太宰からの服1度も着てないからなぁ

太宰

悲しいよほんと

高見

似た物を新しく買おうかな

太宰

だったら私の着てくれない?

高見

えぇ、それはちょっと

太宰

なんでさぁ!

高見

わかったわかった、

高見

じゃあ君が選んだ服1式着るから

太宰

...ふふ、言ったね?

高見

男に二言はないよ

太宰

それじゃあ!レッツゴー!

太宰

男前になったねぇ!

高見

太宰が遊んでただけだろう

太宰

まぁまぁ!

高見

それで?これからどうするんだい?

太宰

そうだねぇ

太宰

噂に聞いていた“探偵社”ってのも悪くないかもしれないね

高見

異能者揃いの探偵社ねぇ...

高見

そこの探偵さんは大丈夫なのかい?

太宰

まぁ任せたまえ

高見

じゃあ任せるよ

太宰

そうだなぁ、2年だね

高見

地下生活がかい?

高見

ついさっきまで地下だったというのに

太宰

悪いね

太宰

私と高見だから仕方ないけれど

高見

あとはあの種田長官次第って事か

太宰

そうなるね

高見

と、噂をすれば

太宰

其れじゃあ

高見

説得は任せるよ

さらに三年後

国木田

うぉぉぉい!!太宰!!高見!!

太宰

もぉなんだい?朝からうるさいよ国木田君

高見

いつもうるさいのだから仕方ないと言えばそうだねぇ

国木田

お前なァ...

国木田

そうじゃない!!これで何件目だ!

太宰

国木田君、居酒屋じゃぁないんだよここは

国木田

知っとるわァァァ!!

国木田

苦情の電話だッ!!

国木田

何度言ったらわかるんだ貴様らは!!

国木田

自殺願望者なのはいいが異能は使うなと言っただろう!

高見

だってさ太宰

太宰

わたしぃ?

国木田

貴様ら二人の話をしてるんだ!!

高見

まぁまぁ、そんなに叫んでたら喉が炎症を起こして話せなくなってしまうよ

国木田

なに、そうなのか

太宰

ほらメモしないと国木田君

国木田

叫びすぎると、喉が炎症を起こし...

高見

まぁ知らないけど

国木田

ブチッ

国木田

貴様ぁぁぁ!!

高見

わぁ〜

太宰

あはは〜

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