私にはもう1人の私が居ます。
その私は何をしでかすか分かりません。
奈留
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ
奈留
...はぁ、はぁ
奈留
なにこれ??
ある時は自分の大切にしていたシールを
またある時はお姉ちゃんから借りていたシャツを破っていました。
奈留
このままじゃ...私
奈留
なにをするのか分かんない...
小さい時の私は、 その私が怖くて怖くてたまりませんでした。
自分が二重人格だ。と認識したのはいつか分かりません。 ふと、そうなのではないかと感じたのです。
それから私は手を手錠で繋ぐことにしました。 それが破壊を止める方法だと思ったのです。
奈留
...っは!
奈留
(大丈夫、だよね?)
奈緒
どうしたの?
奈留
お姉ちゃん...?
奈緒
なんかすごい声が聞こえたからさ
奈緒
大丈夫?息抜きに紅茶でも飲む?
奈留
奈緒
奈留?さっきから返事しないけど
奈留
奈緒
奈留?こっち向きなさい
奈緒
奈留...ちゃんとこっち向いて
奈緒
...え
そう言うとお姉ちゃんの声は聞こえなくなった。
さっきから目が痛い、擦りすぎたのか涙も出てきている。
電気付けなきゃ、真っ暗で何も見えないや