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貴方の世界

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貴方の世界

第8話 - インフィニティ村連続殺人事件後編

40

2021年07月25日

#学園生徒の日常生活記

#まいぜん

#キャラ崩壊

#ゼル

#貴界

#貴方の世界

ゼル

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ゼル

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ゼル

やべぇな、ちと頭痛ぇわ。

テト

なんかあったのか？

ゼル

あー…？

テト

おい、大丈夫かよ？

ゼル

…ああ、うん。大丈夫、大丈夫。

テト

1＋1は？

ゼル

2

テト

間違えろよ…。

ゼル

やだね。

ゼル

今日は、善一の自室に籠るゼルです。

テト

善一に怒られるな。

ゼル

安心しろ、アイツ今部活だから。

テト

あっそ。

ゼル

うん。

ゼル

今回ちょっと謝る事があります。

ゼル

まず、前回の被害者ジョン・ガリア。あの人ふざけで名前作りました。だから、名前は無いです。

ゼル

次にペロー。
これは赤ずきんを英語にしたと書きましたが、

ゼル

赤ずきんの物語を初版した会社名でした。すみません。
ですが、物語ではペローを初版した会社として扱い、赤ずきんのグループとして使用します。

ゼル

つまりこれは、ペローの意味の違いとだけで本編にはあまり影響しません。

テト

阿保作者！

ゼル

yes❗すみません❗

テト

本編どうぞ❗
ゼルは俺が叱るー…アイツ本編行きやがった…。

鳥の声が聞こえる。私(僕)が起きると、金髪の誰かが立っていた。

舞

xxxx？起きたの？

それは、舞だった。逆光で髪が輝いてみえる。とても綺麗だった。

xxxx

…舞…？

舞

ええ、そうよ。
朝だからリビングへ行きましょう？
楓夏はもう行ってるわ。

xxxx

ゼル…さんは？

舞

ゼル？ああ、朝方からサイクリングに出掛けたわよ。
多分、今帰ってくるんじゃないかしら。

xxxx

皆、早起きだね…。

舞

あはは、そうね。
ゼルに限っては仕事やらなんやらで早起きみたいだけど。

xxxx

仕事？

舞

ええ。私も詳しくは知らないけれど、バイトとかそんなんじゃないかしらね。

xxxx

中学生がしていいのかな？

舞

さぁね。
学園の商業エリアのバイトじゃないかしら。それはともかく、行きましょう。

リビングへ続く廊下を歩く。ギシギシと床が軋むが、古そうな所なのだから仕方がない。映画によくある大きな扉を開くと、大広間へ移動でき、中央の大きなダイビングテーブルに数個ある椅子に善一、ナバ、ゼルが晩御飯の時と同じ位置で座っていた。

善一

おはよう、xxxx！
ちょっと朝ごはん手伝わさせて貰ったんだ！食えよ、きっと旨いから！

ナバ

おはよ、xxxx！
善一が作ったの美味しいよ！

ゼル

おはよう…xxxx…。
なぁ、誰かこのナバと言う暴食漢を止めてくれ…。

xxxx

無理です。

ゼル

いや、でもよ…。

xxxx

無理です。

ゼル

xxxx…そうか…お前が鬼か…。

善一

おい、ナバ！
早速喰ってんじゃねぇよ！

ナバ

ｳｶﾞｯ？やだ❗

善一

やだじゃない！

ナバ

やだ、食べる！

ゼル

そんじゃぁ、喰うか。

舞

え？そのベストの格好で？

ゼル

あ？どうせまた出るんだよ、これでいいだろ。

xxxx

(ベスト…どこぞの旅人みたいな格好してる…。)

善一

(…サムネに出すか。前の怨みで。)

ナバ

(写真撮ったれ…。)

舞

た、食べましょうか…。

楓夏

あ、やっと？

舞

あら、いたの？

楓夏

うん、いたよ。

ナバ

頂きまーす！

善一

お前まだ喰う気かよ！？
って、それ俺の！口つけてるからやめろ！

ゼル

…うん、旨い❗

xxxx

カオス…。

楓夏

いつも通りでなによりです。

呆れさえもあるが、食事に手をつけた。善一が手伝ったのはパンを焼く所らしいけれど、狐色でとても上手く出来ていたし、なにより美味しかった。

サラッとナバ、善一と間接キスしてるんだよなぁ…。

食事が終わり、私(僕)は善一、ナバ、ゼルとサイクリングする事になったが、行き先は知らない。因みに私(僕)は善一と一緒、ゼルはナバと一緒だった。

言葉を選んで下さい。 1 ね、ねぇ、何処に行くの？ 2 何処に行くの？

善一

んー？ちょっとな…。
まぁ、ちょっと危険だけど…大丈夫だって。

xxxx

心配しかないよ！

善一

まぁ、まぁ…。

まるで幼児を宥めるかの様に頭を撫でられるが、安全運転ではないので、善一の手を払って、わざと私(僕)は善一の髪をクシャクシャにした。

善一

やめろ、やめろ…もうすぐ着くから…。

ーーーーーｷﾘﾄﾘ✂️ーーーーー

善一

ほら、着いたぞ…なに笑ってる。

自分がやったのだが、あまりの変な髪型に腹を抱えてしまう。綺麗に整っていた髪が猫等の動物の様に跳ねていて、スマホで写真を撮って猫の耳を描いたらそれっぽさそうだ。

xxxx

髪…w

善一

お前がやったんだろ…。

ゼル

おい、善一❗
ペローに話聞いてきたぞ…って、なんだよその髪型？

ナバ

あはははww
可愛いらしくて似合ってるよw

善一

ふざけるなよ、お前ら…。

ゼル

まぁ、まぁ、今日の所はそれで行けよ。可愛いからよ。

善一

今すぐ殴っていいか？

ゼル

断る。んでペローだが、
ウルフとは因果関係にあるみたいだな。主に掃除場から退いてくれなかったりとかな。
その代わり、狩人って言う団体がウルフを追い払ってくれるから助かるってよ。

善一

狩人？

ゼル

あー…なんか警察みてぇなもんだとよ。

善一

ふーん…。

次はなんだかヤバそうな廃墟の所だった。善一が前にいてくれる為、何かに襲われる心配は無いが、普通に怖い…。

ゼル

…とんでもねぇ所に来ちまったな…。
刑務所のすぐ近くじゃねぇか…。

ナバ

首塚…？

ゼル

だろうな。
善一、前方に集団だ。

善一

ああ、分かった。
行ってくるから、ナバ、ゼル。
xxxxを頼む。

ゼル

OK.

ナバ

分かった。

善一は集団に入ると、何かを話していたが、何かを構え、集団の中の数人と喧嘩を始めた。

xxxx

善一が…。

ゼル

まぁ、見てろ。

ナバ

大丈夫だよ、xxxx。
善一はやられないよ。

よく見ると、善一が数人を一方的に殴ったり、蹴ったりしていた。反撃はするものの、善一に全てかわされ、逆に返り討ちにあって気絶していた。

やがて、全員倒し、善一はボスらしか人物と話していた。しばらくすると、善一は此方に戻ってきた。

ナバ

どうだったの？

善一

…仲間を3人失って酷く怯えていたな。全員倒したら、あっさり話してくれた。
ウルフはペローと狩人共に仲が悪いみたいだな。

ゼル

次は狩人だが…流石に無理だな。

善一

ああ…警察的存在なら俺達と接触はしてくれないだろうし。

xxxx

じ、じゃあ、どうするの？
後、なんでこんな事してるの？

善一

ああ…ま、ちょっとした興味だよ。
それに、何か引っ掛かる事も出来たしな。

ナバ

あ、善一。

善一

なんだ？

ナバ

これを見てよ。

2021年7月20日名無しの誰かさんインフィニティ村で少年が自殺。少年はペローの参加者でウルフにいじめを受けていた模様。少年の父、狩人のリーダーは嘆き続けている。

ナバ

これってさ…。

善一

…関係してそうだな…。

ゼル

しかし、変な文章だな。

ナバ

まぁ、これチャットの誰かが投稿したニュース？みたいな物だからね。

xxxx

語彙力が無い人かな？

ゼル

さぁな。
でも、一応意味は分かるしいいんじゃねぇか？

xxxx

そういうものかな…。

善一

さぁ？
でも、だいたい読めたな。

ゼル

そうだな。
意外と簡単だったな。

始めですから。

善一

とりあえず、その少年の父の所に行くか。ナバ、分かるか？

ナバ

分かんない☆

善一

・・・。

善一

よし、ナバ。
スマホを貸せ。
ちょっとパソコンに飛ばして個人情報見つけるから。

xxxx

やってる事犯罪…。

善一

うっせ。

善一

…みっけ。

ナバ

昔、ミッケっていう間違い探しの本あったよね。

ゼル

ああ、あったな。
懐かしいな…今も売ってるかな？

ナバ

さぁ？あるんじゃない？

善一は横目で思い出に浸る二人を見ながら、私(僕)に向き直り、言った。

善一

…二人は放っといて、俺達だけで行くか？

言葉を選択して下さい。 1 分かった 2 嫌だ

善一

よし、行くか！
(拒否権無いぞ、来い。)

善一

…随分と散らかってるな…。

xxxx

凄い臭い…。

善一

それと同時に血の臭いもするな…。

少年の父

…誰だ？

善一

貴方が自殺した少年の父親ですか？

少年の父

…ああ、そうだ。帰れ。

善一

まぁ、そんな苛立たないで下さい。
貴方、三人の少年を殺してませんか？

少年の父

…やっとか。

善一

…はい？

xxxx

や、やっと？

少年の父

そうだよ、お嬢さん。
やっと息子に会えるんだ。

善一

…貴方、死刑を望んでいるんですか？

少年の父

そう、その通りだよ。
1人以上殺せば、死刑になる確率が高いからね。
それで、息子の所へ行ける。

善一

…貴方が自殺を図るつもりはなかったのですか？

少年の父

無理だったね。
息子は痛みを知って死んだんだから、私は息子と同じ精神的な痛みを知ってから死のうと思う。

善一

少年の親から責められる事から？

少年の父

そうだよ。

善一

いくらなんでも変な話ですね。

少年の父

そうかな？私はただ、息子の所に行きたいのだけれど。

善一

でも、何か変だ。
死刑になりたいのであれば、無差別で殺せば、良かったのに。

少年の父

ああ、そういう事か。
それは君がよく分かってそうだね。

善一

まぁ、そうですね。
ではー。

xxxx

ち、ちょっと待って下さい！
どういう事ですか？

善一

まぁ、まぁ。
全部話すから待ってくれよ。

善一

まず、貴方は息子の為に死のうと少年を殺した。それと同時に違う理由でも殺した。

善一

狩人、狼、赤ずきん…狩人は狼を殺し、赤ずきんを守った。

善一

なんだか童話に似てますね？

善一

そして、そこにある赤ずきんの本。
随分とボロボロですね。

少年の父

息子が好きな童話だよ。

善一

…童話、ですか。

少年の父

ああ、そうだよ。

善一

…貴方は息子が好きな童話で復讐を果たしたかったんですか？

少年の父

さぁね。
でも、パッと浮かんだんだ。
赤ずきんみたいに狼を殺したらどうだろうって。

善一

それも、狼はいじめをしていた少年…。

少年の父

確かにそうだね。
私は息子の復讐の為だけにやったのかな？

善一

…おそらく…貴方は分からないんですか？

少年の父

…ああ、ずっと無感覚だったね。

善一

…貴方は、ただ貶しているだけだと思います。

少年の父

何を？

善一

息子さんが好きだった童話。
息子さんが望むはずのない事を仕出かした事です。

少年の父

…そうかもしれないね。
でも、もういいんだ。
地獄に堕ちようが、天国に行こうがどうでもいい。
とにかく死なせてくれ。

善一

…貴方は…ただの殺人犯だ…。

xxxx

…狂ってる。

善一

…xxxx、警察だ。
この人はもう、死なせるしか出来ない。

xxxx

…うん。

この後、警察が来て男性は逮捕されるのだが、やはり死刑となり、冥界へと旅立ったらしい。ゼルによれば、「子供を失った親は思いがけない行動を取る」そう言っていた。私(僕)達は夏休みが残っている為、遊園地に行く事になったが、あまり乗り気にはならなかった。でも、皆が励ましてくれたから元気が出たからか、私(僕)は遊園地が楽しみだ…。

ゼル

やはりぐだったか。

テト

今回は情報が足りなかったな。

ゼル

そうだな。

テト

そろそろ締めるぞ。

ゼル

ああ、んじゃアディオス❗