TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
あの子はきっと外に出たい。

一覧ページ

「あの子はきっと外に出たい。」のメインビジュアル

あの子はきっと外に出たい。

4 - 夢見た外

♥

283

2024年12月01日

シェアするシェアする
報告する

おんりー、こんな所で一体何してるの!もう朝食の時間よ!

おんりー

母さん?…

…また、外に出たいとか言うんじゃないでしょうね?

外は危険だと何回言ったら分かるの!!

あのね、外はおんりーを狙う酷い人が沢山いるの。

中にはおんりーを殺そうとする人だって出てくるわ。

そんな怖い世の中に、おんりーはそんなに出たいの…?

おんりー

…なんで、僕が殺されなきゃならないの?

それは……

…っもういいわ。とにかくおんりーは外に出たらダメなの。

分かった?

おんりー

…、うん、

さ、行きましょ。今日も健康な食事が沢山並んでるわよ。

おんりー

…おんりー、美味しい?よく噛んでゆっくり食べなさい。

おんりー

…んん、美味しい。

……

おんりー

沈黙が続く。

多分、母さんは考え事をしてる。

きっと僕のこと。

母さんは僕を大切にしてる

だからこそ、外に出さない。

でも、僕は外に出たい。

……早く、外に出られたら。

外に出たら、やりたいことが沢山ある

それを全て叶えたい。

僕の欲しいものは、全て手に入った。

なんでも。おらふくんがいってたゲームとか、好きな漫画…?とか、好きなアニメ……のぐっず?でも。みんなが欲しいものがすぐに手に入る。

欲しいものは、全て母さんと父さんが買ってくれた。

僕に手に入らないものなんて、無かった。

でも、今は違う。簡単には手に入れられないものが目の前にある。

それは、自由や友情。

お金では手に入らないもの。

自分で手に入れなきゃいけないもの。

それを手に入れたい。

僕は、自分でこの夢を叶える

それさえ出来れば、なんでもいい。

おんりー…?どうしたの?手が止まってるわよ?

おんりー

っあ、…うん、

……考え事?欲しいものがあるの?なんでもいいなさい、買ってあげるから。

おんりー

…いや、大丈夫…

…そう?、

それなら、いいけど。

幼少期おらふ

おんりーーーーっ!!!

幼少期men

おーーーーい!

!!

母は、僕を連れて部屋に走った。

二人の声が聞こえた瞬間、母は驚いた表情をしてた。

……そっか、縁を切れって…

言っていたから…

おんりー!!まだあの子たちと縁を切っていないの!?

…まさか、外に出ようとか言われたんじゃないの!??

あのね…外の子達はダメな子達なの!!おんりーみたいにまともに勉強も出来なくて、ただ外で遊んだりゲームしたりする子達なのよ!!

そんな子達のなにがいいの?

何が良くてあの子達とつるんでるのよ!!

おんりー

……、

ねぇ、これは貴方の為を思って言ってるの…

分かった?私があの子達に注意してくるから、もう二度と、あんな子達とつるむんじゃないわよ。

おんりー

……っでも、母さん…

……何?

おんりー

……いや、なんでもない…

おんりー

僕が、2人にもう絡まないでって行ってくる…

……そう。

気を付けなさいよ。

おんりー

…うん。

幼少期おらふ

あ、おんりー!

幼少期men

やっほー!

おんりー

やっほー…

幼少期おらふ

どしたん?元気ないやん!

おんりー

あの、お母さんに2人と絡むのをやめろって言われてたんだけど…2人と絡んでるのがバレちゃって、説教されてた…

幼少期men

んぁ、そーなの?

おんりー

…うん、それでさ、今日の夜なら誰も居ないんだ。母さんも父さんも仕事で。だから…今日の夜、外に出る。

幼少期おらふ

…夜……

幼少期おらふ

わかった、じゃあ僕ら迎えに行くよ。

幼少期men

そだね、道の案内もしなきゃだし。

おんりー

……え、いいの?

幼少期おらふ

勿論!

幼少期men

ドズさんとぼんさんにも言っとくから大丈夫!

おんりー

…うん、ありがとう、

幼少期おらふ

全然!じゃあ…はよ帰った方がええんよな、……またあとで!

幼少期men

また後で〜!!

おんりー

うん、また後で。

たのしい

うれしい

しあわせ

これらの感情ってどこから来るんだろう

人間は不思議だ。

自分の感情を言語化して、表す。

嬉しいと思うことは何度かあった。

なぜ嬉しかったのかは、もう忘れたけど。

幼い頃はきっとみんな些細なことで嬉しいと思えると思う。

でも、大人になるにつれて、小さい頃に楽しいと思った事が楽しくなくなる、逆に苦痛になる事もある。

だから、人間というものはわからない。

……少なくとも、僕には理解できない。

幼少期おらふ

ただいまー

幼少期men

ただいま!!

ドズル

おかえり!早かったね~

ぼんじゅうる

おかえりー2人とも。

幼少期おらふ

あっ、ドズさん!ぼんさん!あの、えっと…今日の夜、おんりーをここに連れてきてもいいですか、

ドズル

?急だね、しかも夜かぁ………

ドズル

どーする、ぼんさん?

ぼんじゅうる

んん、俺は別にいーよ?

ドズル

車で連れていけばいいかな?

ぼんじゅうる

そっちの方が安全だと思うけど~…

ドズル

じゃ、車で送っていくから、連れてきていいよ。

幼少期men

やった!

幼少期おらふ

ありがとうございます!

「外」

それは、誘惑だと思う。

小さな頃から負けずと外には出なかった。

たまに、好奇心には勝てないときもある。 にんげんだから。

でも僕は今日、外に出るんだ。

母さんも執事も嫌い。

身近な人もみんな嫌い。

僕の心配ばっかして。

本当に大切なのは僕じゃなくて

僕が持ってる才能なんだって事に

僕はもう気付いてる。

僕の才能が何なのかは知らないけど、

母さんと父さんの話を盗み聞きした事があって、その時に僕の事を話してた。

何を言ってるのかは分からなかったけど、記憶の中に鮮明に残ってる。

でも、疑問がある。

まず、僕は普通の人間じゃないのか

僕の才能とはなんなのか

なんでこんなに僕の才能を大切にしているのか

僕にはまだ理解が出来ないけど

いつか理解出来る日が来ると思う

まぁ、ただの運動神経がいいからとか、頭がいいとか、それなら分かるけど…

でも、そんなちっぽけなことで外に出さないっておかしいよね。

…はやくふたりがきてくれたらなあ

あ、二人は食堂に来てくれるんだから 彼処で待ってないと…

コンコンッ

おんりー

……!

幼少期おらふ

おんりーっ(小声)

幼少期おらふ

来たで!(小声)

幼少期men

やほ!(小声)

おんりー

うん、やっほー…(小声)

幼少期おらふ

はい、出といで!(小声)

幼少期men

こっちこっち!(小声)

おんりー

うん、ちょっとまってね…(小声)

幼少期おらふ

ん!手貸すで!(小声)

外に出る

幼少期おらふ

……車どっちだったっけ?

幼少期men

!?ww

幼少期men

こっちだよw

おんりー

おらふくん…w

幼少期おらふ

ちょ!!ふたりして笑わんといてや!

幼少期おらふ

ド忘れしただけやってー!

幼少期men

それがおもしろいのよw

おんりー

ふふ、w

幼少期おらふ

えぇっと…こっち、おんりー!

幼少期おらふ

あれ?雨降っとる!

幼少期men

やべーっびしゃびしゃ!

おんりー

濡れる、

幼少期おらふ

さっきまでは降っとらんかったのに!

幼少期men

車近くに停めてもらっててよかったね

幼少期men

よし、走るか!

幼少期おらふ

うん!!

幼少期おらふ

おんりー、おいで!

おんりー

ガチャッ

幼少期おらふ

ドズさん!ぼんさん!!おんりー連れてきた!!!

ドズル

お、みんな来た!おんりー、よろしくね!

おんりー

…よ、よろしくお願いします、

ぼんじゅうる

緊張しなくていいのにw

おんりー

えっ…と、

ドズル

名前??ドズルって言うよ、好きに呼んで!

ぼんじゅうる

ぼんじゅうるって言いま~す、ぼんさんって呼ばれてるよ~。

ぼんじゅうる

…それにしてもかわいーね。肌真っ白じゃん?

ドズル

こらぼんさん。ナンパは良くないですよ

幼少期おらふ

ん、おんりー意外と背小さいんやね!!かわいい!

おんりー

えっ身長?

幼少期おらふ

うん、身長!

おんりー

低い、かなぁ…

幼少期men

何cm?

おんりー

前、測った時は143…くらいだったかなぁ、

幼少期men

俺152!!

幼少期おらふ

僕はたぶん150?

おんりー

ぇ、高い……

ドズル

あれ、おんりーと歳おなじなんだよね?

幼少期おらふ

はい!

幼少期men

たぶん?

幼少期おらふ

おんりー、今何歳?

おんりー

11歳、

幼少期おらふ

じゃあ同い年や!

ぼんじゅうる

同世代か、いーね。

ぼんじゅうる

おんりーチャンってなんで外に出して貰えなかったの?

おんりー

チャン……あ、えっと…わかりません…

幼少期おらふ

理不尽やよねー、おんりーだけ外に出して貰えへんなんて!

幼少期men

でも、外に出るのが夢だったんでしょ?…夢叶ったんならいーじゃんね。

おんりー

…うん、!

ドズル

よーし、家着くよー!

ー家ー

きります!!中途半端だけどw
なーんかよくわかんない物語になっちゃった……ごめんなさい!次からは頑張ります!!しかもシーンの切り替わり多い……

♡ 100↑

あの子はきっと外に出たい。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

283

コメント

6

ユーザー

主さんは、下手じゃないと思いますよ😊自信もってください✨それに、変な感じに、なったなんて思いませんでしたよ!それに人は、上手くなった時こそ、下手だなって思うらしいんです( ˊᵕˋ )💭てことは、主さんは上手いってことになりますし、下手だなって思うってことは、そこから成長できるので大丈夫だと思いますよ😊長文失礼しましたm(*_ _)m

ユーザー

おんりーチャン外に出れてよかったね(*^^*)これから何も無かったらいいけど(フラグ...なのか?)雨が降るなんて、不吉ですねぇ?なんてねw

ユーザー

おんりーちゃん念願のお外おめでとうございます✨ 家から出さなかったのには重大な理由があるのでしょうか? 楽しみにしてますね!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚