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オールセーブチャレンジ/香椎モイミfeat.初音ミク ・曲パロ ・病み ・死ネタ ・剣持→←←←不破
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ある日の放課後 不破が屋上に向かうと、そこには
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柵の外側に立っている剣持がいた
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俺は慌ててもちさんを止めた。
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これが、██の喜劇と██の悲劇の始まりだった。
その日から俺はよくもちさんの家に来るようになった
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嫌そうにしているもちさんの表情も俺には愛おしく見えた
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と言いながらも結局は家に入れてくれる
もちさんは、小さな鋭い刃物で手首を切る。 何度見ても痛々しい傷を、隣で眺めている。
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俺の言葉に、目を逸らし刃物を置く
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本気で嫌そうな眼差しに、俺は口角が上がる。 「キモ…」と言われながらも俺はもちさんにどこまでも付きまとう。
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俺はもちさんになんと言われてもやめなかった。
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なんて言葉は、もう聞き飽きたくらいだ。 そんな俺でも、傷つくことはある。
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そんな自分に頭を抱え、自暴自棄になっていた
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こうやって結局もちさんに気を使わせてしまう そんな自分が嫌で仕方なかった。
『俺だけを見て欲しい』 そう思ったのは、今この瞬間だけじゃない。
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自分の好きな音楽を 聞いて 褒めて "そんな俺だけ"を ずっと見ていて
そう、祈っているだけだった。
今日この日は自分の家にいた。 外は大雨で、 しかも傘を学校に忘れっぱなしだった。 もちさんに迎えにきて欲しかったが、案の定断られた。
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そう思いながら外を眺める そんな時もずっともちさんのことを考えている
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俺はその瞬間目を大きく見開いた
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ただただ憂鬱で、雨に打たれながら歩く。 激しく打ち付ける雨は僕の心情を沈ませるようでどこか心地よかった。
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そう考えていた時、後ろから素早い足音が聞こえてくる そして、嫌になる程聞き慣れた声が、耳元を貫くように響く
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後ろを振り返ると、部屋着のまま小さなハンカチ一枚を持ち、心配そうな眼差しを向けている不破くんがいた
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不破くんの聞いたことのない声色に、声量にいつもの僕なら圧倒されるだろう。 でも、今の僕の"違った"
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その言葉を聞いた不破くんの表情は相変わらず心配そうな眼差しに 少し
絶望を感じられた気がした。
そして数日後 俺は"色々"なガイドブックを買い漁った。
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当日
洋服はたくさんある。 でもいつも同じ服装なのであまり着ることがなかった。 だからこそ、少し楽しかった。
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でも、そんな楽しさも束の間。
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そう思うと、自然と瞳に涙がたまる
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そう心に決めてから、気持ちが揺らぐことはなかった。
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相変わらず元気な不破くんに、僕は嬉しくなった。
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破顔一笑のように笑う不破くんが、今日は特別可愛く見えた。 そういえば、後輩だったな。
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洋服に興味はないし、いつもの学服を着て来た。 旅行だし学服でも違和感ないだろうと言う考えだ。
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気に入らなかったのか変な反応を見せる。 そりゃそうだ。自分はおしゃれして来たのに相手は学服なんて。
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せっかくの不破くんとの旅行なのに、こんなことで詰まってたらダメだ。
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不破くんの少し残念そうな表情もパッと変わる
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笑い声が、僕の耳に優しく響く。 この時間が、僕は大好きだ。
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半強制的に買ってもらった服を着て、色々な場所を回った。 カフェやゲームセンター、映画館にも行った。 正直、凄く楽しかった。 次もまた不破くんと出掛けたいな___
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そう言われ、嬉々と返事をした
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バスから降り腕を引っ張られ、来たのは___
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崖だった。
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嫌な予感がした。 でも、不破くんのその一言で少し安心した。
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飛び降りたくならん?
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そう言った次の瞬間、不破くんに腕を引っ張られた。
僕は恐怖心で不破くんの腕を払いのけようとする。
だが、ほとんど力が入っていなかったのかすぐに手が離れた。
そう安心した瞬間___
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腕を振り払われた時、俺は驚いた。
そっか
もちさんは、もう大丈夫だったんやな。
………
"よかった"
もちさん、ありがとう
楽しかった
今までも
これからも
信じてるよ
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愛してる
そして俺は冷たい水の中に
"沈んでいった"