これはシリーズ物です 前作を読んでいない方は視聴を控えることを推奨致します
実在の人物、団体とは一切の関係がございません
注意事項は導入を読んで頂けますと幸いです
それでは本編へとどうぞ
明るい青年
リアム
リアム
君の方こそ怪我はないか?
…取り繕うのに精一杯だった 初対面であるはずの彼に 何故こんな想いを抱かなくてはならないのか
正直、自分でも動揺している
何故、彼を見ているだけでこんなにも…
リアム
リアム
何かを忘れている?
リアム
背丈の低い青年
明るい青年
背丈の低い青年
明るい青年
そろそろ、俺達行きますね
筋肉質な青年
リアム
何故君達はそんな顔で俺を見つめるんだ
喉に骨が引っかかっている様な違和感を
俺は
見過ごしてはならないと思った
明るい青年
リアム
青年達
リアム
止めるのも良くないとは思うんだが…
リアム
初対面の、しかもただぶつかっただけの関係性で名前を聞くなんてどうかしてる そう思っても、そうしなければならない そんな気がした
明るい青年
背丈の低い青年
明るい青年
筋肉質な青年
白髪の青年
クロノアとでも呼んでください
何処か、馴染みのある名前に 和んでいる自分がいた
筋肉質な青年
明るい青年
何処か悔しそうな そんな表情を浮かべる青年は
明るい青年
『ぺいんと』と名乗った
ぺいんと
当たりがキツイ事を…
リアム
急にそんな事を聞いたら
そんな反応もしてしまうだろう
気にしないでくれ
相応の反応だ 大して関わった事の無い ましてや今日が初対面の俺に 名前なんて問われても困惑するに決まっている
リアム
黒猫
クロノア
クロノア君の腕から飛び降りたその黒猫は 俺の足元に寄り、身体を擦り付けて来た
黒猫
クロノア
ぺいんと
リアム
ノアはそれに同意するように ミャ と小さく鳴いた
トラゾー
先程の謝罪の意味も込めて
お茶でもしませんか?
ぺいんと
ぺいんとと名乗った青年は怒りの表情を浮かべていた 心の底からでは無い、苛立ちに近い怒りだった
リアム
だから、少ししか時間は取れない。
それでも良ければ。
俺は怒りを覚えているぺいんとさんを横目に その誘いに乗った
しにがみ
ぺいんと
不服そうな表情を浮かべるぺいんとさんを見ると 思わず表情が緩んでしまいそうだった