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夕方の空は、やけに静かだった。
人の少なくなったグラウンド。 風の音だけが残る中───
紫苑
スマホを見る。
既読はついてるのに、返事はない。
??
後ろから声。
振り返ると見慣れた顔。
紫苑
そこにいたのは “ アレクシス・ネス ”
ネス
紫苑
ネス
紫苑
少しだけ柔らかい口調。
昔から変わらない距離感。
ネス
紫苑
ネス
紫苑
ネス
含みのある言い方。
その意味を聞き返そうとしたとき───
カイザー
紫苑
聞き慣れた声。
振り向くとそこにいる。
カイザー
紫苑
軽く返すと、カイザーは少しだけ目を細める。
カイザー
そのまま本題に入る。
カイザー
空気が変わる。
紫苑
カイザー
紫苑
ネス
ネスが先に言うと、カイザーがわずかに眉を下げる。
カイザー
ネス
横でネスが口を開く。
カイザー
カイザー
紫苑
カイザー
紫苑
ため息混じりに言うと、
カイザー
相変わらずの雑さ。
カイザー
不意に名前を呼ばれる。
少しだけ低い声。
カイザー
短く、それだけ。
でもはっきりしてる。
紫苑
問い返すと、少しだけ沈黙。
視線が逸れる。
カイザー
言葉が止まる。
ネスが静かに様子を見ている。
紫苑
促すと、
カイザー
小さく続く。
紫苑
カイザー
即答。
カイザー
強引な理屈。
でも前よりちょっと素直。
紫苑
そう言うとカイザーがわずかに息を吐く。
カイザー
紫苑
カイザー
軽く頭に触れる手。
ネスの前でも気にしない。
ネス
ネスが小さく言う。
その時───
??
低く落ち着いた声。
振り向くと、そこになっていたのは───
紫苑
“ ノエル・ノア ”
自然に名前を呼ぶ。
紫苑
ノア
短く頷くノア。
ノア
淡々とした分析。
紫苑
軽く言うと、
カイザー
即答。
カイザー
カイザー
さらっと言う。
ネスがわずかに目を細める。
ネス
静かな肯定。
ノア
ノアも続く。
そのまま、カイザーが腕を軽く引く。
カイザー
紫苑
カイザー
紫苑
軽く返すと、
カイザー
少しだけ強い声。
ほんの少し指が触れる。
すぐ離れるけど。
ネス
ネス
ネスが軽く会釈する。
紫苑
頷くと、
カイザー
カイザーだ一度だけ振り返る。
それだけ言って、前を向く。
それにネスとノアも続く。
去っていく背中。
その中で───
ほんの一瞬だけ、カイザーの歩幅が緩む。
紫苑
小さく呟く。
その言葉がやけに残る。
これから始まる場所。
「 ブルーロック 」
世界が変わる。
でも、あの背中を見ている限り、
離れる未来は想像できなかった───。