テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ある年の冬
夜中に一人 ポツンといたら違和感を感じた
唯
唯
嫌な予感というのは 空気で分かる
異様な空気が流れてくる時だ
異様な空気は大きいので 高気圧となってこちらへ 吹いてくる
私はその嫌な予感がした方向へ 駆け出した
そう焚火の中から 子供の声が聞こえた
そう呟いたのは
隣の神社の守り神である
森羅という鬼
見えないけどオドで分かる
オドは魔力的な存在
森羅もそれなりに珍しい家だ
私もだけど
この人しかいない
唯
私が鋭い声で 背中に話しかけても
そう険しい声で ポツリと呟くだけ
本心では無い事は分かってる
それで私たちと同じというのは
鬼の子は最初は呪いから始まる
凶暴化して止められなくなった時に 私たちが止める
それが私たちの役目
その時に家が決定する
風雷の家が一番メジャーな家
私は資料でしか見たこと無いけど 三つしか家が無い
森羅と影月と風雷
その三つだけ
声絶え絶えになりながら 言っている
でも少しすると 火の中の影が小さくなった
森羅は火から目を逸らした
私は腹をくくって火に近づいた
唯
唯
唯
私は無視して続けた
唯
唯
火の中で一つの強い力の オドが動いた
唯
そう言って火から出てきた
そう言って森羅は 境内の方へ向かった