TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ねえ、 もう、 君と付き合って、 3年が経つね。

僕はまだまだ、 君が好きで好きでたまらないよ。

君は僕と同じ気持ちでいてくれてる?

…そんなわけないよね。

だって君は、 『浮気』 をしてるんだから。

『浮気』 をしたってことは、 もう僕のことが好きじゃないって証だよね?

なら、 別れようと言ってくれればいいのに、 どうして君は言ってくれないの?

これじゃあ、 僕が辛い思いをするだけだって、 わかるよね?

…もしかして、 それを楽しんでるの…?

……そんな訳ないよね、 ジョングガは… そんな人じゃないよね…?

__________

V

ジョングガ〜!

V

今日のご飯美味しい??

V

どう?

僕は今日も、 『浮気』 を知らないふりをして君に話しかける。

浮気者のグガは、 特に僕に冷たくして距離を置いたりするでもなく、 相変わらず優しくて、 僕が恨めないようにしてくる。

でも、 その行動はさらに、 僕を辛くさせるだけ。

でも、 君はきっと、 そんな僕を見て楽しむために…、 優しくするん…だよね…。

JUNGKOOK

すっごく美味しいです、テヒョニヒョン!

JUNGKOOK

ほんと、いつもありがとうございます!

V

…っ…

V

…そう?よかったぁ!

本当は、 何も良くない。

全然よくないよ。

いったいどうすれば… 君から離れられるの…?

どうしたら君のこと嫌いになれる…?

どうしたら… もう一度君に触れられるの?

どうしたら… 君は浮気をやめて僕のところに…戻ってくるの?

…僕はこれからどうすれば… いいの?

JUNGKOOK

………ョン!

V

…っ…

JUNGKOOK

テヒョニヒョン!

V

……!

JUNGKOOK

もー…ぼーっとしちゃってどうしたんですか?

そう言って、 心配そうに僕の顔を覗き込む。

ジョングガは何度も、 僕の名前を呼んでくれていたみたいだったけど、 考え込みすぎて全く気づかなかった僕は、

少し焦ったような表情でジョングガを見つめる。

V

(…僕…今何考えてた…?)

V

…っ…

JUNGKOOK

……

JUNGKOOK

テヒョニヒョン…今日…体調悪いですか?

V

え…?

V

ど、どうして…?

JUNGKOOK

今日、1日あまり食べてないですし…

JUNGKOOK

それに…顔がすごい真っ青ですよ…?

そう言いながら、 自分が食べ終わった食器を急いで片付けるジョングガ。

片付ける終えると、 小走りで僕のところに来て、 おでこに手を置く。

JUNGKOOK

…熱はなさそうですね

JUNGKOOK

…とにかく今日は早めに休んでください

なんて言う君…。

…体調なんか悪くない。

今日、 1日中考え込みすぎていただけ。

だけど、 今日は寝て気持ちをスッキリさせたい気分。

だから今日は、 いつもより早くに寝ることにしようかな。

V

……うん、今日早めに寝るね

JUNGKOOK

はい!

JUNGKOOK

そうしてください!

僕がそう言うと、 わかりやすくぱっと明るい表情を浮かべるジョングガ。

そりゃあ、 嬉しいよね…。

だって、 僕が早く寝れば、 ジョングガは早く浮気相手に会えるもんね。

毎日毎日、 夜に必ず出かけるの、 僕は知ってるよ。

V

……ねぇ…

V

…ジョングガ…

JUNGKOOK

なんですか??

V

…っやっぱりなんでもない!

V

おやすみ…っ

僕はそう言ってジョングガから逃げるように、 自分の部屋に駆け込んだ。

眠りにつこうと、 ベッドに横になってみるけど、 当然、 寝れるわけもなく、 スマホで僕の親友に連絡をしてみる。

V

シュガヒョンー

V

起きてますか?

SUGA

起きてるに決まってんだろ

SUGA

今何時だと思ってんだ?

SUGA

8時ちょいだぞ?笑

SUGA

こんな時間に寝れるわけないだろ笑

V

確かにそうですね笑

V

ところで、今から通話できませんか?

SUGA

SUGA

どうした?

SUGA

グクとなんかあったのか?

V

ないですよ、そんなの。

V

ただ、話したいだけです

SUGA

おーいいけど、

SUGA

ジミナもいるぞ?

V

全然いいですよ!

V

じゃあ、僕かけますね?

SUGA

おー

V

通話終了

通話
23:07

V

じゃあ、今から家出ますね

SUGA

おー、気をつけて来いよ

今、 ジミナとシュガヒョン2人で 飲んでいるらしく、 電話越しで2人に『お前も来ないか?』と誘われた。

僕はもちろん暇なので、 「じゃあ、今から家出ますね」とカトクでそう言い、 上着を着てすぐに家を出る。

外はさすが冬なだけあって、 思っていたよりもすごく寒く、 今にも凍りそうだった。

パジャマに上着を着ていて、 靴はサンダル、 あとはスマホがあるだけ。

もうちょっと着込んで行けば良かったかな、 なんて思いながらシュガヒョンの家に向かっていると、 目の前にジョングガと知らない女性が目に入る。

仲良さそうに手を繋いで、 笑い合っていて、 運悪いことに2人が立ち止まってキスをしているところも見てしまった。

…僕が1番見たくない光景を目に入れてしまったのだ。

V

(…っ、どうしよう…)

V

(…この道通らないと…シュガヒョンの家に行けない…)

なんて、 こんな時に呑気にシュガヒョンの家に着けるかの心配。

本当はもっと、 「ジョングガなにやってんの!?」とか、 「やめろよ!」とか言って、 割り込むのが普通なんだろうけど、 僕には割り込むの勇気なんかなくて、

ただ、 2人が早く行ってくれないかなと遠くから見つめる。

V

…っ

V

(…全然行ってくれない…)

V

(…どうしよう…)

V

(…シュガヒョンにカトクして…来てもらおうかな?)

ジミナと2人で楽しく飲んでいるところ申し訳ないけど、 迎えに来てもらおうとシュガヒョンに連絡しようとする。

迎えに来てもらっても、 結局はあの二人がいる道を通らなきゃいけない。

それでも、 1人で通るより、 誰かと一緒に通った方がマシだ。

V

シュガヒョンー

V

ちょっと迎えに来れますか?

V

シュガヒョンー?

V

シュガヒョン?

V

応答なし

応答なし

全くシュガヒョンから反応がない。

きっと、 寝ているか、 コンビニに行ってるか…。

そこで、 一緒に飲んでいるというジミナに連絡をしてみようと、 次はジミナのカトクを開く。

V

ジミナー?

JIMIN

なにー?

JIMIN

まだ着かないのー?

V

いや、あのさ…

V

ちょっと迎えに来て欲しくて…笑

JIMIN

笑笑

JIMIN

仕方ないな!わかった!

JIMIN

行ってあげるよ!笑

JIMIN

で、今どこにいるの?

そして、 場所を説明し、 5、6分待った頃。

ふと、 ジョングガたちの方を見ると、 フードを被りながら震えているジミナが奥の方からゆっくり来ていた。

BTS妄想「君の浮気」テテグクBL

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,556

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚