無 気 力 女 子 の 攻 略 方 法 ．

あれから 私は───

友達に声をかけられた

私には

どうしても 断ったらだめな用事があった

いじめっ子ワンツー絡みの事だ

でも

友達に"アレ"を話す訳には行かないから...

それなら

嘘をつくしかないと思った

あー......

こんなことが続かなけれいいな

なんて思いながら

黙々と"アレの準備"をしていた

あれから半年以上が経った

それでも、まだ いじめっ子ワンツーのいじめは続いている

妹や友達に心配されたけど

本当のことを言えずじまいで

更には

「ほっといて！」

なんて事も言ってしまって

友達との約束も 何度も破って

友達は私からどんどん離れていった

妹だってそうだ

私がキツい言い方をしてしまってから

あまり話していない

そんな私を心配したのか

お母さんが「引越そう」

なんて言ってきた

その時私は凄く怖かった

引越して転校してまで

あのいじめっ子ワンツーが いじめて来るのではないかと

でも────

あの学校に居るよりは マシだったから

すぐに返事はYESと答えた

私は軽くペコっとお辞儀をした

ほんとに優しい先輩だな....

少し考えてから

私は拳を握りしめ

「はい」

と言った

ななには あとでゆっくり話そう

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡120