まひと
......
目が覚めたら 僕は、浴槽に居た。
まひと
...うッ
まひと
...鉄臭い...
周りを見たら、 昨日僕が何をやったのか 一瞬で理解出来た。
まひと
...駄目だったんだ、
まひと
....出るか、
まひと
.......ぁ
浴槽から出ようと 立ち上がった時、 僕の視界は真っ暗になって 意識が無くなった。
次に目覚めると僕は リビングに居た。
まひと
....あれッ
急いで起き上がった僕に 頭痛が襲いかかって来た。
まひと
...手当..されてるッ
しゆん
あ、起きた?
まひと
...しゆ..ん
しゆん
...寝とけ
まひと
...ありがと
しゆん
...うん
...なんで、しゆんが? ....気持ち悪い。 そう思った時はもう遅かった
まひと
オエッ...ビチャビチャ
しゆん
..大丈夫か?
まひと
...フゥ...ハァハァ..大丈夫ッ...
しゆん
..まだ気持ち悪い?
まひと
...ううん..ッ楽になった
しゆん
なら、いいけど
まひと
ごめん..片付けるね
しゆん
馬鹿ッ....寝てろ!
まひと
え..
しゆん
...また気持ち悪くなったら駄目だろ?
まひと
...あ、うん...
まひと
ありがと...
....何やってんだろ ...迷惑掛けて..ごめんなさい
しゆん
..その..気にしなくていいよ
しゆん
..勝手に手当道具使ったり
しゆん
色々して、その...ごめん
まひと
いや....ありがとッ!
しゆん
..寝てて
まひと
うん。
言葉に甘えて、 僕は寝てしまった。
....ここどこ?
まひと
...ッ
ばぁう
まひとッ?
まひと
ばぁうくん...
ばぁう
どうした?
まひと
しゆんは?
ばぁう
は?
まひと
しゆちゃ、どこにいるの?
ばぁう
...何言ってんの?
まひと
え、しゆちゃどこって
聞いてるだけじゃん、
聞いてるだけじゃん、
ばぁう
...しゆんはッ
ばぁう
もう...死んだんだよ?
まひと
え...?
ばぁう
あいつはもう、
ばぁう
消えた....
まひと
うるさいッ
まひと
しゆちゃは、
まひと
...僕のこと..
まひと
助けてくれたんだッ
ばぁう
...まひと
まひと
...しゆちゃに、会いたい。
ばぁう
まひと?
窓...空くかな?
まひと
...ガラッ
ばぁう
まひとッ!
まひと
...フラッ
ばぁう
...まひとッ!
まひと
..ば..う.....く..んニコッ
ばぁう
....まひ?
まひとが 落ちていく その時間は、ゆっくりに感じた。 ...トマトが落ちたみたいに まひとの体は 曲がってたり、 体液が飛び散っていた。 ...僕がちゃんとしてたら ..まひとのこと..止めれたのかな。