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東雲 彰人
お、来た
東雲 咿啞
冬弥くん！
青柳 冬弥
彰人、今日はありがとう
青柳 冬弥
咿啞さんもお久しぶりです
東雲 咿啞
今日は、どうしても冬弥くんのお姉さんに会いたくて
青柳 冬弥
いえいえこちらこそ
東雲 彰人
その、お姉さんとやらは？
青柳 冬弥
少し、遅れてくるそうだ
東雲 彰人
じゃ、待つか
東雲 咿啞
そーしよ
5分後
青柳 真里亞
ごめんなさい！
青柳 真里亞
遅れてしまって（焦）
東雲 彰人
初めまして、東雲彰人です
東雲 咿啞
彰人の姉の東雲咿啞です
東雲 咿啞
今日は、お姉さんに会いたくて冬弥くんにお願いしました。
青柳 冬弥
（東雲家って初対面の人には礼儀正しいな）
青柳 真里亞
こちらこそ時間を作って頂きありがとうございます
青柳 真里亞
冬弥の姉の青柳真里亞です
東雲 咿啞
高2ですよね
青柳 真里亞
はい！
東雲 咿啞
じゃ、同い年だ
青柳 真里亞
本当ですね！
東雲 咿啞
私、神高に通ってるんだ〜
青柳 真里亞
私は、宮女に通ってる！
東雲 咿啞
そっか！
東雲 彰人
（相性良さそうだな）
青柳 冬弥
（姉さんの気持ちが少し楽になれば）
東雲 咿啞
部活何してるの？
青柳 真里亞
吹奏楽部...ピアニスト目指してて
東雲 咿啞
なんで自信なさげ？
青柳 真里亞
将来に誇りを持てないって言うか
東雲 咿啞
私はさ、自分のしたいことをしたい
東雲 咿啞
将来は自分のものなんだから！
青柳 真里亞
かっこいいね
青柳 真里亞
咿啞ちゃんは何部？
東雲 咿啞
箏曲部だよ！
青柳 真里亞
いいなぁ、和楽器
東雲 咿啞
今度うちくる？
青柳 真里亞
いいの？
東雲 咿啞
うん！
青柳 真里亞
じゃ、お言葉に甘えて
東雲 咿啞
楽しみだなぁ
青柳 冬弥
彰人
東雲 彰人
ん？
青柳 冬弥
姉さんは、本当は、、
東雲 彰人
お前が無理して言うことじゃねぇよ
青柳 冬弥
そうだな
東雲 彰人
俺の姉貴2人だって...
青柳 冬弥
あぁ、俺たちは、支えるのがいいかもな
東雲 彰人
そうだな、今は、笑顔にしてやりてぇ
2人）姉の辛い顔を見たくない
青柳 真里亞
今日は、楽しかったなぁ
青柳 真里亞
私が作った曲、今度弾いてくれるかな
真里亞──
父親
真里亞、これは何だ
青柳 真里亞
お父さん！
父親
お前、ピアニストになるんじゃないのか？
父親
こんな、琴の楽譜なんて──
青柳 真里亞
やめてｯ！
青柳 冬弥
父さん、やめなよ
青柳 冬弥
姉さんにだってしたいことの一つや二つ...
黙れ！
父親
私は、お前たちにピアニストにｯ───
青柳 冬弥
俺と姉さんは父さんの人形じゃない
青柳 真里亞
ごめんなさいお父さん
青柳 真里亞
お父さんの夢は、叶えられない
青柳 冬弥
父さんは、世界的ピアニストだったかもしれない
青柳 真里亞
だけど、私たちは、違う音楽に惹かれたの
父親
...お前たちは、私を裏切るのか？
青柳 真里亞
違う。
青柳 冬弥
俺達は、音楽に惹かれた、だけど
青柳 真里亞
違う種類の音楽なだけ
青柳 真里亞
きっと、父さんを抜くような音楽家になる
青柳 冬弥
俺も、ストリートで名を馳せるよ
父親
そこまで、本気なんだな
2人）当たり前！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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