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いと 引退済(作品)
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りんくん
りんくん
りんくん
りんくん
りんくん
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りんくん
何回も君の夢を見たよ
どうだったっけな、いつも君の顔が思い出せない
いつも僕が下ばかり向いていたせいか
…それか、僕にとって君はそれほど…大切な人じゃなかったのか
りんくん
そうそう、最近君の声が聞こえるようになったよ
繰り返し繰り返し、君が泣く声も、笑う声も、あのときの叫び声も、全部全部
おかしいよね、顔も覚えてないんだ!
りんくん
りんくん
りんくん
りんくん
りんくん
あの時から、頭がぼんやりして
ただ霞がかったような、漠然とした不安というか、なんていうか「死んだほうがいい」みたいな
おかしいよね、僕は…
……でも、さいかちゃん。君はさいかちゃんっていうんでしょ?
その「さいかちゃん」っていう名前を、ずっとずっと探すんだ
君の顔を初めてみた時、君の顔はぐっちゃぐちゃだった。目も鼻も口も全部潰れてた。
それを今も探すんだ、熱心だねって褒めてくれるかな?
りんくん
りんくん
りんくん
りんくん
りんくん
りんくん
きっとこれを誰かが見ている
このぐるぐるの頭を誰かが覗いてきている。ねぇ、おかしいと思うだろう?
僕は、あのとき君を裏切ったんだ。その時に死んだ君のせいでこうなった
僕も顔からまっ逆さまに落ちてさ、顔がなんだか分かんなくして、一緒になるんだ。
そうでもしないと、夢が覚めないよ
夢っていうのはね、さいかちゃん。何回も何回も繰り返すんだ
ずっと現実みたいな、シチュエーションってのが違うのに、なにもかも違うのに。
君の顔がどうしても見れないまま、僕が死んでしまう
たった一晩もなく。あっけない、蟻を潰すような
そんな夢を、何回も見たよ
りんくん
りんくん
りんくん
りんくん
りんくん
りんくん
りんくん
りんくん
りんくん
なんだか自分でいっていて恥ずかしいから、良かったねとしか言えないんだ
さいかちゃん、こんな僕を許して
だって、君の手が見えるんだ
こうやって、フェンスを背にしているだけで。一歩前に進めば落っこちてしまうこの場所で
手を伸ばせば、きっと
……なんだか、君のあの日のずぶ濡れの手がそこにある気がして
『あの海のように広い笑顔のまんま、僕を拐っていくのでした』だなんて、そんな物語みたいな
さいかちゃん
さいかちゃん
……あぁ
りんくん
ぐんっ
『あぁ、これで終わるのですね』
そう、最後に読んだ誰かの本には書いてあった気がする
…ねぇ、さいかちゃん。僕はきっとこれで死んでも繰り返すんだ
君のことが大好きで大嫌いな僕、そんな、君にとって「どうでもいいやつ」が何十年でも粘って会いに行くよ
だからさ、そんな風にややこしいのは嫌だからさ
…ねぇ、
.
りんくん
ズッ、
ズシャッ!
りんくん
りんくん
りんくん
夢か…
※グロ注意 自殺表現注意 短編集注意
次のタイムリープ¿は15回目です。記憶しておいてください
この小説は短編集です。繋がりはありますが登場人物、状況は全て異なります
ご了承の上、りんくんの心を覗いてあげてください
中断は禁止です
中断した場合、りんくんがさいかちゃんに会えなくなります
コメント
4件

初コメ失礼します!こういう文豪みたいな、なんかかっこいい上手い書き方好きです!((語彙力よ)応援してます~!!✨
こういうやつ大好きです……!