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ころさな
コメント
7件
ハピエンになりそうだけど裏切りを命令されてる子がなぁ,,,,,

どうか六人で幸せの日々が過ごせることを願います 良かったちゃんと思いが伝えられたね! 続き待ってます
幸せだ~!このまま幸せで居て欲しいよ~!絶対に誰も死なずに6人皆が結ばれれば良いのに、
紫陽花に水滴が残る、昼間の墓場。
俺は花を持って歩いていた。
らん〈舞桜〉
並ぶ墓の中にいるのは、かつての俺の仲間たち。
10年前、憎いヴィシャスに殺された、俺の家族たちだ。
らん〈舞桜〉
あの頃の記憶は褪せることなく、俺の脳に刻まれている。
楽しいことばかりじゃなかったけど、
紛れもなく、大切だった。
らん〈舞桜〉
楽しい記憶を思い出すと同時に、頭に浮かぶ忌まわしい記憶。
あの、死体だらけの光景。
らん〈舞桜〉
絶対に許せない、疎ましい組織。
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
俺は墓石に向かって、呟くようにそう言い放った。
いるま〈紫斬夢〉
少し遠くから、俺の名前を呼ぶ声。
一緒に来てくれたいるまだ。
らん〈舞桜〉
いるま〈紫斬夢〉
らん〈舞桜〉
手を合わせ、立ち上がる。
らん〈舞桜〉
俺はその場を後にした。
6月になり、かなり日が長くなってきているのを感じる。
俺とらんは、何も言わず道を歩いた。
家までは、まだ距離がある。
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
らん〈舞桜〉
らんが顔をこちらに向ける。
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
少しだけ間を置いてから、らんは答えた。
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
いるま〈紫斬夢〉
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
らんの横顔は夕陽に照らされ、赤く輝いていた。
らん〈舞桜〉
いるま〈紫斬夢〉
唐突に質問をされ、少し戸惑った。
らん〈舞桜〉
いるま〈紫斬夢〉
俺は今まで、らんのことを聞くことはあっても、
俺のことを話すことはなかったように思う。
知られたくなかったから。
…嫌われるかも、って思ってたから。
…それでも、
今は、そんな心配はなくなった。
こいつを、信じているから。
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
らん〈舞桜〉
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
俺の感覚も、麻痺してたんだろうな。
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
そう。
俺は人を騙して、
殺して、
死ぬ気で生きてきた。
…正直、らんと共に生きるって決めたのも、
利用するためだったのかもしれない。
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
少しずつ、顔が下を向く。
らん〈舞桜〉
らんの足音が止まった。
いるま〈紫斬夢〉
らん〈舞桜〉
らんの目が俺を真っ直ぐ捉える。
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
いるま〈紫斬夢〉
優しく微笑む彼の顔に、小さく心臓が跳ねる。
らん〈舞桜〉
いるま〈紫斬夢〉
俺が何か言おうとすると、らんはそれを遮った。
らん〈舞桜〉
優しい風が吹く。
いるま〈紫斬夢〉
らん〈舞桜〉
夕陽の光が濃くなったからだろうか。
らん〈舞桜〉
らんの顔が、少し赤くなった気がした。
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
いるま〈紫斬夢〉
澄んだ目が、俺の瞳を捉えて離さない。
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
いるま〈紫斬夢〉
愛する人が、手の届く距離にいる。
今すぐに抱きしめ、言葉を返したい。
…でも、
いるま〈紫斬夢〉
らんの顔が、ピクリと動いた。
いるま〈紫斬夢〉
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
らんの表情がみるみる曇っていく。
胸が、締め付けられる。
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
横を通り過ぎようとするらんの腕を掴む。
らん〈舞桜〉
少し涙を浮かべた彼と目が合う。
いるま〈紫斬夢〉
顔が熱くなる。
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
言葉が、上手くまとまらない。
それでも、伝えたい。
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
らん〈舞桜〉
握る手が、微かに震える。
彼の顔は、俯いていて見えない。
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
らんが、眩しいほどの笑顔を見せる。
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
オレンジ色の光に包まれる、愛しい彼の顔。
いるま〈紫斬夢〉
誰にでも、幸せになる権利はある。
こんな俺らも、例外じゃないんだ。
現に今、俺はらんの隣を歩いて、
とても幸せだ。