TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

鬼滅の刃 オリジナル物語

一覧ページ

「鬼滅の刃 オリジナル物語」のメインビジュアル

鬼滅の刃 オリジナル物語

2 - 鬼滅の刃 オリジナル物語

♥

752

2019年09月20日

シェアするシェアする
報告する

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

はぁ……はぁ……

どれくらい走った…?

息がきつい…。

この先に、お母さんのお姉さんの家があるはず…。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

あっ…た…!

私は、家に入った。

母の姉

!?

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

おばさん……!

母の姉

桜咲ちゃん…?こんな夜遅くにどうしたの?

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

家に変な人が……!お父さんと、お母さんが!!!

母の姉

(すごい険悪な顔…。何があったの…?)

母の姉

落ち着いて……落ち着いて 話をして

桜咲は、涙を流しながら 話した。

母の姉

…………そんな…この辺りに…鬼がいるなんて……

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

お父さんも言ってたおにって……鬼のことなの……?

母の姉

ええ…。鬼は人を喰らう者。

母の姉

それは、恐らく 鬼よ。

母の姉

もし、そうなら もうお父さんもお母さんも……生きては…いないかもしれない…

母の姉

(泣いてはダメよ…!桜咲ちゃんが1番辛いんだから…。)

桜咲は、呆然としたまま 涙を流している。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

まだ!お父さんとお母さんは まだ 生きてるかもしれない!逃げれたかもしれない!!助けに行ってくる!!!

母の姉

ダメ!!!家にいて。鬼がまだいたら危険よ!!

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

やだ!やだよ!!!

母の姉

桜咲ちゃん!!!!!

母の姉

お願い。お父さんとお母さんが命懸けで あなたの命を助けたの。その命を無駄にしないで…?

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

…………うぅ……

桜咲ちゃんは、私の胸中で 泣き叫んでいる。

母の姉

桜咲ちゃん…目が覚めた……?

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

ん……おばさん……。

母の姉

今から 家へ行ってみましょう。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

え?大丈夫なの?

母の姉

ええ。鬼は日に当たれないから。

母の姉

昼間のうちなら。

2人は、家へ行った。

そこで見たのは

血がべっとりついた父と母が来ていた服の布

母の姉

(跡形もなく…食べられてる……。)

桜咲ちゃんは、呆然として動かない。

いや、動けないんだ。

そして、私も。

私は、桜咲ちゃんを包んで

泣いた。泣き叫んだ。

母の姉

桜咲ちゃん…。あなたをおばあちゃんの所へ連れていこうと思うの。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

おばあちゃん…?

母の姉

桜咲ちゃんのお母さんのお母さんよ。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

え?お婆ちゃんは…私が生まれる前に亡くなったって……

母の姉

そう…。そう言っていたのね。

母の姉

あなたのお婆ちゃんは生きているわ。

母の姉

あなたのお婆ちゃんは鬼殺隊という隊に入っていたの。

母の姉

でも…あなたのお母さんも…私も…鬼殺隊には入りたくなかった。

母の姉

お婆ちゃんが持っている呼吸を受け継ぐ人がいなかったの。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

呼吸……?

母の姉

鬼殺隊に入ったら 命の危険だってある、幸せな家庭を築いて 普通に生きていきたかったの…。

母の姉

だから、入らなかった…。

母の姉

でも……今のあなたなら………。

母の姉

とにかく行きましょう。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

う、うん…。

山道を2時間くらい歩いた。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

はぁ……はぁ……。まだつかないの…?

母の姉

ここよ。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

ここが……お婆ちゃん家…。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

やっと、来たんだね。

母の姉

!!

母の姉

お母さん…。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

話は、聞いてたよ。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

この人が……お婆ちゃん…?

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

そうだ。

母の姉

話聞いてたなら…こんな山を登らせなくても…。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

こんな山も登れない子を訓練するなんて ごめんだよ。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

く、訓練……?

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

そうだよ。

母の姉

桜咲ちゃん、頑張ってね。

そう言っておばさんは山を降りていく。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

え?え?どういうことですか?

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

あんたは、わしが訓練する。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

……?

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

ちょうどいい。あんたは、鬼の首を切れるほどの強さを身に付けるんだ。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

これからのためにね。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

それから、呼吸も受け継いでもらう。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

く、訓練って……?

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

そうだねぇ。着いてきな。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

あ、はい…!

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

この刀で この竹を切ってみな。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

え…あ…はい…!

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

えい!!!

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

………………。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

まず、持ち方からダメだね。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

刀は、こう持つんだよ。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

なるほど……

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

体力がない!

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

もう3往復追加!!

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

はぁ……はぁ………はぁ……

山の登り降りを何往復もした。

こうして 私のきつくて辛い 訓練は、始まった。

ーそれから1年の月日が経ったー

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

ふぅ……

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

お願いします。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

……………

2人は 決闘を始める。

美鶴が桜咲を突こうとするが

桜咲は、それを ヒョイッっと交わして

そのまま、後ろに回り込む

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

!?

美鶴が驚いて振り向いた所で

美鶴の腕を 掴んで 刀を遠くへ飛ばす。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

!!

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

お婆ちゃんの負け!!

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

やったぁぁ!!

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

あんた、本当に強くなったんだね。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

ものすごい、成長だ。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

こんなに早く ここまで来るなんて…あんたには、才能があるよ。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

最終選別に行かせよう。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

最終選別………?

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

そうだ。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

明日は、最終選別がある。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

今日は、早く寝るんだ。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

最終選別……。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

鬼殺隊に……!!

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

鬼殺隊に入るためには、最終選別を合格しないといけない…。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

鬼に家族や大切な人を殺され、悲しむ人が 少しでも減ってほしい。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

私のような想いを誰にもしてほしくない。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

だから、私は鬼殺隊に入る。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

本当に、いいんだね?

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

命の危険だってあるんだよ。

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

今まで、この時の為に頑張って来たんだから

桃園 桜咲(ももぞの さくら)

やめたりしないよ。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

そうかい。良かったよ。

倉橋 美鶴(くらはし みつる)

あんたが、強い心の持ち主で。

そして、私は 眠りについたー

鬼滅の刃 オリジナル物語

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

752

コメント

6

ユーザー

桜咲ちゃんがここまで強くなれた=おばあちゃんが強い=おばあちゃん、異次元

ユーザー

さくらちゃんすごスギィあっ初見です(?)

ユーザー

頑張ってください!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚