遥斗
ただいま
ユマ
お邪魔します
お母さん
あら?
お母さん
いらっしゃい
遥斗
泊めてもいい?
お母さん
いいわよ
ユマ
すみません。
ユマ
ありがとうございます
お母さん
さて、そしたらご飯は豪華にしようかな
遥斗
あんまり無理しなくていいよ
お母さん
あら、最後ぐらい美味しい物食べたいじゃない
ユマ
はぁー
ユマ
ご飯美味しかった…
遥斗
良かった
遥斗
そろそろ寝るか…
ユマ
ああ
遥斗
じゃあなユマ
ユマ
バイバイ遥斗
ユマ
ありがとうな色々
遥斗
別に
遥斗
う…んー
あれ?
外が明るい?
遥斗
…ユマ!
遥斗
ユマ!
ユマ
ん?
ユマ
なに…?
遥斗
朝だよ
ユマ
は?
ユマ
わ!マジだ
ユマ
滅ぶんじゃなかったのかよ…
遥斗
外行ってみるか?
ユマ
ああ。
2人で外に出た
何人もの人が窓から外を見て
肩を落としていた
遥斗
なぁ、なんでみんな助かりたい
遥斗
って言ってたのに肩を落としてんだ?
ユマ
…さぁ?
ユマ
どっかで、滅ぶのを期待してたんじゃないのか?
滅ぶはずだった日から1週間たった
それでも、世界は滅ばなかった
ユマ
結局、滅ばないじゃん
遥斗
滅んで欲しかった?
ユマ
どーでもいい
遥斗
どっちかと言えば?
ユマ
…滅んで欲しい
ユマ
俺さ、今回の事あって分かったんだ
ユマ
結局、みんな自分が1番なんだなって
遥斗
…確かに
遥斗
そうかもな