俺
これは俺が体験した本当の話
俺
作り話ではなく、本当の話だ。
聞いてほしい。
俺
俺の親父が亡くなった頃の話だ
俺
葬式も無事に終え家に帰宅した
俺
そして、疲れきっていたので俺は直ぐに寝た。
俺
だが深夜一時過ぎ、親父の部屋の電気がついていたことに気づいた。
俺
もちろん寝るときは消えていた。
俺
俺の部屋のドアは透けガラスになっており、その向かい側に親父の部屋があった。
俺
しかし、俺はそれほど気に止めずそのまま寝ようとした時.. .
俺
なんとカメラのシャッターが鳴ったのだ
俺
しかも...
俺
そのカメラのシャッター音は親父が大事に大事に長年使っていたカメラのものだった...
俺
それに、俺もカメラには興味があって自分で言うのもあれだけどカメラに詳しいから
俺
カメラのシャッター音はすぐに親父のものだと分かった。
俺
それに怖くなった俺は急いで布団に丸まりビクビク振るえていた。
俺
そのとき
俺
廊下の足音が徐々に近づいてきたのだ。
俺
しかも、どんどん俺の部屋にちかづいてくる!
俺
そこで俺は気づいた
俺
この足音...
俺
親父の足音だ
俺
この特徴ある独特な足音...絶対に親父だ!
俺
少し嬉しく感じた。
だけどすぐに恐怖に変わった。
俺
やばい!どんどん俺の部屋に近づいてる!
俺
しかし、足音は親父の部屋の中で止まった...
俺
俺はすぐに母さんに確認しようとした。
俺
もしかしたら母さんが廊下を歩いたり、親父の思い出の品を見てたり触ったりしてたかもしれないしな...笑
俺
昨日の夜、廊下歩いたり親父の部屋で何かしてたか?
母さん
いいえ、何もしてないわよ
俺
それじゃあ、昨日の夜に足音とかシャッター音とか聞こえなかったか?
母さん
あなたも聞こえていたのね。
母さんにも聞こえていたわよ
母さん
それに
母さん
あの足音は絶対に父さんのだし、シャッター音も父さんのカメラのシャッター音にそっくりだったわ...
俺
だよな!
母さん
父さんが会いに来てくれたのかもね...
弟
おはよう...
母さん
あら、おはよう
弟
昨日の夜...
弟
なんか変じゃなかったか?
それから月日が流れ俺は結婚し、二人の子供が産まれた
その産まれた子供の長男がこのストーリーを書いた、というわけでございます
今でも父はこの話を鮮明に覚えており、よく僕に話してくれる。
おれが父に「そんなこと起きるはずがないやん!」と言うと、
父は「俺かお母さんが死んだら、体験できるかもしれないよ」と笑いながらいってくれました。
僕はまだこのようなことは実際に起こると信じきれていませんが、いつかは信じざるを得ない時がくるのかな?と思っております。
少し雑になってしまいましたが読んでくれてありがとうございます。