八尋寧々
ん、
赤根葵
あ、起きた?
八尋寧々
葵?
八尋寧々
ってあれ!?もう夕方!?
赤根葵
うん
赤根葵
寧々ちゃん、ずっと眠ってたんだよ
八尋寧々
え、でも私…
赤根葵
やっぱり疲れてたんだよ
普
ヤシロさん!大丈夫?
八尋寧々
あれ、はな…普くん?
普
どうしたの?
八尋寧々
まだ残ってたの?
普
補習があって…
八尋寧々
そっか
源光
先輩、起きたんですね
源光
よかったっす
八尋寧々
光くんまで
八尋寧々
私、ほんとにずっと眠ってたの?
源光
まあ…
数時間前
八尋寧々
いや!だから!
八尋寧々
私は疲れてない!
八尋寧々
私は何ともないから!
源光
先輩!暴れないでください!
赤根葵
寧々ちゃん、ストレスのあまり…
八尋寧々
違うから!
八尋寧々
いや、だからね!
八尋寧々
あ、…zzZ
赤根葵
あれ?寝ちゃった
源光
ほんとっすね
源光
とりあえず、ベッド連れていきましょうか
八尋寧々
そんなことが…
赤根葵
寧々ちゃん、急に寝ちゃって
赤根葵
気絶したのかと思った
八尋寧々
ごめんね心配かけちゃって
八尋寧々
でももう大丈夫!
源光
でもやっぱり心配っすよ
源光
あ、そういや花子が先輩のこと探してましたよ
八尋寧々
え?花子くん?
八尋寧々
普くんは?
八尋寧々
あれ、いない
源光
先輩、大丈夫っすか?
八尋寧々
それより…探しに行ってくる
源光
花子なら屋上に居ますよ
八尋寧々
ありがとう!
八尋寧々
花子くん!
花子くん
あれ?ヤシロ
花子くん
どうしたの?
八尋寧々
だって光くんが花子くんが私を探してるって言うから
花子くん
あのことか
花子くん
そうだよ
花子くん
少し頼みたいことがあってね
花子くん
サクラって知ってる?
八尋寧々
えっと、司くんの助手の?
八尋寧々
七峰先輩のこと?
花子くん
そう
花子くん
その子にあって欲しいんだ
八尋寧々
え、どうして急に
花子くん
俺は会いに行けないからね
八尋寧々
でも、どこにいるのか分かんないんだけど
花子くん
それなら…
黒杖代
花子くん
黒杖代だ
八尋寧々
あれ?花子くんのは白色なんじゃ…
花子くん
これは俺のじゃないからね
花子くん
こいつについて行けばサクラの所に着くよ
花子くん
それじゃよろしくね
八尋寧々
待って!会ったらどうすればいいの!
八尋寧々
あれ、また居なくなってる
黒杖代
八尋寧々
あ、着いていかなくちゃ
放送室だと思ってください
黒杖代
八尋寧々
ここ?
ガチャ
七峰桜
来たのね
黒杖代
司
あ!おかえり〜
七峰桜
貴方は少しあっちへ行ってて
司
はーい
七峰桜
どうぞ
八尋寧々
お邪魔します…
八尋寧々
(あれ?水…)
八尋寧々
(もしかして境界!?)
七峰桜
気になることはあるでしょうけど
七峰桜
とりあえずは気にしないで置いて
日向夏彦
おいチビ
日向夏彦
あっち行ってろ
八尋寧々
あ!あの時の!
日向夏彦
どうも
七峰桜
それで、話したいことなんだけれども
八尋寧々
はい…
七峰桜
今なにか違和感を感じていることはない?
八尋寧々
えっと、
八尋寧々
(待てよ、今言ったら私が何かに引っかかていて)
八尋寧々
(もしかしてこれも罠なのかも!)
八尋寧々
私、あ、あなたのことしんようしてないよ?
七峰桜
知っているわ
司
話してみなよ〜
司
サクラ、悪い子じゃないよ?
八尋寧々
司くん…
司
んー?
八尋寧々
…確かに最近おかしいです、
八尋寧々
花子くんが普くんになったり、
司
…
八尋寧々
それをみんな当たり前かのようにしていて…
七峰桜
…そう
七峰桜
それ、誰の仕業か分かる?
八尋寧々
それが分からなくて…
司
気づいてないの?
八尋寧々
え?
司
それ、君に仕業だよ?