「すー…すー…」
隣で、彼が寝息を立てる
普段はうるさくて猿っぽいけど
可愛らしい音を立てて眠っている
でも、
なぜそうなった?
鈴木 南
鈴木 南
朝倉 優斗
朝倉 優斗
鈴木 南
朝倉 優斗
朝倉 優斗
鈴木 南
朝倉 優斗
誘ったのは私だけど、
そりゃ、"好きな人"を誘いたいじゃん?
「ねえ、起__」
そう言いかけた途端
ざざっ…
鈴木 南
優斗の顔が私の肩にある
ここは、映画に集中なのか
そう考えているうちに
映画は山場まで進んで行った。
「なあ、待てよ」
『うるさい。』
「信じてくれ。浮気じゃない」
『じゃあ、なんで?あの女の人は誰なの?』
「……。」
『やっぱり黙るじゃないの。』
「指輪を…探してたんだ」
「月の…」
『それと、どう関係があるのよ笑』
「…ったく、」
「月が綺麗ですね」
『は、?』
「今は、あれだな」
「虹が綺麗ですね。」
「俺と結婚してくれませんか。」
鈴木 南
鈴木 南
でも、心のどこかでは
"起きてて欲しかった"
そういう自分が居た
朝倉 優斗
鈴木 南
朝倉 優斗
優斗は今確かに言った。
月が綺麗ですね
本心なのかは分からないけど
嬉しかった。 だから
暖かいですね
そう答えた。
コメント
3件
うおおおお!
初コメ&フォロー失礼します! とても素敵な告白(恋愛)で感動しました…!