これは、俺がエリートになるまでのお話デス
俺は魔界でうまれた悪魔デス
悪魔は人間の魂を奪うことが仕事...そしてたくさん集めると死神になれるんデス
俺も死神になるために頑張っていました
悪魔
今日は30個...少し少ないですねぇ
父親
1日で30個はだいぶすごいぞ?
悪魔
そうですかぁ?
母親
そうよ!あなたが死神になる日も近いわね!!
この人は俺の父親と母親デス
2人ともまぁまぁ優秀らしいですねぇ...まぁ、興味はないんですけどねぇ
父親
ほんと、あいつと違って優秀だな!
母親
えぇ、あなたの母親で誇らしいわ!!
母親
それに比べてあの子は...
悪魔
どんな人だったんデス?俺の姉は
そう、俺には1人だけ姉がいたそうデス
でもある日家出したらしいデス
かなり出来損ないだったらしく、魂を1つも奪えなかったそうデス
だから両親は出ていってくれて嬉しかったそうデス
母親
あいつは魂を奪わずに動物と話すような変人だったわ
父親
出ていってくれた時はほんと嬉しかったよな
悪魔
......
母親
そんなことよりはやく晩御飯にしましょう!
父親
そうだな、お腹減ったしな
悪魔
俺もお腹すきましたねぇ
正直言って、俺は両親が嫌いデス
今ではこんなに誇りだとか言ってますけど、幼少期は違いましたぁ
俺にはツノがない、しかも羽も小さかったのでその時点で両親は俺を出来損ないだと罵りましたぁ
しかし魂を奪える年齢になって実際に魂を奪うと、すぐに態度を変えましたぁ
きっと、初めてなのに俺が魂を50個奪ったからでしょうねぇ
まぁそんなわけで俺は両親が嫌いデス
俺はそんな両親より出来損ないの姉の方がまだマシだと思うんですよねぇ
母親
夜ご飯できたわよー
悪魔
わかりましたぁ
いつか...姉に会ってみたいですねぇ
次の日
悪魔
さて...今日も人間の魂を狩りに行きますかぁ
人間界
人間
(スマホを見ながら歩いている)
悪魔
(歩いている人間の先にあるマンホールの蓋を開けた)
人間
うわぁぁぁあ!?
人間
(マンホールに落ちた)
悪魔
ながらスマホは危険ですよぉ?w
人間
(信号が青になるのを待っている)
人間
(その人間の後ろにいる)
悪魔
ふむ...
悪魔
(人間たちの心を覗いた)
人間
(いつも迷惑ばっかかけてるからな...今日はサプライズでちょっと高級なレストランに連れていってやるんだ)
人間
(こいつ...マジでうざい...死んでくれねぇかな)
悪魔
ククッ
悪魔
今背中を押したら車にはねられて死ぬんじゃないですかぁ?今なら見ている人もいませんよぉ?
悪魔
(恨みを抱いている方の人間に囁いた)
人間
今なら...殺せる...
人間
(前にいる人間の背中を押した)
人間
うわっ!?
人間
(背中を押されて道路に出てしまいそのまま車にひかれた)
悪魔
魂2個目、良い調子デス
数時間後
悪魔
73個...自己ベスト更新ですねぇ
悪魔
じゃあ帰りますかぁ
魔界
父親
おぉマジか..!
母親
さすがね...!
悪魔
どうしたんですかぁ?
父親
帰ってきたか!これを見ろ!
父親
(何かの紙を見せた)
悪魔
んー...?あなたは死神になる条件を満たしましたぁ...?
母親
おめでとう!あなたは死神になれるのよ!!
悪魔
急ですねぇ...あまり実感が...
父親
さすが俺らの子だ!
母親
そういえば手紙と一緒にこんなものも入ってたわ、つけてみて!
死神
これは...?
母親
死神の証らしいわよ!
父親
今日はお祝いだな!
死神
....
死神
(目指してた死神になってしまいました....これからは...何を目標にすれば良いんでしょうねぇ...?)
死神
(まぁ...死神としてこれからも魂を奪っていくしかないですねぇ)
おしまい
おまけ
死神
おや...あの人たちは...
死神
(俺が魂を奪った人たちですねぇ)
亡霊
う"う"...ユルサナイ
おまけ おしまい
シロユリ
はい、今回はここまで!
クロユリ
え、動物の神と死神って姉弟だったの!?
シロユリ
うん、そうだよ
クロユリ
え...全然似てない...
シロユリ
それは失礼だよwww
シロユリ
はい、それではまた次の神のお話でお会いしましょう!!