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海底で繋ぐ青春

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海底で繋ぐ青春

2 - 第1話 言えないこと

♥

959

2022年10月14日

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毎度毎度お久しぶりです🥹

ぺぺぺーーーっと 小説がかけるようになると もっとみなさんにも 喜んで頂けると 思うんですけど

やはりそう上手くは いきませんね😭

遅れてしまって すみません!!!

第1話となります

プロローグ見てない方は そちらを先に見て 頂くことをおすすめします!!

では、どーぞー🫰🏻

るくん

あんまり眠れなかったなぁ...

気を失ってから そこまで時間が経たないうちに 目が覚めて

そこから眠れず 学校に来た

そのせいでいつもより 何倍も授業が 長く感じるし

眠気が半端じゃない

りくん

るぅとくん...!!

るくん

ん??

虚ろな目だけを りいぬに向けると

必死に教科書を指さして 口パクでなにか言っていた

るくん

なぁに...??

やっと周りを見渡して 気がついた

みんなが僕を見ている

先生

るぅとくん

先生

読んでもらっていいかな??

遠慮がちに先生も 教科書を見開いて

僕にみせてくる

るくん

あ、すみません!

当てられていたことにも 気づかずにぼーっと していたなんて

考えただけで 恥ずかしい

無事に教科書を 読み終えると

りくん

大丈夫だよ!!

と、明るく声を かけられた

なんとなくこの教室の 居心地が悪く

僕はそっと手を挙げた

るくん

すみません

先生

どうしましたか??

るくん

ちょっと保健室に

先生

大丈夫ですか!?

先生

えっと...僕も
ついて行きましょうか??

るくん

1人で大丈夫です

この教室から逃げ出し たいだけなのに 先生に着いてこられたら たまったもんじゃない

りくん

僕が付き添います

するとりいぬが そっと手を挙げた

先生

じゃあ、よろしく
お願いします

りくん

はい!

りくん

るぅちゃん、行こ

りいぬは僕の手を掴んで 教室を出た

りくん

るぅちゃんがサボるなんて
本当に珍しいね

るくん

いや、あんな恥ずかしいこと
しておいてまともに授業なんて
受けられないよ

りくん

あはは笑笑

笑いすぎ、とりいぬの肩を 軽くはたくと

前から足音が聞こえた

りくん

先生かな??

るくん

1回隠れよう

保健室に行くと言って 真反対の校舎で 他の先生に捕まれば

それこそ次の授業にも 出られなくなりそうだ

僕らはそっと階段の影に隠れた

こくん

じゃあ屋上いくか

ジくん

せやな!!

こくん

一限からサボったら
二限戻りにくそう笑

ジくん

まぁ俺もおるし、
みんないれば怖くないって
言うやん!?

こくん

ポジティブかよ笑

ジくん

でも大事な話なんやろ??

こくん

...うん

聞こえてきたのは ころちゃんとジェルくんの 声だった

りくん

なんだ...あの二人か

ほっとしているりいぬの隣で 正反対に僕は取り乱していた

るくん

ころちゃんいつも
真面目なのに...

るくん

しかもジェルくんと
2人で...

るくん

僕話しかけて
こようかな

りくん

待って

りいぬは僕の腕を掴んだ

りくん

作戦会議しようよ!

りくん

今...ヤキモチ妬いてるんでしょ??

りくん

ならその気持ちをバネにさ
ドッキリ考えようよ!

るくん

確かに、そうしよ!!

きっと今話しかけた ところでサボってることに ついて怒られて 終わりそうだし

今は作戦会議に 集中した方が

なんとなく 良さげな気がした

結局僕らは隣の校舎の 空き教室にやってきた

りくん

じゃあまずは
どうする??

るくん

んー、わかりやすいのは
ボディタッチとか??

りくん

い、いいね!!

少し顔を赤らめて りいぬは笑った

るくん

なんでりいぬが
照れてるの笑

るくん

可愛いなぁ...笑

そういうとますます 頬を赤らめた

りくん

ずるいよ...((ボソッ

りくん

そんなにからかわないで!笑

るくん

でも手伝ってもらえる友達なんてりいぬしかいないしさ成功させたいんだから

るくん

照れちゃダメだよ??

りくん

わかってるよ!笑

りくん

...絶対成功させようね

るくん

うん!!

その後僕らは 一限丸々使って 作戦を立てた

僕らがたてた作戦は

まずは今日はりいぬと 手を繋いだり できる限りボディタッチをする

そしてりいぬと2人で 出かけることを伝える

このふたつだ

本当に上手くいくのだろうか

あっさりOKされそうで怖い

一限が終わって廊下に出ると

前から噂の相手がやってきた

こくん

あ、丁度いい所に!!

ジくん

お、2人とも
おつかれさん!!

るくん

な、なんですか??

りくん

すごいタイミングだね笑

こくん

英語のノート貸して

るくん

またですか??

るくん

これで何回目ですか!!

こくん

ごめんごめん、
忘れちゃって

るくん

課題やってない
だけですよね??

こくん

課題なんてあったっけ

るくん

そこからですか!?

るくん

もぅ...

呆れながらもロッカーから 英語のノートを取り出して 渡してあげる

こくん

さんきゅー!!

こくん

また後でね

爽やかな笑顔を向けられて 僕は一瞬で抱いていた モヤモヤが晴れた

ちょろいって こういうことかと思い知る

ジくん

にやけてんで笑

るくん

そんなことないもん!?

るくん

もう、行こりいぬ!!

りくん

うわぁ、待って!!

ジェルくんに耳打ちされて 僕は逃げるように 教室に入った

すぐに放課後がきて 僕らはいつも通り 一緒に帰っていた

ただ いつも通りじゃない ことがある

それは僕の右手には りいぬの小さな手が 握られていることと

りくん

るぅちゃん、明日
楽しみだね!!

るくん

うん!!

こくん

明日なんかあるの??

りくん

明日僕らお出かけするんだ!

こくん

...そうなんだ

そして明らかに 動揺して寂しそうな顔を しているころちゃんだ

りくん

あれ、てか今日さとみくんは??

るくん

お休みですか??

こくん

いつも通りサボりっしょ笑笑

ジくん

まぁ割と多いからな笑笑

サボり

その言葉を聞いて 僕は今日の一限のことを 思い出した

ジェルくんと二人で 屋上で何の話してたの??

なんて聞けないけど

確か、大事な話って 言ってた気がするし...

りくん

るぅちゃんー!!

りくん

またあしたね!!

考えを巡らせていると 突然りいぬに抱きつかれ 我に返った

るくん

うん!!またあしたね!!

強く抱き返すと りいぬが嬉しそうに笑った

ジくん

なんや、イチャイチャ
しとんな笑笑

りくん

あれ、今日は例の恋人と
会わないんですか??

ジくん

そんな毎日会わんわ笑笑

るくん

てか、1回見てみたい!!

るくん

ジェルくんの恋人!!

ジくん

あ、そういえば
昨日会って言われたんやけど

ジくん

昨日新しく入ってきた先生
おるやん??

ジくん

実はその先生と...

みんなで話に 盛り上がっていたが

ころちゃんだけは 黙ったままだった

さすがにハグは やりすぎちゃったかなぁ

なんて思ってたら

こくん

...ごめん、ちょっと
頭痛いから先帰るわ

そう言ってさっさと 家の方に向かって 歩いていった

るくん

ころちゃん!!

なにか嫌な予感がして すぐに追いかけようと した時だった

バタンッ

ころちゃんが道端で 倒れた

りくん

ころちゃん!!

ジくん

ころん!!

急いで駆け寄り 僕らはころちゃんを背負って 家に向かった

るくん

あ、ころちゃん!!

こくん

ん...??

君はまだこの状況を 理解していないようで

不思議そうに僕らを 見つめていた

りくん

帰り際、ころちゃん
倒れちゃってさ

りくん

家まで僕らが
運んできたんだ

こくん

...ごめん

こくん

ありがとう

君はそう言って ぼーっと天井を 見つめていた

ジくん

体調はどう??

こくん

...うん、平気

とても平気そうには 見えなかった

いつもの明るい君は そこにはいなくて

ただ無心で横たわる 君をずっと僕は見つめていた

こくん

時間遅いしみんな
帰らなくて大丈夫??

りくん

あ、もうこんな時間か

しばらくして 僕らはやっと辺りが 真っ暗なことに気づいた

ジくん

明日無理そうやったら
無理せず休むんやで??

こくん

うん、ありがとう

りくん

じゃあ、またあしたね

こくん

莉犬くんもありがとう

最後まで君に 笑顔はなかった

るくん

僕は心配だから
もう少し隣にいます

こくん

大丈夫だよ

るくん

でも

こくん

平気だから

こくん

るぅとくんも
親心配するから
今日は帰りな??

るくん

...分かった

遠回しに帰って欲しいと 言われている気がして

僕にその場に残る勇気は なかった

るくん

僕がいけないんだ...

るくん

ころちゃんが嫌な気持ちに
なるって分かってて

るくん

ヤキモチ妬かせようと
したから...

ジくん

それは
関係ないと思うで??笑

落ち込んでいる僕の 肩を優しく叩いた

るくん

でも...

りくん

るぅちゃんは悪くないよ

りくん

元はと言えば
俺がドッキリしよって
誘ったわけだし

ジくん

2人とも自分のこと
責めすぎやって!!

ジェルくんは僕らの前に 立ちはだかった

ジくん

あんなころんの様子みて
心配になったのは分かるけど

ジくん

ヤキモチ妬いた程度じゃ
あそこまで酷いことに
ならんから!!笑

ジくん

ヤキモチ妬かせたかったの
だってなんか理由があるんやろ??

ジくん

お互い様や

るくん

ジェルくん...

自然と涙が溢れた

何も出来なかった 不甲斐なさと

あのまま目を覚まさなかったらと 不安に襲われていた恐怖で

僕の頭の中は いっぱいいっぱいだった

あの後家に帰って ひたすら泣いて 倒れるように 眠りについた

るくん

おはよ!

こくん

おはよ

昨日のこともあって 少し気まづさが残っていた

るくん

体調大丈夫ですか??

こくん

うん

こくん

あのさ、それより

さくん

おっはよーーー

ジくん

おすっ

りくん

2人ともおはよう

るくん

ええ!?

るくん

なんでいるの!?

ジくん

別にいーやん!!

ジくん

早く会いたかってん!!

りくん

そうそう!!

2人はそう言ったけど きっところちゃんのことを 心配して来たのだろう

こくん

さとみくん今日は
朝から来たんだね笑

さくん

どっかの誰かさんが
寂しがってたって聞いてね笑

さとみくんはころちゃんの 首に腕を回して笑った

こくん

別に寂しがってないし!!

ジくん

今日さとちゃんおらんから
教室静かやなぁってずっと
言っとったくせに笑

こくん

いや、別に静かで
快適だって意味でっ…

さくん

はいはい、要するに
俺が好きってことね??笑

こくん

だからあ!!!

りくん

朝から元気だねぇ笑

るくん

ほんとですよ笑笑

良かった

いつも通りのころちゃんだ

りくん

るぅちゃん

服のそでをそっと 引っ張られて 名前を呼ばれた

るくん

ん??

りくん

昨日のことほんとに
ごめんね

りくん

ちゃんと...謝りたくて

るくん

あ、僕の方こそ
巻き込んで嫌な思い
させちゃってごめん

りくん

そうじゃなくて...

何か言いたそうに 困った顔でこちらを見ている

るくん

りいぬ??

るくん

なんかあった??

心配になって声をかけるが 言葉に詰まっているのか 俯いて黙っていた

僕もなんて声を かけてあげたらいいのか 分からず

りいぬが口を開くのを ただ待つことしか 出来なかった

ジくん

てかまたさとちゃん
ネックレスなんか付けて

ジくん

生活指導の先生に
怒られるで??

さくん

先生達も懲りないよなぁ

こくん

いや、懲りないのは
さとみくんだからね!?

さくん

そういや、りいぬも
つけてるよな??

りくん

え...あ、うん!!

前を歩いていた 3人が突然振り向いて 話を振ってきて

莉犬は焦って答えた

こくん

莉犬くんに関しては
ピアスも空いてるからね

ジくん

意外と不真面目よな笑
課題とかばっくれて出さんし笑

りくん

別に全然真面目
じゃないよ??

こくん

いや、開き直んなよ笑

莉犬は何を 言おうとしたのか 気になったが

りいぬから話して くれるまで待つ方が

りいぬの為だと思い 僕から深掘りはしなかった

るくん

あ、時間結構
ギリギリですよ!?

さくん

やっべぇ、走るぞ!!

ジくん

え、ちょっと待ってや!!

こくん

朝から走るの〜!?

りくん

無理〜!!

楽しければ それでいい

いまはこのままで

みんなと笑っていたい

悲しいことなど 知らない方がいい

こくん

るぅとくんも行くよ!!

るくん

うん!!

胸に抱えた不安は 気付かぬふりをして

僕はみんなを追いかけた

この作品はいかがでしたか?

959

コメント

7

ユーザー

これって続きありますか? あとぷ。さんの話面白くていつも楽しく読まして頂いています! 今回のも最高に面白かったです! これからもぷ。さんのお話楽しみにしていますー!

ユーザー

たまに出してくれるのが楽しみだから全然大丈夫です💞 多分そろそろ小説出せると思ってきてるので小説売って欲しいです🥺(

ユーザー

表現の仕方が凄い上手だからぐっと心に刺さる… 僕らはいつでも待ってるのでゆっくりで大丈夫ですっ!

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