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コメント
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桐馬
一気に走った反動だろうか。 一気にずうん、と体に跳ね返りが来る。
桐馬
桐馬
桐馬
焦っても、口から出るのは乾いた咳とヒューヒューと空気の抜ける音。
桐馬
同級生からの目を避けるようにトイレに向かおうとしていたので、周りには全然人が歩いていない。
桐馬
立ち上がれずに無様にうずくまっている僕。 かなり惨めな状況だ。
何とか這いながら階段に手をかけると、人が歩いてくる音が聞こえた。
桐馬
女子生徒A
桐馬
瑞穂
桐馬
途中で、ゼコゼコと咳き込んでしまう。 しかも恐れていたことと共に。
桐馬
過去の経験があるからなのか分からないけれど、冷静に状況分析できた。
桐馬
桐馬
瑞穂
桐馬
無言で頷く。
子供っぽい原因で無茶をしてこうなったのだ。
当然自業自得で
心配してくれるのがしんどい。
桐馬
桐馬
そう言って立ち上がろうとしたけれど、体が従わない。
そして無理に動いて肌と服に隙間ができてしまった。
つまり…
桐馬
追加で抑えてた分が出てきたということ。
当然、ジャージのズボンは… 不自然な盛り上がり方をしているわけで。
瑞穂
瑞穂
小声で囁かれる。
桐馬
言葉にされれば羞恥心も倍増し、ついつい素直ではない言動を取ってしまう。
いや、そうでなければきっと泣き出してしまう…
瑞穂
瑞穂
爽やかイケメンの特権最大行使中。
瑞穂
桐馬
瑞穂
桐馬
僕が言っても今更感があるかもしれないが、高１が 「うんち漏らしちゃったので着替えください」なんて言うのは限りなく罰ゲームに近い。
しかも、無茶しなければきっと、何かしらの形でトイレには収まっていたであろう。つまり、これは体質とかではないただの自分の過失…
瑞穂
桐馬
瑞穂
桐馬
瑞穂
桐馬
そう言って颯爽と、彼は職員室の中へと消えていった。
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