let's go☀︎

ずっと

いい人だって

これは冗談だって

　思ってたのに。

その日から

あなたはいろんなことを教えてくれた。

『マナー』とか『言葉』とか『常識』とか…

優しかったんだ。

少なくとも''あの時''までは…

私と中国さんのナワバリにたくさんの猫がやってきた。

『お願いだから一緒に暮らさせてくれ』

『人間達が戦争を始めて住んでたところが消えた』

と言っていた。

私は仲間が増えるからと

と言ったが

中国さんは乗り気じゃなかったらしい。

そして

その日から中国さんは変わった。

あまり話しかけてくれなくなったし、

勉強も教えてくれなくなった。

しかしその代わりに

私への暴力が始まった。

ずっと

いい人だって

これは冗談だって

思ってたのに。

ジョーク？

そうか…これは…

中国さんの''冗談''なんだ。

貴方なりの

私には理解できない

''ジョーク''

本当に？

知らない。

相手を痛めつけるのが冗談なの？

そうなんですよ。きっと。彼なりのジョーク。

違うと思うよ。

…何故？

それはきっと、中国さんを嫌いにならないための

言い訳でしょ？

…

何故、私は中国さんを嫌いになりたくなかったのでしょうか？

ふふ。自分のことだろ。

ほんとは分かってるはずだよ。

中国さんのことをまだ''好き''でいられるって

思ったから。

中国さんを嫌いになることが

恩を忘れるような最低野郎ってみんなに思われるのが

怖かった…でしょ？

でも君はさ

ホントにこれでも好きでいられるの？

…それは

たとえ

体がボロボロになるまで噛まれても

たとえ

銃を向けられても、

君は''好き''でいられるの？

good-by☀︎