主
主
主
亜華
そう言って礼儀正しく 入ってきた犬塚先輩を見て僕は目を奪われた
サラサラの赤い髪に 僕の色は同じものの 少し儚そうな黄色の瞳
全てが かっこいいというより 綺麗だった
でも見た目なんかに騙されてはいけない この人は…
亜華
亜華
黄瀬
黄瀬
黄瀬
そう言って 黒井が見せて来たのは 1週間前の仕事終わりの写真だった
亜華
黄瀬
亜華
俺は昨日の母さんの言葉を思い出す
亜華
黄瀬
亜華
亜華
亜華
犬塚先輩は少し 悲しそうに、一方では 投げやりにその言葉を放った
黄瀬
亜華
退学かぁ もし退学になるならいっそ言った方がいいかもな
亜華
亜華
黄瀬
いきなり何を言い出すんだ と思った
でも 先輩の虚ろな目がそれを言わせてくれなかった
黄瀬
黄瀬
亜華
亜華
黄瀬
一言目から 僕は言葉を失った 捨て子…僕には想像がつかない その後も話を聞いていると
犬塚先輩は とても過酷な時を過ごしていたのがわかった
黄瀬
僕の目には 涙が浮かんでいた 同情では無い
色んなことがあっても 生きようとする犬塚先輩を 綺麗だと思ったからだ
亜華
黄瀬
めんどくさい… 話すんじゃなかった 最悪だよ
すると 黒井から衝撃的な言葉が出た
黄瀬
亜華
黄瀬
黄瀬
亜華
こいつ… 何言ってんだよ 俺が綺麗な訳ねぇだろ
黄瀬
そういうと 黒井は俺を抱きしめた
黄瀬
生まれて初めてのあいつ以外の 優しい言葉に俺は涙が1粒落ちた
亜華
黄瀬
黄瀬
危うく 声を漏らして泣くところだった
だから あいつが来てくれて良かった
黄瀬
さすがに人には見せられないのか 黒井はすぐさま手を離した
俺は そいつを見て 心から 今のが見えてなくて良かったと思った
亜華
桃屋
黄瀬
黄瀬
桃屋
黄瀬
桃屋
桃屋
黄瀬
桃屋
黄瀬
バタンッ
1人で 静かになった生徒会室で さっきの出来事を思い出す
黄瀬
黄瀬
でも あの時の犬塚先輩は あまりにも綺麗で…
今、手を触れないとなくなってしまうような感じがした
そう… まるで、今にも死んでしまうような感じだった
何をこの時思ったのか 自分でもわからなかった
ただ
僕はいつの間にか 犬塚先輩と桃屋先輩が居なくなった ドアを開け 犬塚先輩をおっていた
主
主
主
主
主
主
主
主
続き 中間なので150~
コメント
5件
ファイズにしときました(((それわからんやろ
最高でした✨