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大森元貴side
若井が落ちていってしまった
僕のせい?僕が掴んでいれば今頃…
若井は助かっていたかもしれないのに
恐る恐る下を見る
若井はたくさんの人に囲まれていて、救急車の音が聞こえてくる
僕も…飛び降りようかな
いっその事、死んでしまえば楽になれる?
若井への罪滅ぼしになる?
また涼ちゃんに会える?
本当は分かってるよ、どれも無理だって
でも、飛び降りた方がいいんじゃないかって考えてしまう
大森元貴
若井と同じようにフェンスに足をかけて上る
こんなに高いんだ、この高さから涼ちゃんと若井は落ちたんだと痛感する
大森元貴
藤澤涼架
びっくりして後ろを振り向けば、消えたはずの涼ちゃんが居た
大森元貴
藤澤涼架
大森元貴
藤澤涼架
藤澤涼架
藤澤涼架
藤澤涼架
涼ちゃんに言われてハっとした
僕が飛び降りたところで何がある?
若井と涼ちゃんが悲しむ
家族や友達にも迷惑がかかる
何より、死んだら若井と涼ちゃんに会えなくなる
いい事なんて、ひとつも無い
藤澤涼架
大森元貴
藤澤涼架
それだけ言って涼ちゃんはまた消えてしまった
大森元貴
大森元貴
声に出して確認する
思ったことがすぐ口に出る僕の「良い癖」
大森元貴side
急いで中央病院へ向かった
看護師さんに名前を伝えて、若井が何号室に居るかを聞く
扉を開ければ、全身包帯に包まれた若井が眠っていた
大森元貴
若井の傍に行き、手を握る
大森元貴
大森元貴
大森元貴
大森元貴
大森元貴
若井滉斗
若井滉斗
大森元貴
大森元貴
若井滉斗
若井滉斗
大森元貴
大森元貴
若井滉斗
大森元貴
若井滉斗
大森元貴
大森元貴
大森元貴
大森元貴
大森元貴
若井滉斗
若井滉斗
若井滉斗
そこまで言って若井はまた眠ってしまった
お医者さん曰く若井は奇跡的に軽傷らしい
だからもうすぐ治るよ、って言ってくれた
…若井の生命力はすごいのかもしれない
本当に1週間で治っちゃった
大森元貴
若井滉斗
大森元貴
若井滉斗
大森元貴
若井とそんな話をしながら廊下を通っていた時、
ふと目に入るものがあった
「207号室」
「藤澤涼架様」
大森元貴
若井滉斗
大森元貴
若井滉斗
若井滉斗
そっか、若井は涼ちゃんと会ってないのか
昔の記憶も多分覚えてないんだろうな
大森元貴
大森元貴
若井滉斗
若井滉斗
大森元貴
大森元貴
若井滉斗
若井と僕は「藤澤涼架」の居る病室へ入っていった
大森元貴side
涼ちゃんは眠っていた
その顔は、僕が見た涼ちゃんそのままだった
若井滉斗
大森元貴
涼ちゃんの心臓は動いている
その事に酷く安心した
若井滉斗
大森元貴
若井滉斗
若井滉斗
大森元貴
大森元貴
若井滉斗
若井滉斗
若井滉斗
大森元貴
若井滉斗
若井滉斗
若井滉斗
大森元貴
大森元貴
若井滉斗
大森元貴
若井滉斗
若井滉斗
大森元貴
若井滉斗
大森元貴
大森元貴
若井滉斗
上手く説明できないあの頃の思い出
涼ちゃんと僕が出会った時、涼ちゃんは既にこの病院に居たのかな
あの時は自分の頭がいっぱいで考えられなかったけど、
涼ちゃんが「そういう存在」だったということが分かる点はいくつかあった
音を立てずにいつの間にか傍にいること
どの時間帯でも涼ちゃんが居たこと
見た目が少しも変わっていないこと
そして、「教室に戻れない」と言ったこと
それらは涼ちゃんが既にそういう事になっていたから
ごめん、気づけなくて
若井滉斗
大森元貴
あ、また泣いてるんだ
涙を拭えないほど心に余裕が無い
若井滉斗
若井が指で涙を拭ってくれる
その手がとても気持ちよくて温かった
若井滉斗
若井滉斗
大森元貴
若井滉斗
大森元貴
若井滉斗
大森元貴
大森元貴
若井滉斗
大森元貴
若井滉斗
若井が左手、僕が右手を握る
「涼ちゃんが早く起きますように」
主の戯言
こんにちわ!
BAD END書いてからこれ書くとなんか悲しくなりました(?)
涼ちゃんも若井も生きてくれててありがとうって感じです(?)
この小説もそろそろ終盤になってきましたねぇ
次の新連載どうしようかな…
吸血鬼パロのやつ復活させようかなーとか思ってます
なぜならネタが無いから()
よければいいねとコメントお願いします✨
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コメント
10件
泣きそうというか泣いてるんですけど もちちゃん天才かな?天才だわ
ハッピーエンドも大好きです😭😭生きててよかった
感動...涙超えて鼻血出てきました...