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僕はそっと角でジミナを、 目で追った。

あ…、 もうすぐジミナがジョングガとすれ違っちゃう…。

ジョングガとすれ違う瞬間、 ジミナは一瞬大きく目を見開いてフードを深くかぶった。

そして、 ようやくジミナは無事、 僕の元へついた。

JIMIN

……

JIMIN

…あのさ

JIMIN

…あれって…なに?

そう言ってジミナは、 ジョングガと女の人に指を指す。

V

…浮気

V

浮気…されちゃった…

そういった僕の声は、 車の走る音にかき消された。

聞こえたのかはわからないけど、 ジミナはずっと、 ジョングガとジミナの方をすごい形相でみていた。

その瞬間になにもできず、 ただ立ちつくしてジミナをそっと見つめている僕。

これからどうなるんだろうか。

僕に、 そんな疑問が頭に浮かんだ。

ジョングガから別れを告げられるかな。

それとも、 僕から別れを告げることになるかな。

もしかしたら…、 このまま、 ずっと付き合ったままの関係とか…。

なんて考えていると、 ジミナに手を掴まれて「バレないで」と、 そう言われた瞬間、 僕は返事もする暇もなく連れていかれた。

…早く、 シュガヒョンに会いたい。

早く、 今日のこと…、 あの子と…ジョングガの…キスのこと…、 忘れたい。

でも何もせずに忘れるなんて、 そんなのはできない。

だから、 沢山お酒を飲んで、 飲んで…、 今日のことは記憶から消してしまおう。

浮気相手(あいな)

グクくん好き!

JUNGKOOK

僕も好きだよ!

JUNGKOOK

本当可愛い笑

ジョングガの横を通ると、 そんな会話が聞こえてきた。

少しは、 ドッキリとか、 勘違いかな?なんて思ってた。

だけど、 この、 さっきのジョングガの優しそうな表情…。

好きで好きでたまらないって表情してた…。

だから…、 もう、 ドッキリでもなんでもないんだね…。

…ねぇ、 ジョングガ、 2人も好きな人はいらないんだよ…。

1人で…いいんだよ…。

あ…、 そっか…。

もう、 僕のことは…好きじゃないのか。

僕のことが好きだったら…、 そんな…、 浮気なんてしないもんね…笑

_________

__ガチャっ

ジミナは勢いよく玄関のドアを開けて入ると、 俯いて僕に問いかけてくる。

JIMIN

いつから?

V

え、っと…何が?

JIMIN

グガの浮気だよ

涙目になりながら、 プルプルと震えてものすごい怒っている様子のジミナに、 僕は心臓を締め付けられそうになった。

僕のことで、 ジミナのことじゃないのに…、 まるで自分のことかのように…、 怒って、 泣いてくれて…。

その優しさに、 僕も思わず涙しそうになる。

V

…グガの浮気に気づいたのは1か月前だよ

JIMIN

…っ、ほんと、アイツ…何してんだよっ…

そう言って、 どんどん涙を流して顔を歪ませるジミナに、 僕もたくさんの涙が溢れ出す。

V

僕に愛してるって…

V

好きだよって…っ僕だけに言ってくれたのに…っ

V

あの女の人にも言って…っ

V

…っしかも…浮気者のグガは…っ、僕にいつも通りに優しく接してきて…っ

V

それが…辛くてっ…!

V

…僕もうどうしたらいいかわかんないよ…っ

そう言って子供のようにわんわんと泣いている僕をジミナは、 一緒に泣いてくれて、 怒ってくれて、 慰めてくれて、 一生懸命僕にずっと声をかけてくれた。

JIMIN

…あんなやつ…別れなよ

…そう言われてもね…、 僕はまだ、 ジョングガが好きだから、 別れられないんだよ。

別れるのが怖くて…、 ジョングガと恋人じゃなくなってしまうのが怖くて…。

JIMIN

……よし!

JIMIN

今日はもう、飲んじゃおう!

急なジミナの大声に少しビックリしながらも、 僕も大きな声で「飲む!」と返事をして、 僕達はリビングに向かう。

そう言えば、 さっきのジョングガのことで忘れてしまっていたけど、 シュガヒョンはどこにいるんだろう。

寝ていたのなら、 玄関で泣きまくってる僕達に「うるさいぞ」って言いに来るはずだし…。

BTS妄想「君の浮気」テテグクBL

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