百花
国見 英
国見 英
国見 英
百花
心臓の鼓動が速くなる。
返ってくる答えに 期待してしまう自分がいる。
期待、、してもいいのかな。
だって英くん、私に...色んなこと、
でも、1人で 飛び上がっているのも束の間。
返ってきた答えは...。
国見 英
国見 英
だって思ってる
百花
百花
百花
1人で舞い上がって馬鹿みたい。
最初から期待なんて、 してなかったのに...
期待、、してしまったんだ。
自分だけが特別って、
勘違いしちゃってたんだ。
百花
ありがとうございました。
百花
ごめん、なさい。
百花
百花
百花
百花
あーあ。
終わっちゃった。
百花
辛いものなのですね...
百花
こんなにも寂しく感じる。
百花
百花
1人でブツブツ言って、1人で泣いて、
私はこのまま1人なんだと
暗闇に逃げ込もうとかしていた時
インターホンの音がなった。
百花
百花
百花
そこには、佐々木 佳奈が立っていた。
佐々木 佳奈
佐々木 佳奈
私、寂しかったんだ。
1人なことが。
百花
佐々木 佳奈
佐々木 佳奈
佐々木 佳奈
佐々木 佳奈
佳奈は最初から 最後まで私を励ましてくれた。
こんなにも、人の体温が暖かいなんて、
知らなかったな。
それも全部佳奈のお陰。
私は、周りから助けて貰ってばっかりだ、
だから、私も変わろう。
変わらないと。
私は自分から相手に関わるようになった。
前みたいに、怖がらず不安がらず。
自分なりの言葉を相手に伝えてみよう。
百花
百花
中村さんですよね!
百花
中村 彩
中村 彩
私も仲良くしたかったの!
大体の人が私と喋って みたかったと言ってくれた。
私が歩み寄らなかったから、 距離が縮めなかったんだと反省出来た。
英くんとは、未だに喋れていない。
まだ、私が英くんを好きだから。
喋れない。
校長
校長
あっという間に一学期が終わった。
横目で少し前の英くんを見る。
英くんは隣の男子と 楽しそうに喋っている。
もう、喋る事は無いのかな。
百花
私は1人ぼそっと呟く。
百花
百花
百花
百花
百花
百花
暇な休み。
ゲームをするにもやる気がでない。
でもそんな時友達になった 中村さんからメールが届いた。
AYA
10:38
AYA
10:38
momoka
10:39 既読
momoka
10:39 既読
AYA
合コン誘われちゃって!!
10:39
AYA
一緒にどう!?🙏🏻 ̖́-
10:39
momoka
10:55 既読
AYA
じゃあ◯◯店に13時で~❤️🔥
10:55
momoka
10:55 既読
百花
百花
どんな感じなんだろ。
”合コン”って、
合コンに来てしまった。
意外と人が少なくてよかった。
中村 彩
彩って言いますっ!!
中村 彩
男子達
中村さんは、 ...凄い慣れてるな。
私だけ、格好も子供過ぎない?
大丈夫かな。
恥ずかしい人だって思われ、
...ダメだ、こんな考えやめるって 決めたんだから。
自分を変える。 その為に来たも同然なんだから。
百花
百花
百花
男子達
普通通り、普通通り。
頑張れ百花
佐藤 大輝
佐藤 大輝
可愛いなって思ってて
佐藤 大輝
百花
百花
私に喋りかけてくれるなんて、 どんだけ心が広い方なのか。
ひとまず安心だ。
佐藤 大輝
彼氏いた事ある?
百花
いたことありません!!
佐藤 大輝
佐藤 大輝
百花
百花
佐藤 大輝
佐藤 大輝
良い人見つけな!
佐藤 大輝
イケメンな男がいるだろ!
反応に困る。
対してイケメンでもないのに、
英くんの方が何倍も!
...
百花
ノリに乗ってればいいものの、
英くんを思い出してしまう。
合コンも無事に終わり、 帰ろうとしていた時
急に腕を掴まれた。
百花
佐藤 大輝
百花
百花
びっくりしました、笑
百花
佐藤 大輝
佐藤 大輝
好きになったかも!
百花
佐藤 大輝
可愛すぎて惚れちゃった、
百花
また”顔”
顔が好きになりましたなんて、 聞き慣れた。
顔だけで、 決めないで。
百花
佐藤 大輝
佐藤 大輝
百花
合コンってそういうもの だってわかってた。
百花
知ろうと思いません、
百花
百花
分かってたけど、脳裏によぎる
英くんの顔が。
分かってる。 次のステップを踏まなきゃって
前に進まなきゃ行けないって、
でも、
好きなんだもん、 まだ英くんの事。
忘れたいのに、忘れられない。
佐藤 大輝
今回はいけると思ったのに
佐藤 大輝
佐藤 大輝
百花
まただ。
なんでこんな面倒臭い男ばっかに、
好かれるんだろ。
もういっその事付き合う?
なんて、絶対無理。
あーもう、どうしよ
こんな路地裏で、しかも私一人。
無理だ。逃げることなんて。
下を向いて、考え込んでいると、
その時、 聞き覚えのある声が聞こえた。
国見 英
国見 英
百花
なんでこんな所に英くんが、
でも英くんだけではなかった 後ろには金田一くんもいた。
国見 英
もしかして、彼女って、!
国見 英
そこは嘘でも 彼女って言って欲しかった。
佐藤 大輝
今からいいとこなんだよ!
佐藤 大輝
百花
金田一 勇太郎
怒鳴ってたじゃねぇか
金田一 勇太郎
国見 英
ちょっかいかけますか
名前、 言ってくれないのかな。
佐藤 大輝
佐藤 大輝
このたらし女!!
百花
国見 英
百花
またブスって、
...でも、また、助けて貰った。
また勘違いしそうで、
怖い。
そうなる前に、 早く此処を離れよう。
百花
ありがとうございます。
百花
国見 英
百花
国見 英
金田一 勇太郎
金田一 勇太郎
国見 英
百花
国見 英
国見 英
百花
国見 英
国見 英
彼は、頬を赤らめていた。
なんで、なんで私に構うの。
嫌だ。
もっと好きになるじゃん
苦しくなっちゃう。
でも、
百花
英くんと一緒にいたい。
沈黙が続く。
喋っても良いのかな。
だめ、こんなので悩んでたら。
前に、進もう。
国見 英
喋りかける前に 英くんが先に私の名前を呼んでいた。
百花
国見 英
百花
百花
お話してください!
国見 英
国見 英
百花
百花
百花
百花
国見 英
国見 英
国見 英
国見 英
百花
英くん、わかんない。
貴方の考えてること、 私に分かんないよ。
何がしたいの。
でも、その時英くんが 真剣な顔で私の目を見た。
国見 英
国見 英
国見 英
国見 英
お前が笑って、
国見 英
当たり前だって思ってた。
百花
国見 英
話しかけなくなって
国見 英
思ったのに、
国見 英
居なくなった事が、、
国見 英
寂しいって、ぉもっ、た
彼は、もごもご頬を 赤くさせて喋っていた。
これって、期待して、いいのかな。
英くんは結局何を言ってくれるの。
早く、期待してる言葉を言って。
そう、頭で思っていた事が 口に出てしまった。
百花
何なんですか!!
百花
国見 英
国見 英
国見 英
英くん、私と貴方が思ってる事 一緒だって思っていいよね。
百花
私が我慢できないよ。
百花
国見 英
百花
百花
百花
もう一度確認しますね
百花
国見 英
百花
何て言いました?
百花
国見 英
国見 英
国見 英
国見 英
国見 英
百花
百花
百花
七咲百花は、ついに この塩な男を堕とす事ができました。
これから、もっと、
英くんの事を知っていきたい。
……To be continued next_♡1000