コメント
9件
みんなからの舘様への愛が最高すぎます😭😭めっちゃ良かったです!
ガチ泣きした…
うあぁ、、良かったあぁぁ、普通に泣いてしまった、、
宮舘side
宮舘
今日は朝からすのちゅーぶの収録がある。
みんなで健康診断を受けるという内容だ。
そういえば、9人でのすのちゅーぶって久しぶりだな。
少し楽しみだ。
岩本
SnowMan全員
佐久間
深澤
深澤
深澤
向井
向井
ラウール
深澤
深澤
ラウール
ラウール
佐久間
向井
やっぱり9人になるといつも以上に賑やかになる。
この雰囲気、大好きなんだよね。
そろそろ俺にも振られるかなぁ。
深澤
やっぱり笑
宮舘
宮舘
渡辺
向井
阿部
最近バラエティ番組にも沢山出していただけるようになったけど
やっぱり9人での撮影が1番楽しいし、何よりボケやすい。
この空間が俺は大好きだ。
ただ、このときは想像もしてなかった。
あんなことになるなんて…
夜、仕事が終わり、家に帰ってきた。
宮舘
レインボーローズ
最近のレインボーローズくんはご機嫌なようだ。
ちょっと前は全然出迎えてくれなかったのに笑
気分屋だなぁ。
宮舘
そう言って餌を取りに行こうとしたときだった。
プルルルルッ
電話が鳴った。
宮舘
医師
宮舘
○○病院とは、今日健康診断を受けた病院だ。
宮舘
医師
宮舘
医師
医師
宮舘
医師
宮舘
ピッ
宮舘
少し不安になったものの、気にしても仕方ないので、今日はそのことについては何も考えないことにした。
次の日、俺は○○病院に向かった。
宮舘
宮舘
医師
宮舘
医師
そういうと、先生は少し俯いた。
が、すぐに俺の目をみて、こう言った。
医師
宮舘
医師
医師
医師
医師
え?どういうこと?
難病って…どういうことだ…
宮舘
先生の口から出たのは全く聞いた事のない病気の名前。
俺はパニックになった。
医師
落ち着けるわけがない。
体調は悪くないし、特に身体に異常があるわけでもない。
難病って…何…?
なんなら今年歌舞伎だってやり遂げた。
何かの間違えじゃないのか…?
先生が詳しく説明してくれているけど、何も頭に入ってこない。
宮舘
宮舘
俺はそういったものの、先生は首を横に振った。
医師
医師
宮舘
絶望をしているのも束の間、
医師
宮舘
先生はさらに衝撃の一言を言った。
医師
頭が真っ白になった。
あと、1年しか生きられないのか…俺…
SnowManとしてやっとCDデビューできて、
これからだというのに…
どうして…どうしてこんな大事な時期に…
8人の顔が頭をよぎる。
いつもの8人の笑顔が。
いつもの8人の元気な声が。
俺…まだ死ねないよ…
医師
先生の声でハッとした。
宮舘
医師
医師
そういって、名刺を渡された。
宮舘
とりあえず、入院はまだ大丈夫みたいだ。
診断室から出ると、俺はすぐトイレに駆け込んだ。
トイレには誰もいなかった。
1人になると、急に涙が出てきた。
俺は涙を隠すために顔を洗う。
宮舘
顔を洗ったあと、ゆっくり深呼吸をした。
落ち着くんだ俺。
そう自分に言い聞かせても、涙が止まらない。
宮舘
俺…本当に死ぬのか…
まだ現実を受け入れられない。
これからどうすれば…
俺の脳内ではみんなの声が再生される。
深澤
阿部
岩本
佐久間
ラウール
目黒
向井
渡辺
宮舘
泣いてちゃダメだ。
今は1番の頑張り時。
こんなことでメンバーに迷惑なんてかけてられない。
俺は慌ててメイク道具を取りだして、腫れ上がった目を誤魔化した。
宮舘
これから滝沢歌舞伎、ドームツアーも控えている。
俺個人のことでパフォーマンスを下げるわけにはいかない。
お客さんに、ファンの方々に最高のパフォーマンスを届けるため、
症状が出るまで難病のことは黙っておくことにした。
我慢は得意。だから悟られないようにしないと。
宮舘
小声でそう呟いて、病院を後にした。
向井side
やばいやばい
遅刻やー!!
今日は午後から音楽番組の生放送に出演させていただくんやけど
午前中のロケが押しすぎて集合時間を過ぎてしまった。
まぁロケが押したのは、多分俺がボケで海に飛び込んだからなんやけどな笑
ガチャッ
向井
俺はドアを開けた瞬間土下座した。
向井
向井
俺は何度も謝った。
深澤
岩本
向井
佐久間
目黒
みんな優しいなぁ!
あ、俺のせいで押したってのは内緒やで笑
向井
向井
岩本
岩本
向井
岩本
向井
向井
佐久間
なんやー!出番はまだやん!
俺は少し休憩してから着替えることにした。
ん、待て、出演が夜になったってことは…
今日舘と夜ご飯を食べる約束をしてたけど、行けへんやん!
向井
舘は端の方に座ってスマホをいじっている。
スマホに夢中なのか、俺の声に気づいてへん。
向井
そんな舘にハグをしに行く。
宮舘
ハグはうまく回避された。
やっぱりボディタッチはあんま好きじゃないんやな笑
向井
宮舘
向井
宮舘
宮舘
向井
向井
宮舘
今日の舘はやけに落ち着いている気がする。
向井
向井
そういうと舘は少し焦った表情をした。
宮舘
宮舘
宮舘
向井
宮舘
元気ないのは気のせいか。
佐久間
佐久間
向井
向井
宮舘
急だったから同じ種類のお弁当が9個用意できなかったらしい。
久しぶりのジャンケン!負けへんで!!
宮舘side
やばい。康二に悟られたか。
普段通りにしてるはずだったけど
康二に心配された。
これはまずい!
佐久間
向井
SnowMan全員
あ、やべ!
俺はみんなの話を聞いてなくて、咄嗟にグーを出した。
目黒
阿部
深澤
なんか勝ってしまった。
でもなぜだろか。
何も嬉しくない。
SnowMan恒例のジャンケン、あと何回できるのかな。
そんなことを考えてしまう。
宮舘
向井
ラウール
目黒
向井
宮舘
年下組の会話可愛い。
3人がSnowManに入ってきてくれてほんとよかった。
これからもSnowManを支えてね。
俺が居なくなっても…
渡辺
阿部side
SnowMan恒例のお弁当じゃんけん。
舘さんが一人勝ちして、そのあと佐久間が1人負けした笑
佐久間
いつでもテンション高いなぁ佐久間は。
負けたと思えないほど元気だ。
佐久間
佐久間
いつも佐久間は楽屋を盛り上げてくれる。
ほんとに感謝しかない。
向井
向井
阿部
目黒
ラウール
佐久間
深澤
深澤
岩本
岩本
深澤
岩本
深澤
岩本
向井
佐久間
照とふっかがいつも通りイチャイチャしてる。
それが本当に微笑ましい。
佐久間
阿部
思わず反応してしまった。
どのコンビもいいけど、やっぱりゆり組は唯一無二な存在というか
とにかくジャスティスなの!!!
宮舘
宮舘
いつもみたいな舘さんの変な間。
この間が最高に面白い。
みんな舘さんの間に爆笑した。
でも…
渡辺
翔太が笑ってない…??
いつも舘さんのボケに誰よりも笑ってるのに…
向井
向井
宮舘
渡辺
今日の翔太は何かがおかしい。
目黒
渡辺
翔太、何かあったのかな…。
佐久間
佐久間
岩本
深澤
岩本
岩本
ラウール
深澤
みんなは特に気になってないみたいだけど、
俺にはわかる。
今日の翔太はなんかおかしいって。
宮舘side
佐久間
そう言われたとき、ドキッとした。
今、一番出して欲しくない話題だった。
冷や汗が止まらない。
落ち着け俺…
隠すんだ…
隠すんだ…!
宮舘
そして、みんなに嘘をついてしまった。
向井
向井
ごめんね康二。
健康ってのは嘘なんだ。
俺はあと1年後に死ぬんだ。
嘘ついて、ごめんね。
でも、これでいいんだ。
もう、覚悟は決めたんだから。
自分にそう言い聞かせた。
渡辺
渡辺side
スタッフ
スタッフ
もうすぐ俺たちの出番なんだけど
さっきから涼太のことが少し気になっている。
いつも通り振る舞っているけど
たまに悲しそうな顔をするし
何か俺らに隠してる気がする…
気のせいかもしれないけど…
阿部
阿部ちゃんの声でハッとした。
渡辺
阿部
阿部
阿部ちゃんは心配そうにこちらを見つめている。
隠すのもあれだし、阿部ちゃんに涼太のことを相談した。
渡辺
渡辺
阿部
阿部
渡辺
阿部
阿部
阿部
向井
宮舘
渡辺
阿部
阿部
渡辺
涼太も今は笑顔だし、俺の勘違いだったのかも。
渡辺
阿部
今はパフォーマンスに集中しないとね。
涼太のことは勘違い、そう信じて。
スタッフ
SnowMan全員
今日披露するのはデビュー曲のDD。
アクロバット、頑張るぞー!
無事パフォーマンスが終わった。
涼太もいつも通りバク宙してたし、俺が気にしすぎたのかも。
逆に俺が途中歌詞を間違えてしまった。
佐久間
渡辺
岩本
渡辺
パフォーマンスも終わり、みんな帰る準備を始める。
ラウール
渡辺
ラウール
渡辺
渡辺
ラウール
渡辺
目黒
みんなと会話してると、涼太のことなんてすっかり忘れていた。
そろそろ帰らないと。
そう思ったそのときだった。
ガチャッ
マネージャー
マネージャーさんが突然慌てた表情で俺たちの楽屋に入ってきた。
深澤
深澤
マネージャー
○○病院って昨日健康診断受けたところだよな…?
何かあったのかな…?
マネージャー
涼太??
涼太に何かあったのか??
渡辺
嫌な予感がする。
マネージャー
マネージャー
え…
ど、どういうこと…
余命1年…??
俺は頭が真っ白になった。
あと涼太は1年しか生きられないの…?
なんで…なんで…
マネージャー
マネージャー
向井
向井
マネージャー
佐久間
岩本
深澤
みんな言葉を失っている。
俺はまだ現実を受け止めきれない。
これはなにかの間違えとしか考えられないんだ。
目黒
めめの声にハッとする。
渡辺
目黒
向井
向井
向井
佐久間
みんながザワザワしていると
ガチャッ
涼太がトイレから戻ってきた。
向井
康二は涼太を見つけると、すぐに問いただした。
向井
向井
向井
宮舘
宮舘
涼太の顔を見たらわかる。
やっぱり本当なんだ。
向井
向井
向井
宮舘
向井
宮舘
向井
宮舘
宮舘
向井
向井
向井
宮舘
向井
宮舘
向井
佐久間
やっぱり。
俺たちに隠してたんだ。
俺たちに迷惑をかけないように。
向井
宮舘
向井
向井
向井
宮舘
康二は楽屋を飛び出した。
ガチャンッ
佐久間
宮舘
涼太は俯いている。
深澤
阿部
そう言ってふっかも楽屋を出た。
やっぱり涼太は俺たちに隠し事していた。
しかもこんなに大事なことを。
涼太の人生に関わることなのに、それでもSnowManを、ファンを、俺たちを優先ってか。
ふざけんじゃねぇよ。
俺は涼太に対して怒りを覚えた。
向井side
なんで…
なんでだてが…??
楽屋を飛び出して、誰もいない階段の隅でひそひそと泣いた。
だてが俺たちに難病のことを隠してたんのもムカつくし
そのことに気づけへんかった自分にも腹が立つ。
向井
だてはいつも俺の異変に気づいてくれる。
ダンスができなくて裏でひそひそ泣いてるときも
バラエティで結果を残せず落ち込んでいるときも
だてはいつも声をかけてくれた。
なのに俺は…
だての異変に気づいてあげることができんかった…
向井
1人で泣いていると、足音がした。
深澤
向井
泣いていると、俺はふっかに抱きしめられた。
ふっかの温もりに触れ、俺はつい泣き崩れてしまった。
向井
まるで子供のように泣け叫んだ。
だて…死なんといて…
だてとの思い出が蘇る。
関西から上京してきた俺は何度も空回りした。
その度に裏でひそひそと泣いていた。
そんな俺に気づいていたのか、だては飲みに誘ってくれて、
「SnowManに入ってくれてありがとう。」
そう言ってくれた。
メンバー思いで優しくて熱くて…
そんなだてがなんで死なんとあかんの…?
なんで、だてが苦しい思いせなあかんの…?
大量の涙と鼻水が流れる俺。
そんな俺の事をふっかは優しく抱きしめてくれた。
深澤side
辛いよな…康二…
俺だって辛いよ…
舘さんが余命1年だなんて
信じたくない。
向井
泣き崩れる康二。
康二は舘さんとご飯に行く仲。
康二にとって舘さんの存在が大きいのはよく知っている。
俺は康二のことを抱きしめてあげた。
でも…
深澤
俺まで泣いてしまった。
舘さんとはJrの頃からずっと共に頑張ってきた友であり、
尊敬する人でもあった。
舘さんは俺たちに絶対弱いところをみせない。
病気のことだってずっと隠してた。
そんな舘さんが…
大好きなんだ。
深澤
俺は康二と抱き合いながら泣き叫んだ。
ずっとずっと、声が枯れるまで…
宮舘side
向井
向井
宮舘
そうだよね。
そりゃ怒るよね。
だってみんなに嘘をついていたんだから。
なぜバレたのだろう。
1番バレたくない時期なのに…
とりあえずみんなを安心させないと。
迷惑をかけてしまう。
宮舘
宮舘
渡辺
宮舘
渡辺
宮舘
翔太は何かを察しているのかもしれない。
だからバレたくなかったんだよ…。
宮舘
もう俺の口からは大丈夫しか出てこない。
その言葉がさらに翔太に火をつける。
渡辺
渡辺
宮舘
渡辺
渡辺
渡辺
渡辺
翔太には全部バレていた。
もう俺は何も言えない。
ただただ、俯くことしかできなかった。
目黒
目黒が翔太を落ち着かせようとしてくれている。
ごめんな…俺が全部悪いんだ…
目黒side
しょっぴーは小さな頃から舘さんのことを見ている。
だから、分かるんだろうな。
舘さんが何を考えるかが。
渡辺
泣きそうなしょっぴーを俺はギュッとしてあげた。
渡辺
しょっぴーは静かに泣いた。
そんなしょっぴーをみて、俺も思わず泣いてしまった。
俺だって…俺だって辛いよ…
舘さんにはSnowMan加入前からお世話になっていた。
大切な先輩であり、大切なメンバーだ。
そんな舘さんが…余命1年なんて…
嫌だ…嫌だよ…
涙が止まらない。
宮舘
宮舘
渡辺
渡辺
しょっぴーはそう言うと、俺の腕の中でさらに泣いた。
舘さんは少し悲しげな表情をしていた。
宮舘side
頼む…頼むから泣かないでくれ。
俺なんかのことで泣かないでくれよ…。
阿部
阿部
宮舘
俺はみんなに難病であること、余命が1年であることを改めて説明した。
阿部
俺は首を横に振った。
阿部
宮舘
阿部
阿部
やめてくれ阿部。
そんなこと言われると、泣いちゃうから。
佐久間
佐久間がうるうるした目でこっちを見る。
宮舘
佐久間
違う、そうじゃないんだ佐久間。
そう言いたいけど、言葉に詰まってしまう。
俺は黙り込んでしまった。
佐久間
佐久間side
涼太はいつもそうだ。
絶対に弱い所をみせない。
絶対俺たちを頼らない。
佐久間
宮舘
でも俺は涼太のそういうところ、好きじゃない。
佐久間
佐久間
佐久間
宮舘
謝る涼太をみると、さらに胸が苦しくなる。
こういうとき、なんと声をかけるのが正解なのか。
何も言葉が出てこない自分が情けない。
阿部
気づいたら俺は泣いてしまっていて、阿部ちゃんに慰められていた。
宮舘
宮舘
そういう涼太はゆっくりと話し始めた。
宮舘
宮舘
宮舘
佐久間
これが涼太のプロ意識。
凄いよな涼太は。
いつでもSnowManのことを考えている。
宮舘
宮舘
宮舘
宮舘
佐久間
そうだよ。
まだ涼太が死ぬって決まったわけじゃない。
涼太はまだ諦めていないんだ。
岩本
岩本
岩本
岩本
佐久間
照だって辛いはずなのに
リーダーとしてみんなを元気づけようとしてくれてる。
宮舘
宮舘
宮舘
佐久間
涼太にこんなこと言わせてしまった。
涼太が一番辛いはずなのに、涼太は微笑んでいた。
また無理して笑ってるんだろうな。
俺は涙を拭き取って、大きく息を吸った。
佐久間
佐久間
俺にできること。
それは涼太を笑顔にすること。
俺は涙を流しながら思いっきり笑顔を見せた。
ラウール
ラウールside
俺はちらっと舘さんの方をみる。
舘さんはいつも通り優しく微笑んでいる。
舘さんはいつもそうだよね。
俺たちの事を優しく見守ってくれるよね。
そして、ピンチのときには手を差し伸べてくれる。
そんな舘さんが大好きだ。
宮舘
そういって微笑む舘さん。
なぜだろう。
いつもの舘さんなはずなのに
今の舘さんはどこかへ消えてしまいそうだ。
宮舘
ラウール
俺にはそう言っているように見えた。
嫌だ…舘さん…
消えないで…!
ラウール
宮舘
俺は舘さんを抱きしめた。
ラウール
ラウール
宮舘
抱きしめないと、消えてしまいそうだから。
どこかに行ってしまいそうだから。
佐久間
岩本
阿部
目黒
みんなも集まってきて、みんなで舘さんを抱きしめた。
舘さんはどこか嬉しそうで、どこか寂しそうな表情をした。
宮舘side
みんなの温もりを感じてまた泣きそうになる。
俺は涙をこらえることに必死だった。
佐久間
阿部
目黒
ラウール
岩本
みんな優しい。
こんなに心配してくれるなんて。
だからこそ、みんなを安心させないと。
宮舘
宮舘
宮舘
渡辺
やばい、隅っこにいる翔太がお怒りだ。
宮舘
宮舘
宮舘
俺は最期までみんなと楽しく過ごしたい。
最期までみんなの理想の舘様でいたいんだよ。
分かるだろ、翔太なら。
渡辺
渡辺
宮舘
渡辺
あー怒らせちゃった…
これは時間かかるやつだ…
目黒
目黒
目黒
宮舘
宮舘
宮舘
幼馴染だもの。
分かってるさ。
翔太とは今だけちょっと距離を置くことにした。
渡辺side
分かってるよ。
涼太の考えることくらい分かる。
多分涼太はもう1年後に死ぬということを分かっている。
それでも最期まで舘様として生きたいんでしょ。
最期までSnowManのために尽くしたいんでしょ。
だから、ムカつくんだよ。
もっと自己中になれよ。
もっと自分のことを大切にしろよ。
渡辺
絶対に、絶対に許さない。
涼太のそういうところ
大嫌いだ…
思わず溢れ出す涙を俺は慌てて隠した。
渡辺
なんで涼太なんだよ…
なんで涼太を苦しめるんだよ…
努力家でメンバー思いで優しくてなんでも出来て頼りになって…
なんで…なんで涼太なんだ…
涙が止まらなくなってしまった。
こんな姿、みんなに見られたくない。
俺は涙を隠すために外に出ようとした。
そのときだった。
たくさんのカメラが押し寄せてきた。
渡辺
俺は驚きのあまりその場に固まってしまった。
スタッフ
俺はみんなのもとに集まるように指示された。
佐久間
スタッフ
阿部
スタッフ
スタッフ
そういってあるボードを渡された。
そのボードにはこう書いてあった。
ドッキリ大成功!!!
渡辺
宮舘
佐久間
スタッフ
スタッフ
宮舘
宮舘
スタッフ
宮舘
宮舘
渡辺
俺は驚きのあまり腰を抜かしてしまった。
宮舘side
宮舘
宮舘
宮舘
スタッフ
スタッフ
宮舘
今までのこと、全てドッキリだったらしい。
スタッフ
スタッフ
スタッフ
なるほど、マネージャーさんも仕掛け人だったんだな。
宮舘
スタッフ
宮舘
スタッフ
宮舘
俺、死なないんだね。
俺、まだまだ生きれるんだね。
良かった、本当に良かった。
佐久間
ラウール
渡辺
阿部
目黒
楽屋は動物園状態。
翔太は腰を抜かしてるみたいだし笑
みんな心配かけてごめんね。
岩本
宮舘
照だけはずっと俯いている。
怒らせちゃったかな…。
岩本
岩本side
ずっと強がってたけど
泣くのを我慢してたけど
もう我慢できなくなった。
岩本
宮舘
俺は思わず舘さんに抱きついてしまった。
岩本
舘さんはきっと俺らに心配をかけないように泣くのを我慢してくれている。
だから自分も舘さんの前では絶対に泣かないでおこう。
そう決めてたのに…。
岩本
岩本
宮舘
舘さんは少し微笑んでいた。
みんな泣いてるのに張本人の舘さんだけはまだ泣いていない。
どんだけ我慢強いんだよ。
佐久間
阿部
宮舘
岩本
宮舘
嬉しさのあまり、俺は舘さんのことを手加減無しに抱きしめてしまった。
渡辺
腰を抜かしてめめに支えられている翔太からのお言葉。
さては嫉妬してるな?笑
仕方ない。離れてあげよう。
目黒
阿部
岩本
宮舘
さすが舘さん。
康二のことはお見通しだね。
岩本
宮舘side
俺たちは7人で康二とふっかを探した。
岩本
そこには2人で抱き合いながら泣いている姿があった。
佐久間
2人は佐久間の声で振り返ると、たくさんのカメラに驚きを隠せない様子だった。
深澤
スタッフ
スタッフ
深澤
深澤
スタッフ
向井
それを聞いた瞬間、康二は急に俺に抱きついてきた。
向井
向井
宮舘
ただただ泣き叫ぶ康二。
こんなに苦しめてしまってたんだ…。
宮舘
宮舘
向井
泣きすぎて何を言っているのか何も聞き取れない。
ただ、康二はすごく心配してくれてたってのはわかる。
ほんとみんないい人すぎるよ…
向井
向井
向井
向井
康二の涙に俺も泣きそうになる。
俺は泣きじゃくる康二の頭をよしよしと撫でてあげた。
深澤
ふっかはホッとしたのかまた涙を流していた。
俺も泣きたかったけど、カメラもあるしもうちょっと我慢することにする。
スタッフ
一言か…
宮舘
宮舘
宮舘
このドッキリおかげで、改めてメンバーの優しさを感じることができた。
苦しい1日だったけど、一生思い出に残る1日にもなるだろう。
宮舘
深澤
向井
佐久間
さすがドラマ班の3人笑
ツッコミがお早い。
渡辺
渡辺
渡辺
ラウール
佐久間
阿部
渡辺
翔太は笑顔が少し戻っていた。
さっきまでお怒りだったけど、少しは機嫌戻してくれたかな。
翔太は笑顔が一番似合う。
宮舘
渡辺
向井
佐久間
深澤
ラウール
阿部
目黒
岩本
宮舘
この9人なら、どこまででも行けそうな気がする。
やっぱりSnowManは最強だ。
ひとりじゃないって最強だ!!!
END