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ころさな
32
雨音が鳴る夜道。
傘にぶつかる雫は、外の世界と自分に区切りをつけているようで耳障りだ。
目の前に立つ男は傘もささず、
こちらを見て笑みを浮かべた。
その笑みはどうも気持ち悪く、嫌悪感を顔に示さないよう、気を張り詰める。
男の言葉を繰り返すと、彼はまた小さく笑った。
奴らを“裏切る”のか。
何も言わないでいると、彼は呆れたように言った。
縋るように言うと、彼は再び笑った。
彼が近づいてくる。
髪を掴まれて、
無理やり目線を合わせられる。
不快感で吐き気がする。
…どこまでも、こいつは屑だ。
いつも、脅すようなことしか言わない。
…それでも、
従うしかない。
色々な感情が混ざり合い、声は震える。
男は、ついさっきまでの雰囲気を一変させ、
仮面のような笑顔を貼り付けて車へと乗り込んだ。
取り落とした傘を拾うこともできずに、その場で呆然と立ち尽くす。
雨はさらに強くなり、
もう6月だと言うのに、氷のように冷たい空気を漂わせた。
昨日まで土砂降りだった雨は止み、空は晴れ渡っている。
らん〈舞桜〉
リビングには、俺となつの2人。
なつ〈烈紅〉
らん〈舞桜〉
なつ〈烈紅〉
なつの表情は、まだ暗い。
らん〈舞桜〉
なつ〈烈紅〉
なつは少しずつ語り始めた。
なつ〈烈紅〉
なつ〈烈紅〉
なつ〈烈紅〉
らん〈舞桜〉
なつが、机に突っ伏した。
なつ〈烈紅〉
なつ〈烈紅〉
らん〈舞桜〉
なつ〈烈紅〉
なつ〈烈紅〉
顔を伏せ、声がくぐもる。
らん〈舞桜〉
なつ〈烈紅〉
らん〈舞桜〉
なつ〈烈紅〉
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
なつが顔を上げる。
額には少し赤く跡がついていた。
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
俺が微笑んで言うと、なつの表情は少し和らいだ。
なつ〈烈紅〉
らん〈舞桜〉
なつ〈烈紅〉
やっと、なつが目を合わせてくれた。
らん〈舞桜〉
なつ〈烈紅〉
なつが席を立ち、部屋へと戻っていった。
らん〈舞桜〉
こさめの誕生日まで、あと一週間。
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
コメント
13件
投稿ありがとうございます✨ え!裏切り者! 誰なんでしょうか…、めっちゃ気になります🫣 続き楽しみです!

裏切り者は誰?気になるし なつ無事に渡せるように願います。
投稿ありがとうございます!! 裏切り者い出るんだ!?えぇ、誰だろ〜、🤔