私の推しが目の前に！？

私の心配をしてくれる。蓮くんは本当に優しい。

ドンッ(誰かとぶつかる)

誰かとぶつかって倒れそうになったのを蓮くんが私の手を掴んで助けてくれた。

すごく心臓がバクバクしている。緊張で顔が暑い。

気のせいかもだけど、蓮くんが私のことを見つめていたような…いや気のせいだ。

まさか蓮くんにそんな所を見られるだなんて。恥ずかしすぎる…

心臓がバクバクになった。好きというのは私のことじゃなくて、美味しそうに食べる子の事だし…落ち着け私。

私に対してだなんて、そんな事あるわけない…絶対に違う。

蓮くんのほうを見たら口の横にケチャップがついていて思わず笑ってしまった。

この2人きりでいる時間が幸せ。

まなとの手がだんだん私の顔に近づいてくる。ちょっとドキドキした。

聞き間違いじゃないよね？いままなとの口から『可愛い』って出たからすごくびっくりしている。

やっぱり気のせいじゃない。千春がやってくれた髪型だから素直にすごく嬉しかった

いつの間にか文化祭1日目が終わった。