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初投稿です。 某歌い手様のお名前を借りさせてもらってます。 口調、表記等などに違和感、間違いがありましたらコメントで教えていただけると幸いです。 通報禁止。 ゆるい目で見てね。

それではどうぞ。

私立一恋学園。 それは数多の令息令嬢が通う世界有数の私立学園である。

時代がすぎた今でなお名家に生まれ、将来国を背負うであろう人材が多く在学している。

一般入試はなく、何らかの肩書き、つまり「血統書付き」でなくてはこの学園の門を通ることは許されない。

彼らは自身に、家名に誇りを持ち、持てる者の義務を果たすようにと幼い頃から教育されていたのだが。

その実、凝り固まった思考を幼少期から押し付けられ、学園内はとても扱いにくい、大変捻くれた可愛くない思考を持ったまま成長した生徒で溢れていた。

「このままでは日本の未来は無い」と各大臣が談義した結果が以下の通りだ。

学園に、新しい風を吹き入れよう。

これは、日本の未来を背負うこどもたちがある1人と出会い、そして精一杯足掻くお話。

などではなく、 たった1人で学園全体を変えてしまった子が、みんなに愛されてしまうハートフル(3徹目の学園長が寝起き3秒でひらめいた「新しい風」を無理やり学園にねじ込んだら想像以上に上手くいってしまった)なお話。

以下設定↓

赤峰 莉衣 (あかみね りぃ)

17歳男。 学園長によって一恋学園に編入することになったが楽観的な性格のおかげで、

莉衣

困ったなぁ

で済ませている。一緒に来た心綸とは小さい頃からの付き合い。とても大事に思っている。

青崎 心綸 (せいざき ころん)

17歳男。 学園によって一恋学園に編入させられる莉衣に半ば無理やり着いてきた。

心綸

莉衣がいないと生きていけない(真顔)

と常に口にしている。

周囲の感情に気付きつつも拒まない莉衣にいつも気が気でない。

黄島 琉斗 (きじま るうと)

17歳男。 2年生にして既に生徒会の書記。編入してきた莉衣に一目惚れし仲良くなりたいもそばにいる心綸に思いっきり威嚇、邪魔される。

琉斗

莉衣、なんで逃げるんですかー?

と度々校内で鬼ごっこが繰り広げられるとか。

紫川 七那 (しかわ なな)

18歳男。 生徒会長として絶大な支持を持ち、才色兼備。当初は特に何も思わなかったが、生徒会メンバーがこぞって本気になっていくのを見て興味がわく。

七那

懐かない子犬みたいだな

暇つぶしのつもりが段々本気になる。

桃原 里巳 (ももはら さとみ)

18歳男。 副生徒会長。 情報収集のため2人に近付くも青いのに追い返されそうになって面白くて笑っちゃう。それから度々、大義名分(情報収集)ぶら下げてちょっかい出しにいく。

里巳

新しいおもちゃみーつけた

「あいつ(生徒会長)には教えてやんないもんね。」

橙木 詩流 (とおのき じぇる)

18歳男。 生徒会会計。 偶然2人と関わって無害判定もらった。 けど生徒会長に(悪気0)場の流れで話題に出しちゃって副生徒会長に睨まれる。

詩流

ほんと可愛い後輩たちだよな!

のちに無自覚クソデカ感情持ちになる。

子犬は一体誰の手に?

莉衣

もーほんと、叔父さんってば人使い荒いよね

莉衣

折角あっちの高校で上手くやってたのにさー

心綸

友達いっぱい出来たよね

莉衣

そうそう、しかも来月にはみんなで旅行行こうねって話もしてたのに!

莉衣

急に私立に転入なんて、ほんとありえなくない?まあもう慣れたけどさ

心綸

うーん、僕は莉衣が一緒ならどこでもいいかな

心綸

莉衣がいないと生きていけないし

莉衣

はいはい、ころちゃんも飽きないね

心綸

今流したでしょー?

莉衣

流してない流してない笑

莉衣

あ、見て

莉衣

あれ俺らが通う学園じゃない?

心綸

んー?

心綸

あ、ほんとだ。

莉衣

案外近かったなぁ……って、デカ?!

莉衣

え、デカくない???

心綸

私立だしこんなもんでしょ、ほら莉衣行くよ?

莉衣

うぇ、そんなもんなんだ……

学園長室前

莉衣

エレベーターとシャンデリアがある学校なんて俺の知ってる学校じゃない!!

莉衣

床なんて大理石にレッドカーペット?!

心綸

もー莉衣、うるさいよ

莉衣

さすがにこれはしょうがなくない?

心綸

あはは、頑張って慣れようね

莉衣

うん……

莉衣

さっさと挨拶済ませようっと

コンコン、がちゃり。

莉衣

失礼しまーす

心綸

失礼します

学園長

おお来たか、待ってたぞー!

莉衣

ちょっと叔父さん、こんなにでっかい私立とか俺聞いてないんだけどー!?

心綸

さすがに説明不足にも程があると思いまーす

学園長

悪かったって、でもこれ以外どうしようも無かったんだぜ?

学園長

部屋も生活費も優遇してやるから、不満は飲み込んでくれ

莉衣

お小遣いも追加

心綸

ちゃんと2人分ね

学園長

はいはい分かってるよ、可愛くないガキどもめ

莉衣

リピートアフターミー、俺たちは可愛い

心綸

ほら、僕たちは可愛い

学園長

お前らは可愛いー……

莉衣

心がこもってない!

心綸

そーだそーだ

学園長

、あーもううるせーな!さっさと教室行ってこい!

莉衣

すぐ怒ったらしわが目立つよって、うわ、叔父さん押さないでー?!

心綸

ちょっ、……!

どんっ、がちゃん。

莉衣

いったー、お尻ぶつけた……

心綸

莉衣大丈夫?ほら、立って

莉衣

ごめんありがと、

心綸

制服汚れてないみたいでよかった

莉衣

これで汚れてたり破けてたりしたら今日休めたかもね?

心綸

こら、そんなこと言わない

莉衣

えへへ、ごめんなさーい

莉衣

あ、叔父さんから○INE来てる

莉衣

んー、……俺が2年A組で、ころちゃんは2年D組かな

心綸

……は?

莉衣

離れちゃったなー

心綸

……

莉衣

ころちゃん?

心綸

ちょっとあのおっさん殺してくる

莉衣

えっ?!ころちゃ、ころちゃん待って?!?!

莉衣

落ち着いて?!

心綸

僕と莉衣が離ればなれ?別のクラス?

心綸

ありえない、絶対に嫌だ

莉衣

ころちゃんころちゃんんんん!!!

5分後。

莉衣

はぁーっ、はぁーっ、

莉衣

お、落ち着いた……?

心綸

……うん、ごめんね。ちょっと取り乱しちゃった

莉衣

全然ちょっとどころじゃなかったけど……

莉衣

もう時間もないし、とりあえず今日一日はがんばろう?放課後にまた学園長室来よう

心綸

うん、分かった

莉衣

……ほんとは

莉衣

俺だって寂しいんだからな

心綸

っ、莉衣〜〜〜〜!!!!

莉衣

わっ、急に抱きつくと危ないだろ!

心綸

だって莉衣が、

莉衣

俺のせいなわけ〜?

莉衣

ほら離れて、歩きづらいだろ

心綸

えー……照れるとちょっと冷たくなるとこ、ほんと変わってないね

莉衣

っ、〜〜〜〜うるさい!早く行くよ!

心綸

あはは、はーい

莉衣

……ここ、かな

莉衣

と、遠かったー!

心綸

まさか校内で10分も彷徨うなんてね……

莉衣

なんかもう疲れちゃった……

莉衣

じゃあころちゃん、また放課後

心綸

やだ、休み時間に会いに来る

莉衣

俺に会いに来るより、ちょっとでも知り合い作っときなよ

心綸

いいの、莉衣に会いに来る

莉衣

……うん、待ってるね

心綸

どうしよう離れたくない可愛い

莉衣

馬鹿なこと言ってないでさっさと行く!

心綸

絶対会いに来るからね!

莉衣

はいはい、

莉衣

……さ、俺も友達いっぱい作んないとなー

少しの期待と不安を胸に……なんてことはなく、さっさと放課後になんないかなーと思いながら教室のドアを開けた。

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