〇〇
そこには
1つの血溜まりと
蘭ちゃんの誕生日に皆でお揃いで付けていたピアスが
落ちていた
何の色なのか。そして誰のなのか
分かりきっていたのに、、、
確認すると
ピンク色のピアスだった
ピンク色は春ちゃんのピアス
そして血溜まり
よく見ると
春ちゃんの銃。そして
春ちゃんのネクタイ。血に染まっていてよく分からなかったのだ
敵は20人もいたのに
血溜まりはどこを探しても
ひとつしか無かった
なのにどこを探しても春ちゃんはいなかった
もちろん電話も何も繋がらない
そして
私は堕ちた
心から笑えなくなった
眠れなくなってしまった
どう頑張ってもあの人
春ちゃんの事しか考えられない
愛する人を、、大切な人を亡くし
そこから2年
私は人形のように
魂が抜けたように
何も考えられなくなった
いや
何も考えたくなかった
何か考えてしまうとどうしてもあの人のことを考えてしまう
涙が止まらなくなる
だから私は考えるのをやめた
でも
でも
もう少しすれば
また
また会える
その前にまず
春ちゃんの墓へ行く
〇〇
ねぇ春ちゃん
〇〇
春ちゃん。コ〇ジーコーナーのチーズケーキ好きだったよね
〇〇
はい。これ
〇〇
私がここに来るのも最後になっちゃうかもね笑
〇〇
最後に見るのは春ちゃんの墓って決めてたんだ
〇〇
もう、、いいよね
〇〇
春ちゃん
〇〇
止めないでよ?笑
〇〇
ガッ
〇〇
春ちゃん。
〇〇
なんで?
〇〇
なんで止めたの?
〇〇
なんでよ
〇〇
もういいんだよ
〇〇
またね
〇〇
春ちゃん
〇〇
、、、、、
〇〇
、、、、ポロポロ
〇〇
地獄で会おう
バァンッ
BADEND編─[完]─