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テラーノベル(Teller Novel)

あれから約1ヶ月

蝶の夢なんて忘れようとしていた時のことだった

友花

...あれ...?

友花

ここ...

友花

この間の夢...?

友花

...入ってみよう

この間の蝶に会えるかなと、思った──

友花

...

入ってみると、前回同様、たくさんの人と、たくさんの蝶がいた

何もできずにボーっとしている私に、一匹の蝶が近寄ってきた

久し振り!友花!

友花

え!?

近寄ってきた蝶は、青色ではなく、緑色だった

あ、姿が変わってるのか...

俺、この間の蝶!

奏多だよ!

友花

あ、奏多くん!?

どうやら、この間の蝶は生まれ変わったようで、またこの屋敷にいた

それから私は、奏多くんとの再会を喜んで、一緒に話していた

その中で、こんな話になった

友花

今日ね、ニュースを見たの

友花

植物人間状態の人が目覚めていくって

...

私がその話をすると、奏多くんはじっと何かを考えていた

友花

奏多くん?

ああいや...

...友花になら話してもいいかな

実はね、俺、事故で植物人間状態になっちゃったんだ

友花

え...?

ニュースの内容と重なる

ここにいる蝶たちは全員、蝶としてここで生きてるんだ

友花

じゃあ...死んだら現実世界でも死んじゃうの?

恐る恐る聞いた

うーん...何でかはよくわからないんだけど、一回までなら死んでも大丈夫みたい

友花

そうなんだ...

友花

助かる方法ってないの?

あるよ、1つだけ

友花

1つ...

他の蝶たちが目覚めることができた唯一の方法

この舞踏会の参加者に、"呪い"を解いてもらうこと

友花

呪い?──

なんか展開が早い

まあ、終わらせたいんすよ

次かそのつぎくらいで終わるかな...

じゃ

舞踏会~蝶と共に過ごす夢~

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