もしかしたら短編集になるかも (投稿頻度気分だけど)
ここはマブダチと俺だけの秘密の基地。
「…なぁ」
大切なマブダチが話しかけてきた
「ん。どした?」
いつも通りに返す
「急やけど…もう俺がここに来れなくなったらどうする?」
「…はぁ?」
本当に急すぎる質問に困惑する
「ん〜…せやなぁ。原因突き止めて……やっぱり一緒に居る」
そう俺がこたえるとマブダチは軽く笑いながら
「そっかw」
とだけ言う
(そっちから聞いてきたのに)
そう思いながらも俺は他の奴らから頼まれた仕事をする
…その時マブダチが何か
「───────」
ボソッと呟いたのが聞こえたような気がした
……
この時あいつに聞いてたらこんな後悔しとらんかったんかな…w
「お、来た来た!」
「なんや?待っとったんか?」
「せやで?何か悪いか?」
「いいや?それでどした?」
「あ〜えっとな…」
少しあいつは席を外す
「お待たせ。はい、これ」
「?なんこれ」
「調べてみ。俺は言わんで?」
「花の名前だけでも教えろやw」
「え〜?w」
この時…この時でも良かった
違和感に気づいていれば
いや…違和感無かったのかもな
あいつが自然過ぎて…
まぁ、プレゼント渡してる時点で違和感やけど…
「ん〜!もうこんな季節か!」
「綺麗やな〜」
この日俺はマブダチと…あいつと花見に来た
「桜か〜…」
「ん?どしたん?」
「い〜や〜?ただ桜の花言葉が好きなだけや!」
「花言葉か〜。俺はあんま知らんな」
「まぁ花言葉は興味無いと調べへんもんか」
「今度調べてみよかな〜」
「……おすすめするで」
花言葉…少しでも早く…あの時貰った花と一緒に調べてれば…
まだマシやったか?
「なぁ……なんでや?」
「なんでいっつもお前は俺を置いて先走ってまうん?」
病院の装置がピッピッと鳴り止まぬ音を奏でる
「相談してくれりゃよかったやん…」
「なんで溜め込むんや…」
「……起きろや」
「置いてくな…」
聞きたくもない
そんな心臓に悪い音があいつの病室に響く
『ピ--ッ』
あぁ…あいつはしんでしまったんか?
…俺もそっちにいっちゃダメなんか?
なぁ…俺がいきてて良かったんか?
なぁ…こたえてや
「……忘れるわけないやろ…?」
「だって…だって…お前は…俺の…これ以上にない」
「マブダチやろ…?」
ロボロ
「おう!せやな!」
シャオロン!
あなたには大切な人が居ますか?
その大切な人に違和感はありませんか?
無くてもいいです
無くてもあってもその大切な人を気にかけてあげてください
もしかしたら…ちょっとした行動にもヘルプが求められているかもしれませんよ
「大切なものは失ってから気付く」
そんな言葉を覆すように
大切な人を大事にしてください
そして楽しい日々を過ごしてくださいね
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自己満作品☆