雨が降り続ける
まつ
あっ……
どさりと利家が倒れる
利家
……
利家に水が寄ってくる、まつは慌てて彼を抱き起こす
僅かに彼の眉間がぴくっと動くが目は覚めない
なんとか前田軍は加賀に戻る
まつ
犬千代様……犬千代様ぁ…
まつは泣きながら意識のない利家の傷を消毒して包帯を巻いていく
まつ
お願い…早く目覚めてください…
翌日
利家
う……うぅ……
傷の熱に侵される利家
まつ
犬千代様…すごい熱…
まつは、冷水を手拭に含ませてそれを利家の額に置く
まつ
これで、少しは熱が下がるかしら…?
僅かに利家の顔が穏やかになる
まつ
よかったぁ、気持ちよかったみたい…
翌日
利家
うっ……!
まつ
犬千代様!
利家
うぅ……
まつ
まだ、眠っているだけか……
まつは、利家の包帯を巻き直す、そこにはまだまだ赤黒い傷口が覗いている。
まつ
痛そう…ごめんなさい…犬千代様…
翌日
利家
ううっ……ま……つ………?
次回に続く!






