華と誠

一生のお願い！

お願いだから新選組に間諜として潜り込んでくれ！

ありがとうー！

お？嬢ちゃん。こんなとこでどうした？

ほー。これはこれは。もの好きな嬢ちゃんがいたもんだぜ。そういうことなら案内してやる。着いてきな。

あと俺永倉新八。一応副長助勤してて、二番隊組長。よろしくな！

ん。そんじゃ着いてこい。

ほー。そんでここで働きたいと。

……剣は出来んのか？

ほほぅ。それなら明日家のもんとやってみろ。そんで育てがいがあるなら雇ってやる。いいな。

そんじゃ今日は時間も時間だ。夕餉は……来るか？

構わねーけど……

歳が女性を連れてくるなんて珍しいな。

こいつは華湖。明日総司と闘らせる。

総司と?!大丈夫か？

平気だろ。

歳。お前なぁ。

んで、当の総司本人はどこだ。

まだ来てなくてな……いつもならこの時間はすぐ来るんだが。

副長。沖田くんが。

総司がどうした。

昼寝から戻って来ません。

……は?!

おっと。すまないね。誰か総司を起こして来てくれないか？

俺呼んで来ますよ。

頼んだぞ。

\(´O`/)°゜ﾟ……ﾁﾗｯ

遅いぞ総司。

だって眠かったんですもーん！土方さんが仕事てんこ盛りにするからぁ！

俺のせいじゃねーだろ。

総司。歳。喧嘩するな。とにかく夕餉食べるぞ。

はいっ！先生っ！

そういや、他のやつは？

あとは全員仕事だ。

分かった。それじゃあ、いただきます！

いただきます！

……ﾁﾗｯ…

華湖ちゃんどうした？

あ、もしかしてだけど総司に惚れたか？

……ﾋﾟﾀｯ

あぁ、えっとだな、確かに総司は中性的な見た目だが、こんなかでは鬼強えーんだぜ。

……

総司いるか？

多分もうすぐ来るんじゃねー？

そうか。

おっと？その子が噂の?!

よろしくな！俺原田左之助！

おっくれましたーっ！あれ？土方さん？と、……

お？あの総司が珍しく？

……(💢^ω^)

あ、いや。なんでもねーよ……

・:*三(　ε:)`‪௰◝ ))･;"

いったぁー！そこ蹴んなよー！糞痛いんだぞ！

女好きの左之さんにはこれで十分です。良かったですね。これでしばらくは女性のこと抱けないですよ。

いや一回もした事ないって！

( `^´* )ﾌﾝｯ

総司。こいつと闘れ。

嫌です。

そうか……って、は?!

だって今新選組はあの人の尻拭いをしなくちゃいけないし体制も整えなきゃいけないんですよ。それなのに女性入れるんですか？

……いいからやれ。てめぇと同格くれぇなら自分の身は自分で守れるだろ。だからお前が適任だ。

絶対嫌です。

……へぇ。

そういう事だ。総司。ここでやんなきゃ役職を全部落とすぞ。そしたら近藤さんにも今まで通り接することぁ、出来なくなるな。

……うぅ…分かりましたよぉ……

……こちらこそ。……はぁ。面倒臭い……

お？総司ぃ！頑張れよ。

……(💢^ω^)

あ(察)

総司。早くしろ。

はぁい……

んじゃ、審判は俺がやるよ。あと俺藤堂平助！よろしくな！

あ、それと手加減はしないので。

……そう。そんなに自信あるんですね。なら、

おいおい総司のやついきなりあれをするつもりかよ。

さすがにヤバいんじゃね？

だよなぁ。

はっ

え?!

すみませんっ！大丈夫ですか？まさかこんなに弱いとは思ってなかったので。間際らしい言い方しないで下さいよぉ！

そいつ女子じゃねーけど。なんなら鬼強いけど。

＝(´□｀)⇒ｸﾞｻｯ

沖田君大丈夫か？

う、うん……大丈夫……( ´ཫ`)

全然大丈夫じゃない！

ねぇねぇ。僕ってそんなに見た目女子っぽい？

……正直言うと、かなり女子っぽい。

そんなぁ……

短めの髪に長い片方結。そして童顔で身長が低い。そして子供っぽい。こんなの誰だって女子と勘違いする。

酷いっ！

いいです。僕にも非がありますから。

剣術が出来ねーなら雇うのは無理だな。

いいんじゃないか？歳。こうしてなんでもすると言ってくれているんだ。誰かの小姓にでもすりゃぁいい。

だが……

だったらこれは局長命令だな。

……分かったよ。んで、誰の小姓にすんだ？

土方さんは？

俺はいい。なんなら総司。お前が面倒見りゃいいだろ。

なんで僕?!

そりゃ、一番仲良さそうなのてめぇだしな。

もー！しょうがないなぁ！分かりましたよ面倒見ます！

よし！決まりだな。で、部屋はどうする。

そうだな……齋藤。お前もだ。

……分かりました…

それって何方にせよ僕のh…ﾑｸﾞｯ…！

総司てめぇは黙ってろ。んじゃ齋藤。案内してやれ。

はい。……行くぞ。

ここに屏風を立てて、よし。寝る時はこっちだな。

あぁ。

てめぇら聞け！今総司の隣にいるのが総司の小姓として入隊した華湖だ。

はーじーめくんっ♪今日はねぇ、金平糖を持って来たんだぁ！

……昨日は落雁でその前は八ッ橋…それで今日は金平糖、と。どんだけ甘味を持って来たいんだ。毎日続いてるだろ。

えー？だって美味しいんですもん！あ、華湖さんもいりますか？

じゃあ三人でお菓子会しましょ！

あ、あぁ。

あ、そういえば土方さんが、恥ずかしい句集を書いてるんですよぉ！

はい。例えば、梅の花 一輪咲いても 梅は梅。とか、春の草 五色までは 覚えけりとか！

ですよねー！

だがそれを本人に言ったら間違えなく沖田君がしばかれるな。

やだなぁ。一君。そういう時は逃げればいんだよ？だって土方さんより僕の方が足速いし！

んー……

例えるならここから御所まで五分で行けるくらいだな。

そうですか？でも姉上の方が足速いんですよね……あの鬼の狂騒と言ったら。

はい。年の離れた姉なんですけどね、小さい頃は僕のこと自分事のように守ってくれてたなぁ……姉不孝者ですね。僕は……

沖田君……

上京する時にね、喧嘩別れして来たんです。それだけが後悔で……京では、命が幾つあっても足りないくらいなのに……

沖田君。そんな事言うな。ミツさんはきっと沖田君の事を立派な弟だと思っているはずだ。

そうですかね……

……一君から聞いてない？元々僕と一君は相部屋なんだよ。

それを僕も言いたかったんですけど、口止めされちゃって……とにかく、今日はもう夜遅いので寝ましょう！

お早うございます！起きて下さい！

……起きて下さい！

……起きて下さい!!(クソデカボイス＆耳元)

やっと起きた……もう朝餉の時間ですよ。

こんにちは！私の作品を始めてお読みになる方ははじめまして！気が付いたらとんでもない新選組オタクになり新選組の小説しか書けない呪いを沖田さんにかけられたちゆぴです！当作品は友達がテラーノベルで『池田屋事件、間諜』をテーマにして書いて！と言われ書き始めた言わばその友達が居なかったら産まれなかった作品です。そして暇つぶし程度に読んで頂けたらなぁという作品ですので続くかは分かりません。そして展開的に恋愛を望んでる方もいるかもしれませんがこの作品は全く恋愛要素のないぜったいにセンシティブな内容を一切含まない童貞が書いた物語です。セリフだけの所を演劇やら声劇やらに使っていただいて構いません。著作権に関しては次に記載します。初めにも書いた通り、この物語は池田屋事件をテーマにしているので池田屋事件で完結させようと思っています。そこはご了承ください。目安は十話程で終わらせようかな。と思っています。この作品で少しでも新選組を知って興味を持って下さる方がいると嬉しいなと思っています。そして先にこのページから読み始めている方は先に本編の方を読んでから戻ってきてくださると光栄です。この後ネタバレを含むので……。コメントは自由にしていただいて大丈夫ですが、誹謗中傷などの荒らし行為はやめてください。ではまたどこかで。

著作権
演劇、声劇などに使って頂いて構いませんが、当作品をコピーして投稿するのは辞めてください。(投稿されたのを確認ししだい通報させて頂きます。)
主に一言断ってから投稿するのは良いですが、自作証言は辞めてください。
※投稿する場合はURLを貼るのと、必ず概要欄等に「華と誠ーちゆぴ作ー『テラーノベル』にて連載中」と必ず記載して下さい。
以上の事柄を理解の上ご使用ください。団体で使われる場合も同じです。当作品を参考にして作品を投稿される場合は、タグに#華と誠　を記載の上ご利用下さい。