無一郎
うーんおはよう
炭治郎
おはよう
無一郎
炭治郎、寝起きでごめん
申し訳なさそうに言う
炭治郎
どうしたの?
無一郎
刀鍛冶の里まで
無一郎
一緒に来て!
炭治郎はすこし困りながらも
炭治郎
うーん、ごめん無理かも
無一郎
でも今日は里の引っ越しがあるみたいで
炭治郎
そうなの!?
表情が先ほどとはまるで違う
炭治郎
でも、時間がなぁ
無一郎
そこら辺の鬼くらい
無一郎
僕が斬ってあげるよ
無邪気、でもどこかに冷静さを保っている声が響く
炭治郎
(このにおい時透くんは本気だ)
無一郎
(炭治郎の表情がまた変わった?)
無一郎
(今は僕の本気度に驚いているんだろうなぁ)
さすがは柱、気配で気持ちを探れる
炭治郎
時透くん!やっぱ刀鍛冶の里にいこう!
無一郎
おっけーい!わかったよ!
少女のような愛らしい笑顔が炭治郎に向けられる
炭治郎
(やっぱかわいいなぁ~///)
無一郎
(炭治郎の顔が赤い///)
無一郎
(炭治郎照れてるのかわいいなぁ~///)
部屋の個室は静寂を迎える
自分の心臓が脈打つ音が響く
その音がだんだんと強くなるのを感じる
二人は何とも言えない雰囲気になり
また静寂が訪れる
無一郎
じゃあ、隠の手配をさせるね!
先に無一郎が口を開く
炭治郎
よろしく!ありがとう
長かった沈黙から解き放たれる
いつもの彼ら
そう
「戦友」
へと戻る
この世には、「ビジネスパートナー」「戦友」「恋人」など
人間関係の在り方は山ほどある
しかし、この二人は確実に
恋人としての道を突き進んでいく
無一郎
炭治郎、今日の宿部屋は二人で一部屋で大丈夫?
炭治郎
うん、大丈夫ありがとう
無一郎
///
炭治郎
///
無一郎
(二人だけになれる///)
炭治郎
(///)
里についてからの3時間は短いようで長かった
古びた宿の一室にて
無一郎
今日はお疲れ!
炭治郎
時透くんこそお疲れ様!
無一郎
僕から誘ったのに心配させてごめんね
炭治郎
大丈夫!
無一郎
じゃあ温泉いこう!
炭治郎
うん!
温泉へ着く
無一郎
すごい、広いなぁ~
炭治郎
ほんとだ~
炭治郎
(時透くん、14歳の体してない///)
炭治郎
(腹筋も割れてるし、なんかすごい体格がいいなぁ///)
無一郎
(なんか、炭治郎からめっちゃ視線を感じる///)
無一郎
(恥ずかしい///)
炭治郎
(ついつい視線を向けてしまったっ)
炭治郎
(いかんいかん、頭からいったん離さないとぉ)
無一郎
ねえ、炭治郎?
炭治郎
ひっ、見てない見てない!
炭治郎
あっ…
無一郎
え?何言ってるの?
無一郎
見てないって何を?
無一郎は半ば気づいていたが直接聞いてみる
炭治郎
見てないのは、その、見えてない、というか、その、あの、ね?
炭治郎
えと、その、別に、何か意識している、わけじゃな、い、け、d、いや、意識
炭治郎は明らかに目線をそらす
そして、言葉がまとまらず変になる
無一郎は確信をもつ
無一郎
炭治郎はそういうのが趣味なんだね!♡
炭治郎
え?
無一郎
年下で、背が小さくて小柄な人に
無一郎
興味があるんでしょ!?♡///
炭治郎
いやちが///
無一郎
ほーら嘘ついているときの顔してる///
炭治郎
っ///
無一郎
白状してよ♡///
無一郎
どこに興味わくの?///
炭治郎
全……裸……………とかかな
無一郎
じゃあいま興味がわいてるんだね!?♡///
炭治郎
う………ん///
無一郎
部屋に戻ったら楽しもうね!///
炭治郎
うん!♡///
そうして二人は温泉を後にする
第二話 恋人 終






