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真意

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真意

1 - 真意

♥

736

2023年05月04日

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こんぱる

久しぶりの白水いきます

!注意!

BL/nmmn/irxs様 です 白水 同棲中 Rなし ご本人様には一切関係ありません です! !苦手な方は閲覧をお控え下さい!

こんぱる

それではそれでは

ねぇ初兎ちゃん〜

んー?何〜?

構ってよ〜

えい!

ソファに座る初兎ちゃんの膝にダイブする

うお!

ちょっ、やめてやぁ〜

ねぇ〜つまんないー!

ん〜

…。

何してんの〜?

初兎ちゃんの目を奪っているスマホを覗く

…!

え、ホーム画面…?

…たまたまやよw

えっと、あそぼっか?

…。

なんか隠してる…?

いや、いいよ

笑顔を張り付ける

そんなに見られたくない何か…。

そう…。例えば秘密の連絡…とか。

勘違いだとは思うけど…

でもこのまま初兎ちゃんといたら今は平常心を保てない気がした

スマホに釘付けになっていたくせに、近づいた途端に見ていた何かを隠した初兎ちゃん

どうしても…モヤモヤする

なんか僕眠くなってきちゃったから、初兎ちゃんも寝ようよ!

もう寝るん?

まだ9時やけど

でも寝るの!

初兎ちゃんの腕を引っ張り寝室へ向かう

一緒にいたいのに、話していたくない。

初兎ちゃんを僕だけのものにしたくて

おやすみ

独占するように、初兎ちゃんの腕に抱きついて無理矢理眠りについた

…。

次の日の朝

ねぇねぇ、今日さ一緒にどこか出かけない?

2人とも久しぶりの休みだs

あー、ごめんな

え…?

今日はな、用事できたからちょっと無理なんよな〜

用事…?

そう

僕より大事なの…?

こんな重いこと言いたくないけど

…wそんなん比べられへんよ〜

また今度行こ?

うん…分かった

また…今度ねニコッ

いつ来るかわからない” 今度 “

やば…、辛い、かも…。

よし、じゃちょっと出かけてくるな〜

え、そんなオシャレして行くの?

まぁ…な…w

いつもは着ないような、ブランドもののオシャレなワイシャツ

かっちり決めたパンツとよく合ってる

ピアスもリングも、1番のお気に入りのものばかりつけていた

そっか…。

バタンッ…

どこ行くの…。

初兎ちゃんっ…

誰か他に思いを寄せる人がいるのだろうか

言ってよ…グスッ

扉が閉まる音がまだ耳から消えない

取り残された家

1人でいるには大きくて寂しい

頬を水滴が伝う

言われない方が良いと思ってた

どれだけ嫌いになっても、別れようとか僕には言ってほしくなくて…グスッ

でもっ、こんな辛い思いするならっ、あからさまに他の人の元へ行っちゃうなら…もう…

いっそのこと、全部言ってよ…グスッ

ゴシゴシと少し大きめのパーカーの裾で涙を拭う

淡い紫と水色のグラデーションのパーカーの裾はいつしか曇った色に濡れていた

2人の色だねってお揃いで買ったんだけどな…

僕1人になっちゃう…。

生まれつきの、水色から毛先は紫色の髪の毛

…グスッ

泣き疲れて僕はその場で目を閉じた

ん…

身体に伝わる振動で目が覚める

あ、起きてもうた?

あ…っ初兎ちゃん…

どうしたん…?

目腫れてるで?

ぎゅーって瞑って痛くない?ゴロゴロするとか

何で…

“ ものもらい “とかかもしれへんやろ?

そんな病気じゃないよ…。

別に…心配しなくて大丈夫だから

ふい、と目を逸らた

それならええんやけど…。

ほら、ベッド着いたで

ちゃんとこっちで寝な?

ん…。

今更優しくなんてしないでよ

僕が病気になったって、初兎ちゃんはきっと何も思わないのに

ガサガサッ…

…。

僕を寝かせて部屋を出て行く初兎ちゃんの手には何やら綺麗な紙袋があった

どこか僕に隠すように、大事そうに抱えたそれは…

きっと今日会ってきた子からのプレゼント…。

明日…僕からもう言おうかな…。

僕だって耐えられない

こんな浮気見せられて…。

何て言って僕から振ってやろうかな、なんて考えながら

いつもは右側を開けておくベッドに、今日は真ん中で眠った

はぁ…。

疲れた…。

初めやったし、やっぱ大変やったな〜って…

…イムくん…。

僕寝られへんやん…w

…。

ガサガサッ…

紙袋を開ける

綺麗…。

僕はイムくんの左側に横になった

ぎゅっ…

イムくんの左手を握って

いてっ…

寝返りを打つと、寝ている初兎ちゃんとぶつかった

はぁ…?

何でこっちで寝て…んの…

…え…

握られた左手

4番目の指に通った、銀色の輪

紫色の綺麗な宝石がキラキラと輝いている

初兎…ちゃん…?

イムくん…

おはよ…

お、はよ…

あのなっ…

えっと、…

別れてください、でしょ

何でわざわざ勘違いするようなことしてくるの

紫色、初兎ちゃんの色。 そんな初兎ちゃんがもらったプレゼント見せつけられてるの?

初兎ちゃん…

イムく

何の真似…

っ…!

何これ…僕に見せつけて何が嬉しいの

こんな紫の指輪…

えっ…

僕と別れてほしいならそう言えば良いじゃん!…グスッ

ちょっ、イムくんっ?

何言って

いいよ!別れるよっ…初兎ちゃんがこんな事する人だとは思ってなっ…んぐ!

なぁ…聞いてや

ポロポロ…

ベッドに倒され口元を手で塞がれる

初兎ちゃんの目は今までで1番真剣だった

ごめん…

僕イムくんを泣かせたかったんじゃないのに…

何か勘違いしとるんか分からへんけど…

これ…

ちゅ

僕からイムくんへの…指輪なんやけど…グスッ

…ぇっ

覆い被さるようにした初兎ちゃんから溢れた涙が僕に落ちてくる

熱くって、しょっぱくて、はらはらと溢れ落ちる涙

初兎ちゃん…

何で泣いて…っ

昨日会ってた子に貰ったやつでしょ…

何言っとるん…昨日僕が買いに行ったんよ…。

それに…。左手の薬指に嵌めてるんやで…?

だって!だって…あんなオシャレしてっ…

そりゃ、本物の指輪買いに行くんやもん…。ちゃんとした格好しないと、恥ずかしいやろ…?

スマホ…隠したのはっ…?

あぁ…、色々調べとったの…。どんな指輪でどんなサプライズなら…イムくん喜んでくれるかなって…グスッ

そんなっ…

だって…これって

プロポーズ

こんな涙だらけに僕がしてしまったなんて…

初兎ちゃぁ…ポロッ

ごめ、ごめんなさぁ…グスッ

別れないっ…僕の間違いだからっ…ごめんなさ…っグスッ

別れないでっ…!

イムくんっ…

ごめっ…

イムくん

ん…

んっ…ふ…ぁっ…

優しい、とろけるようなキス

ちゃんと言うから…

ぇっ…

ずっと隣におって…?僕と結婚してくれませんか

初兎ちゃんっ…

僕…僕っ…

大丈夫やから…

グスッ…

返事…聞かせてや…

もちろんっグスッ

ずっと一緒にいる!ポロ…

ほんまにっ…?

うんっ…//

良かったぁ…よかったぁ

ぎゅうと抱きしめられる

久しぶりに感じた初兎ちゃんの体温

ごめんね、僕のせいで…こんな形になっちゃって

んーん。イムくんが居てくれるだけでいいの

それに…成功したし…//

それは…そうだけど…

何で…今日?

だって今日で付き合いだして3年の記念日やで?

あっ…!

そんな経つのか…。

じゃなくて!

そんな細かいことまでは… 忘れてた…。

…w

何か…僕ららしいやん

え…?

いつまでも、お互いの事考え過ぎてて

大好きなのに空回りしちゃうところとか

時々抜けてるとことか

いっつもそんな感じ?僕たちって

まぁ、格好はつかない感じやない?…w

そうなの…かなぁ

あ、初兎ちゃん…薬指…

初兎ちゃんの指には水色の宝石のリングがはめられていた

おろそいの指輪…//

笑う初兎ちゃんの頬は真っ赤に染まっていた

水色…

うん。イムくんの水色

いつでも一緒にいたいやん

可愛いね、初兎ちゃん

それはイムくんやから!

わーっ!ちょっ、やだぁ!

くすぐるの止めて〜!

いやだね〜w

僕たちはきっとこれからも

全力で、ふざけて、笑って、支え合って 生きて行くんだと思う

ずっと好きだよ

イムくん

初兎ちゃん

こんぱる

ではでは!

この作品はいかがでしたか?

736

コメント

8

ユーザー

もう主さん書くの上手すぎません!? 主さんは勘違い系が好きなのかな?

ユーザー

白水ぅううううっ!!!((うるさい 公式ペア神…やっぱ公式ペアって いいですよね(知らんがな) 可愛い…尊い…超可愛い…((語彙力消滅 久しぶりの白水ありがとうございます😭

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