ころん
僕がりいぬくんに合った最後の日は
夏休み前の
公園だった
ころん
ころん
りいぬくんは僕の幼稚園からの友達で
よく遊んでいた
でもだんだんと学校に来なくなって
僕とりいぬくんは
あんまり合わなくなっていった
ころん
僕にとってりいぬくんは
お話の主人公みたいで
笑顔が似合う人で
大好きな親友だった
ころん
ころん
ころん
りいぬくんはよく言っていた
「ころちゃんは」
「主人公みたいだよね」
「俺も主人公だったら」
「沢山ころちゃんみたいに笑えたのかな」
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
僕にとって主人公は
綺麗な紫と黄色の瞳で
笑顔が可愛くて
ちっちゃくて
僕の大切な
大親友だ。
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