そこから出てきたのは
狐だった
莉愛
え……
莉愛
き、狐!?
莉愛
な、何でここに!?
莉愛
……
お腹すいてるのかな?
莉愛
何かあったかな?
莉愛
ガサゴソ
莉愛
あ、
莉愛
油揚げ!
狐の定番と言ったら
油揚げ!
昔狐を飼うのに憧れてて
今でも癖で入れちゃうんだよね……
莉愛
ほれ、お食べ?
コクッと頷いてから
油揚げを食べていく
頭が良い狐ちゃんなのかな?
莉愛
フフッ
〜数分後〜
莉愛
お、食べ終わった
莉愛
美味しかった?
またコクッと頷き返す
ガサガサッ
莉愛
あ、行っちゃった……
そう思ったらまた
ガサガサッピョコンッ
莉愛
お?
莉愛
あ、また来たの?ニコッ
そしたら私の近くまで来て
笛を落として行った
莉愛
あ、行っちゃった
莉愛
……
莉愛
笛……?
莉愛
横笛……
莉愛
かな?
吹いてみよっかな?
莉愛
ピュ---
ピョコンッ
莉愛
お、?
狐ちゃんだ!
莉愛
また来たの?
まるで
貴方が呼んだんでしょ
そう言うみたいにこっちを見てきた
莉愛
この笛で来るの?
コクッ
そう頷いてきた
莉愛
そっか!
ガサガサッピョコンッ
莉愛
あ、行っちゃった……
……
うーん……
すっごく眠い!
莉愛
……
夜風が気持ちいいし
寝れるか……
莉愛
コテンッ
莉愛
ん、パチッ
部屋……?
誰の……?
ん、?
莉愛
も、桃ちゃん!?
桃祈
……ス-ス-
ね、寝てる……
私を抱き枕にして……
莉愛
……
莉愛
っておい!
莉愛
起きろ!グニグニ(頬)
桃祈
ん、パチッ
莉愛
何で抱き枕にしてるの!
桃祈
えー?だって莉愛の寝顔見てたら
桃祈
眠くなったんだもん
莉愛
見るな!
莉愛
寝るな!
桃祈
ふーん?ギュ
桃祈
絶対離さないから
莉愛
離して!
桃祈
じゃあ離れてみてよ?
桃祈
まぁ力じゃあ俺の方が強いけど(笑)
莉愛
んんググッ
莉愛
……
莉愛
はぁ……
桃祈
諦めた?(笑)
莉愛
うん
桃祈
んふふっ
莉愛
気持ち悪いよ?どうしたの?
桃祈
いや、久しぶりの莉愛の匂いだからさ
莉愛
うるさい
桃祈
ギュウ
桃祈
……ス-ス-
莉愛
寝たし……
莉愛
ほんとに面倒臭いな……
まぁそんな所も
好きなんだけどね
莉愛
……///
菜黄
……(ほんとに付き合ってないんですか……)
蒼翔
……(付き合わない方がおかしいよ……)
菜黄
(。'-')ウンウン